朝活読書愛好家 シモマッキ―の読書感想文的なブログ~Dialogue~ -171ページ目

朝活読書愛好家 シモマッキ―の読書感想文的なブログ~Dialogue~

読書とは――著者や主人公、偉人、歴史、そして自分自身との、非日常の中で交わす対話。
出会えた著者を応援し、
本の楽しさ・面白さ・大切さを伝えていきたい。
一冊とのご縁が、人生を照らす光になる。
そんな奇跡を信じて、ページをめくり続けています。



テレビ業界のことってぼくはよくわからない。



魑魅魍魎が蠢いているとか!?




「生激撮!その瞬間を見逃すな」は、警察のガサ入れを生放送するという過激な内容が受け、毎回高視聴率を叩き出す大人気看板番組だ。



生放送ならではのハプニング満載がスリリング。



これってあったら面白いけれども、ありえるようでなさそうな番組だな。




その番組のプロデューサー五味剛がこの本の主人公。





「紫陽花にカタツムリ」を置くぐらいのやっていいヤラセと、けっしてやってはいけないヤラセがあることを、彼は彼の自身の中でしっかりと線引きがなされています。



やらされ感のない内容が続く後半の読むスピードがけっこう上がりました。




著者さんは、フジテレビ『料理の鉄人』等を手がけた超演出家。




テレビ業界の裏事情とやらをじっくりと楽しめますよ。







◎1962年東京都生まれ。立教大学法学部卒業後、テレビ業界へ。その後、フリーの演出家として独立。数々のテレビ番組の演出を手がけ、多くの受賞歴を持つ。現在はテレビ番組制作会社(株)ホームラン製作所を経営し、テレビ番組や食に関するイベント等を演出している。2014年、『麒麟の舌を持つ男』(幻冬舎)で小説家デビュー







◎20P

「結局さ、平和に暮らす市民がちょっと見下しながら、気味の悪いものを覗き見する。それくらいでテレビはちょうどいいんだよ」







◎101P

「私を、番組のレポーターの一人に使ってください」

入社して一か月ほどの新人アナウンサーを現場で使うことなど、前例がなかった。凛の話には説得力があったが、簡単に了解するわけにもいかない。

五味は躊躇したが、最後には凛の申し出を引き受けた。

その一番の理由は凛の目だった。

力強い目だった。この意志の強い目でカメラに語り掛けたら、どんなに凄いレポートになるだろう。恐らくそれは、しゃべりの技術不足を補ってあまりあるものになると思えた。テレビ屋の魂が、凛の魅力に吸い寄せられている感じがした。

凛は「取り引き」という言葉を使ったが、最後に結論まで導いたのは五味の直観だけだった。

いつ凛をデビューさせるかは決まっていない。しばらくは教育係としてディレクターの上杉を宛がい、タイミングを見て現場に出そうと思った。





◎263P

敵は必ず、身近なところにいる。生まれて初めて胸に刻まれた教訓だった。









今度こんな読書法をやってみたいな。




ビブリオトーク!-ぼくは、今までこういう読書会を望んでいたのです。




「本を紹介するときには、作品や作家に対して敬意を払うこと」が一番大事だと。




一人または数人で本を紹介する技法。





このビブリオトークは、読み聞かせやブックトーク、ビブリオバトルなどと進化が予想される読み方!





紹介者ではなくて、紹介された本の中から本を選ぶやり方。





あくまでも本が主役というところにぼくはとても共感するのです。








 <目次>

はじめに

第一章 人生には刺激が大事!

第二章 ビブリオトークの意義について

第三章 ビブリオトークのさらなる進化や発展に向けて

第四章 グループによるビブリオトーク実践Ⅰ

第五章 グループによるビブリオトーク実践Ⅱ

第六章 ビブリオトークを実践した感想と今後の課題

第七章 ビブリオトークで読書の世界を読み深めよう(小学校での実践)

おわりに






◎1950年兵庫県生まれ。兵庫教育大学大学院修士課程修了。神戸親和女子大学文学部総合文化学科教授。著書に「感性を磨く「読み聞かせ」」「心の扉をひらく本との出会い」など






◎11P ビブリオトークとは


 一人または数人で本を紹介する技法


 本を紹介するときには、作品や作家に対して敬意を払うこと


 発表時間は3分から5分程度で実施する(小学生は3分または4分でもよい)


 本を紹介した後、読んでみたい(買いたい)本の人数を調査(挙手または記述で調べる)


 本を紹介した後で、紹介者の本を読んでみたいものが集まり、質問の時間をとってもよい。あくまで紹介した本と読者をどのようにつなぐかということがもっとも大切なことです。最後まで聞き手の読みたいという気持ちをフォローすべきだと思います。








◎13P

紹介した後の票数の多い・少ないがその本の値打ちを決めるものではなく、紹介者がどれだけ聞き手に読みたいと思わせることができるかがポイントとなってきます。

たとえ読みたいという聞き手が一人であっても、それは立派なことだと思います。この部分がビブリオバトルでチャンプ本を決めることにあまり価値を感じていないところです。







この文章には、後ろめたいようで、悲しそうで、寂しそうな雰囲気がずっと漂っています。




「この坂でころぶと、三年以内に死にます」




表紙は京都市にある三年坂-産寧坂を映しているのだろう!



この情景が静かにやわらかく目に浮かびます。




清水寺の周辺は、かつて何度も行ったことがあります。





修学旅行などの観光客であふれるにぎやかさがあるの反面、なにか惹きつけられるようなもの悲しさを内包しています。







 <目次>

序章 鳥辺野

第一章 野辺送り

第二章 真葛ヶ原

第三章 産寧坂

第四章 産女

終章 誕生





◎兵庫県生まれ 現在京都市在住。京都女子大学文学部中退後、映画会社、旅行会社、アダルトビデオ情報誌での執筆など様々な職を経て、2010年、第一回団鬼六賞大賞を「花祀り」にて受賞。

著書に「花祀り」「寂花の雫」「女の庭」「おんなの日本史修学旅行」「萌えいづる」「女坂」「恋地獄」「偽りの森」などがある。










21P

人間という命の短い生き物を圧倒し、支配するかのように歴史が君臨している。








51P

「仕事はどんどんつらくなるよ。だから、ちゃんと家庭を持ったほうがいいよ。私が言うのもなんだけど」

「どういう意味ですか」

「逃げ場であり、生きがいであり、支えであり、責任であり-男の人は仕事より重い荷物を持つことは必要よ。そうじゃないと病んでしまう。特に、教師なんて人を扱う面倒な仕事はね-子どもなんて、バケモノよ。しかも女の子なんて、男に対処できないバケモノ-やつらはまだわけがわかっていない。わかっていないから、無茶もする。話も通じない。これから先、そんなバケモノを相手にし続けるなら、感情的に接しないほうがいいし、ちゃんともうひとつ、自分の居場所を持ってないと、やっていけない」




200P

「また、会ってくれますか」

「もちろんよ。あなたのような、恵まれているくせに満たされなくていつも寂しい寂しいって母親に捨てられた子どものように泣きそうな心を持ってて、ただ生きてるだけで人を傷つける男の人が、どういう一生を送るか興味あるもの。苦しんで生きてね。ああ、楽しみ」







230P

産むことは女にとっては最大の武器であり、喜びなのです。

女しかできないことなのですから、出産は。

でも、だからこそ女は強いのです。子どもを産める性だから強いのです。











ぼくは、井沢さんが教えてくれる歴史の事実を聞いてなるほどなと思いますよ。



というのは、彼は、断片だけで起きる出来事として歴史を判断しているのではないから。






「こんな先生がいたらよかった!」


「こんな先生に歴史を教わりたい!」


「こんなひとと歴史談義を交わしたい!」





2-3P

「ではなぜ私が気がついたかといえば、常に世界史を視野に置き、外国と比較しているからである。また日本史の他の時代とも比較している。

専門家は自分の専門の時代しか知らないが、私は古代史から現代史まですべての日本史を視野に置いている。だからこそ専門学者には見えないものが見える。」






戦国時代には、たくさんの英傑が出現しました。


だからこそ学んでいても面白い時代だ。





井沢さんのように歴史を鳥の目を持って全体を眺める考えに共感します。



特定の時代を専門にするよりも、物事を客観的に見ることができる目を持つために、全ての歴史を視野に置いて判断をしてほしいと。その人の意見のほうがしっくりときて理解する方策となります。






歴史は、ひと時の点だけで起きているのではなく、線と線となってつながっているものなのです。



その出来事が起るための原因があって理由があるからこそ、その結果が確かに生まれてくるのです。










 <目次>

「知ってるつもりの歴史」まえがきに代えて

第1章 なぜ、乱世は始まったのか―きっかけは信長の先駆者・足利義教の暗殺

第2章 戦国大名たちへの誤解と真実―今の常識と昔の常識で歴史を見る

第3章 武田信玄の天下取りの限界―あと十年生きていれば、どうなっていたか

第4章 なぜ、上杉謙信は「正義」を貫いたのか―毘沙門天への信仰と関東管領としての誇り

第5章 信長の大いなる野望―なぜ、他の戦国武将は信長に勝てなかったのか

第6章 信長は今なお誤解されている―宗教に対する無知が歴史を見えなくさせる

第7章 「本能寺の変」の謎―黒幕はいたのか、明智光秀の単独犯行か




◎1954年愛知県生まれ。早稲田大学法学部卒業。TBS報道局の記者時代に「猿丸幻視行」で江戸川乱歩賞受賞。退社後、執筆活動に専念。その他の著書に「戦国軍師列伝」「穢れと茶碗」など。




58P

(応仁の乱など)なぜ将軍位をめぐる争いが全国的争いに拡大してしまったのか。それは、どの大名家も相続争いを抱えていたからです。




101P

信長以前の戦国大名は、全員「身分の差」の前に膝を突き、天下人になることは愚か、身分の壁を乗り越える可能性すら考えなかったのです。




102P

今川義元も「天下」などまるで考えていませんでした。桶狭間の戦いも、信長以前の大名が積極的に行っていた、自国の領土拡大のための戦いだったのです。




174P

謙信の「単騎乗り込み」は、謙信の人柄や信仰、謙信の冷静な状況判断から私は事実だった可能性は高いと思っています。




242P

最大の理由は、日本の歴史学者に宗教に対する興味と知識がないからです。

歴史学者でもない、いわば門外漢の私が歴史について書き始めたのも、もとを質せば、歴史のプロである歴史学者が日本史に対する宗教の影響を無視していることに憤慨したからです。





249P

比叡山や本願寺といった武装宗教団体に武装解除を求めたということは決して信長だけの思想ではなく、寺が武装して、互いに武力行使をしあっていることは、僧侶として、宗教団体として、あるまじき破戒行為だったということが、すでに武家社会の常識だったということです。





282P

信長は安土城を戦争拠点としての「城」として建てたのではなく、「信長教の神殿」として建てたのではないかと思っています。

信長は、天皇家が築いた「平安京」に対抗する形で、琵琶湖の対岸に、「平安楽土」(「安土」)を築いて見せたのでしょう。





315P

なぜ「信長の光秀いじめ話」がまことしなやかに語られてきたのかというと、光秀が反乱を起こす理由がよくわからないからなのです。

光秀を決断に追い込んだのは、四国長宗我部問題であり、家老の斎藤利三がこの問題に深く関わっていたというのが真実に最も近いのではないかと思っています。












































脳天に直撃弾を受けたようです。




「乱雑が向いている人」には、朗報。



でも、


ぼくは「整理整頓が向いている人」。





今まで「仕事の効率が悪いとか、しづらいから、遅くなるから、だめ×」というような否定的な面の発想でしか出てきませんでした。





この本は「机が片付いてない人は勉強も仕事もできない」という固定概念をうまく崩してくれました。





理由がわかったから「これもありかなっ!」と。





「片付けない技術(の力や才能)を活用すると、仕事や勉強の効率が向上して、ひいては人生全体にプラスとなる」のです。






いずれにしても、片付けるかそうでないかは、自分に合った方法を選べばよいのですね。






「岩波メソッド・ゴースト暗算」を開発された方が書かれた方の本。


計算式を丸覚えするのではなく、暗算する方式を用います。

このメソッドを使えば最大99×99まで簡単に答えを導き出せるようになるそうです。







222P「おわりに」から

「片付けない技術」、いかがでしたか?

この本を通して私が伝えたかったことは、「片付けられない」ということを悩んでいる人は多いけれど、それはダメ人間の象徴などではなく、むしろひとつの才能なんだ、というメッセージです。

片付けられないなら、むしろもっと乱雑にしてしまえばいい。一番大事なのは、その人が最も力を発揮できる環境をつくることです。








 <目次>

はじめに

第1章 片付けられない=ダメ人間、ではない

第2章 「片付けない技術」って何?

第3章 仕事や勉強ができる人のデスクや部屋、実は乱雑な人が多い!

第4章 自身の受験勉強体験記―乱雑な机で東大理3に合格!

第5章 家庭教師体験&現在の仕事状況より―カオスな机からアイデアが湧き出る!

第6章 実践!「片付けない技術」の5大原則

おわりに 





◎1987年、神奈川県横浜市生まれ。大学入試センター試験で900点満点中881点を獲得し、受験の最難関・東京大学理科三類に現役合格。東大医学部の学生時代に、脳を活性化させる研究に興味を持ち、画期的な暗算法「ゴースト暗算」を発明する。ベンチャー企業を立ち上げ、現在も新コンテンツを開発中





160P「乱雑机のベース」をつくろう

原則1 モノが増えてきたら、片付けるのではなく(自分の置きたい場所に)移動させる

原則2 モノをどんどん増やす(自分が好きな色をしたモノ、自分がかねて欲しいと思っていた本、好きな小物、好きな言葉を書いた紙、その他、部屋を見渡して「これが好きだな」と思うモノすべて)

原則3 無関係(異質)なもの同士を近づける(新しいアイデアを考えるためのより豊かな場ができる)

原則4 作業空間に、スパイスとなる「異物」を置く(自分だったらこんなモノ絶対買わないなというようなモノ。新しいスパイスとなる)

原則5 不用意にモノの配置を変えない(最適な乱雑さの配置を崩さないように維持する)















215P「これは、村上春樹の小説が何となく気にかかっている人たちのために書かれた本です。」





村上春樹さんは、早朝4時ごろから執筆を行い終えると運動するという朝活作家であり、国民的に大人気の日本で最も売れる純文学作家であり、またノーベル文学賞に一番近い日本人作家。





ぼくは、今まで数冊しか読んだことがないから。



村上春樹さんを称賛することができても、軽々しく批評をすることはできないな。



興味奥深くてとても魅了的な作家さんだということをぼくは知っています。





「ノルウェイの森」-大切な人を失った悲しみをどのように受け止めればいいのか。ワタナベトオルは、直子と緑という対照的な女性から生と死の意味を考える。(夏目漱石の「こころ」に値する小説を現代によみがえらせた!)




「1Q84」-暴力によって受けた深い心の傷、それを癒してくれるのは愛。父との葛藤を乗り越えるために必要なのは自分自身で納得すること。




「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」-いじめによる傷は長く人生に残る、いじめの原因は常にそれを「した側」にある。人はどうすれば過去のトラウマを乗り越えることができるのか。




「女のいない男たち」-自分の心の奥にあるネガティブな感情、それを直視しなければ、新たな希望は見えてこない。






翻訳やエッセイも含めて彼のほぼすべての全作品を取り上げています。




村上作品を読み解くためのポイントや物語の重要なキーワードを取り上げるなど、どのように読めばよいのか、図解を取り入れより深く楽しめる読み方を提案しています。




また、彼の生い立ちや日常生活、趣味、影響を受けた小説家などもふんだんに取り上げています。






これらを参照することができれば、村上春樹さんのことをすこしずつわかってくるようになれますね。






難解な村上ワールドを紐解くためのヒントが得られる良本だと思いますよ









 <目次>

はじめに

第1章 村上春樹早わかり

第2章 中編・長編がわかる

第3章 短編がわかる

第4章 村上文学の源流がわかる

第5章 翻訳作品がわかる

第6章 エッセイなどの作品がわかる

コラム

村上春樹作品年表

解説




監修:神山睦美

1947年生まれ、東京大学教養学部卒。文芸評論家、東進ハイスクール客員講師。2011年『小林秀雄の昭和』(思潮社)で第2回鮎川信夫賞を受賞



14P「デタッチメント(関わりのなさ)からコミットメント(関わり)への転換」





16P「短編小説、中編小説は長編小説を書くための練習場」






162P「人間関係の基本は三角関係、第三者が必ず存在するという共通の視点」



176P「翻訳は仕事ではなく最高の趣味であり文章修業の場である」




2P

村上春樹の作品は、中長編、短編集だけで計25タイトル。それに加えて、海外小説の翻訳、エッセイなどを含めると膨大な数に上る。「興味があるけれど、何から読み始めていいのかわからない」という人も多いだろう。


また、読んだことはあっても、「どこが面白いのかわからなかった」という感想を持つ人も多いかもしれない。作品中にメタファー(暗喩)が多用されていたり、物語が現実世界と深層意識の世界の二重構造で展開していたり、それらは大きな魅力であると同時に、作品をわかりにくくもさせている。










220P

つまり、小説いうのが、現実と違うのは、自分にとって最も気にかかることを、最後まで抱え続ける人間が登場するということなのです。そのことのために、この世界から追放され、死や破滅を余儀なくされたとしても、そうすることを宿命づけられた存在が私たちの前に現れるということなのだといってもいいでしょう。














信州の美しい風景描写が素敵!




「0」のあとの一止とハルのその後の物語を知っているからこそ、彼らの過去のエピソードを知ることで、ほのぼのとした優しい気持ちになれます。





心に響く言葉の数々に温かい気持ちになれるシリーズです。





彼らのような


思いやりの心を持った


真摯で


まっすぐで



優しい人になりたい!







 <目次>

有明 5

彼岸過ぎまで 61

神様のカルテ 110

冬山記 173





◎1978年大阪府生まれ。信州大学医学部卒。長野県の病院にて地域医療に従事。2009年『神様のカルテ』で第十回小学館文庫小説賞を受賞しデビュー。同作は2010年本屋大賞第二位となり映画化もされ、150万部を超えるベストセラーとなる。






◎110P

「信州の夏の夕焼けはひときわ美しい。

暮れゆく太陽が、北アルプスの無骨な稜線にさしかかるころ、空は目もくらむほどの朱に染まる。西を染め抜いた朱の色は、茜色から橙色へと光を落とし、青、藍と移り変わって濃紺の東の空へと連続する。東を切り取る美ヶ原の稜線には、すでに夜の気配が濃い。

日常を彩る束の間の非日常は、光と色の饗宴である。」





◎160P
“ヒトは、一生のうちで一個の人生しか生きられない。しかし本は、また別の人生があることを我々に教えてくれる。たくさんの小説を読めばたくさんの人生を体験できる。そうするとたくさんの人の気持ちもわかるようになる”




◎204P

榛名は苦笑を微笑にかえて、

「生きていればときには、山に逃げ込むことだってあります。でも山が好きなら、ここを悲しい場所にしないでください。山は、帰るために登るんですから」











階段を登っている女性の表情から、必死さがけっこう伝わってきますね。




ここに出てくるのは、結婚がなかなかできない男女を同時にその気になるように変えていく結婚相談所の関係者たちです。





人の気持ちを変えるのは難しいけれど、直球と手練手管のような変化球を混ぜながら意識を変えていけばいいのかな。





既婚でも未婚者でも結婚を考える全ての人たちに、現代の結婚事情をとある結婚相談所を通じてちょっと垣間見ることができる物語です。





 <目次>

幸せは落とし穴 5

何様のおつもり? 41

結婚したきゃ、頭をお下げ 85

プライドは捨てるに限る 123

結婚不可人種のあなたたち 165

我慢できない人間を、誰が我慢する? 199

幸せなんか要りません 239




◎広島県生まれ。1999年「素晴らしい一日」でオール讀物新人賞を受賞。他の著書に「神様のすること」「しょうがない人」など。





226P

いわく、ヒトとして生きていくうえでの必要条件として、男は目的に向かって一直線に考え行動する垂直思考、女は横の関係を重視し、サバイバルのために他者の感情を読み取ろうとする水平思考を生まれつき備えている、とかなんとか。

だから、行動や会話に対し、意味を求めるのが男で、共感を求めるのが女。この違いがあってこそ、カップルとなったときに互いを補完できる。なのに、原始の共同生活から遠く隔たった現代、男は意味のない女の行動や思考パターンに苛立ち、女は自分の行動や話にまったく共感を示さない男に腹を立て、こんなことでは一緒にやっていけないと決めつける傾向がある。

価値観が同じ。食べ物の好みが同じ。笑いのツボが同じ。それを相性のよさと勘違いし、結婚相手の条件にあげる人間は、自分に満足し、「自分を変えたい」と一度も思ったことのない自己満足の塊であると反省すべきである。


270P

「幸せって、そんなにいいものかしら。人生って、苦しいことの連続よ。幸せじゃないのが普通なのよ。それなのに幸せを求めるから、不幸になる。不幸にならない唯一の方法は、幸せを願わないことよ」



きっかけは一冊の本。かつて読んだ忘れられない小説の感想を検索してから。



「それでも好きと伝えたかった-」



「図書館内乱」の作中作品ですが、これを読まなくても訴えかけてくる内容からこれだけで読む値がしますし、これで一冊の独立した小説となっています。



傷つき、傷つけあいながらも相手を思いやり一緒に前に進もうとしているところが好きだな。




お互いをなんとか理解しようとしている「伸」と「ひとみ」の二人を見ていると、なにか昔のことを思い出して、なんともいじらしい気持ちがします。




「明日の子供たち」幻冬舎(2014/08)-様々な事情で親と一緒に住めない子供たちが一つ屋根の下に暮らしている児童養護施設を取り上げたお話がありました。



ぼくは恋愛という部分だけでないところにも注目しています。


日の当たる場所ではなく、当たらない部分にあえて光を当てているところ。



有川さんの懐の深さと温かさを感じています。


健聴者も聴覚の障害者も普通に暮らせて、普通に恋愛ができるような世の中がいい!





 <目次>

1 直接会うのが駄目だったら、せめて電話だけでもどうかな。 9

2 「……重量オーバーだったんですね」 55

3 傷つけた埋め合わせに自信持たせてやろうなんて本当に親切で優しくてありがとう 95

4 「ごめんな、君が泣いてくれて気持ちええわ」 143

5 歓喜の国 185

あとがき 222

解説・山本弘 230





◎高知県生まれ。第10回電撃小説大賞『塩の街 wish on my precious』で2004年デビュー。『植物図鑑』『キケン』『県庁おもてなし課』『旅猫リポート』で、4年連続ブクログ大賞を受賞






◎24P

「人生はままならない」

伸さんのこの意見に何だかすごく納得してしまいました。あのとき私が感じた閉塞感も、人生が思い通りにならないことを知った失望だったのかも、と思いました。

でも、今まで自分では気づかなかった視点なのですごく新鮮です。同じ本を読んで、同じように衝撃を受けて、気づくものは人それぞれ違うんですね。




◎79P

鼻先でこらえていた涙がこぼれ落ちた、その瞬間に一粒だけ残してひとみはパッと踵を返して逃げ出した。






◎184P

どうしてひとみの言葉がこれほど好きなのか分かった。

彼女は-彼女たちは、耳が不自由な分だけ、言葉をとても大事にしているのだ。第一言語として自分たちに遺された言葉を。その言葉を大事に使って、真摯に理屈を組み立てる。

だから伸行はひとみの言葉に魅かれるのだ。あれほど真摯に使われる言葉はまたとないからだ。自分と似ていて少し違う心地よさ-それは、ひとみが言葉の限りある愛おしさを知っているからだ。

その言葉で大切な思い出の本を語られたら、惹かれない奴はいないだろう。

その声さえ聞かせてくれたら、もう俺は君に振り向いて欲しいなんて考えません。

君と付き合えないとしても、思い出の本について語れたあの始まりからの日々には意味があるので、

俺はそれで充分です。


◎238P

実際、ぼくはこの「レインツリーの国」を読んで、難聴者への理解を深めました。日常生活でそんな苦労があるのかと、勉強になりました。

もちろん、そうした要素を抜きにしても、「レインツリーの国」は純粋に物語として感動的です。それが大切です。いい小説は多くの人に読まれます。小説を通して読者が理解を深めれば、ほんの少しではあっても、この世界を良くするのに役立つはずです。

ひとみや毬江のような女性が小説やアニメのヒロインになれないような世界-彼女たちのことをおおっぴらに語れないような世界は、絶対におかしいのです。



表紙がかわいいですね。


この本を読んでいると元気がでますよ



たとえば「毎日書くこと」


夢や目標など大切なことを毎日書くことで、たしかに自分の頭の中が整理され、書いた言葉に自分が納得して前向きな行動に移すことができますね。




 

 

26P「100年日記」だからできること

「100年日記」は、

1 目標を達成する

2 夢を叶える

3 「なりたい自分」になる

そのためのツールです。


 

 

比較的短い期間で実現できる夢や目標はもちろんですが、人生をかけてチャレンジしたい大きな夢や目標を実現していくこともできます。

過去・現在・未来という人生を俯瞰しながら「今日」に集中できるツールだからです。


 





なりたい自分になり、夢を叶えて、目標を達成するためのやり方がわかりやすく書かれてあります。



なりたい人には、このツールを使ってそうなっていただきたいですね。






 <目次>

はじめに 人生が好転する1日1分のポジティブ習慣



1 「今日」に集中し「未来」をつくるツール―これが100年日記だ!(こんなに“大切な学び”をなぜ忘れてしまうのだろう?、あなたのその経験を未来に活かせる!―連用日記の最大のメリット ほか)


2 「大きな願い」から「小さな望み」まで―あなたの夢をみつける方法(あなたにも「人生の北極星」が必要なワケ、“目の前のことをこなすだけ”だったわたし ほか)


3 実現スピードどんどんアップ!―つぎつぎ夢を叶える方法(「今日の最も重要なこと」をバージョンアップさせよう、2つの質問で、夢実現スピードがどんどん加速! ほか)


4 書くだけで理想の自分を手に入れる―ワクワクした毎日に変わる方法(「感謝」を書いて毎日がいい気分、「嬉しいこと」「幸せなこと」で幸せ感度があがる ほか)


おわりに 朝、目覚めた瞬間からハッピーになる!





◎東京在住、富山県出身、しし座、

ウェブサイト制作会社 代表取締役社長

心理カウンセラー、生活習慣病予防アドバイザー

大学卒業後、コンピュータ・ソフトウェア会社にてSEとして約8年勤務の後起業。


これから叶えたい夢の主なものは、「スパルタスロンを完走すること」「サハラマラソンを女性最高齢で完走すること」「100歳で100kmマラソンを完走すること」


http://meigen.ko2ko2.net/








49P

100年日記に書いておきたいのは次のようなことです。


・「今日の最も重要なこと」を決める

・感謝していること

・幸せだと感じたこと、嬉しかったこと

・今日の自分のほめポイント

「今日の最も重要なこと」の結果







172P

100年日記を書けば書くほど、人生が良くなるスピードは加速していきます。次の5つのことを習慣にして毎日が充実し、心穏やかに、夢を実現するプロセスを楽しんでくださいね。


1 毎朝、夢に近づくためにその日に出来る最も重要なことは何かを考える

2 そして、最も重要なことを実行する

3 結果を記録し、夢を実現するための煉瓦を1つずつ積み上げていく

4 気持ちが弱くなったら日記を振り返って自信を取り戻す

5 やりたいことができていることを楽しむ