朝活読書愛好家 シモマッキ―の読書感想文的なブログ~Dialogue~ -170ページ目

朝活読書愛好家 シモマッキ―の読書感想文的なブログ~Dialogue~

読書とは――著者や主人公、偉人、歴史、そして自分自身との、非日常の中で交わす対話。
出会えた著者を応援し、
本の楽しさ・面白さ・大切さを伝えていきたい。
一冊とのご縁が、人生を照らす光になる。
そんな奇跡を信じて、ページをめくり続けています。




ぼくは、5つの心得のなかでも「待ち人の心得」が一番読み応えありました。


知り合ったのも偶然であって、彼女のことをあまり知らないことに後から気づいた土屋氏。


日向キラリが彼のもとから失踪し七年がたっても、彼は彼女が帰ってくるのを待ち続けているのです。


土屋氏が使者を通じて本人に会えたところからだんだんと、こころが激しく動かされました。

ぼくは、そのいじらしい気持ちを想い涙腺が弛みっぱなしでした。







218P

ひどく月並みな言い方なのだろうけど、と前置きして、私は答えた。

「会って、本当によかった。これで、後悔しなくて済む」

「そうですか」と答えた少年は、無愛想だが、私を見て、最後に微かに笑った。

「それは、よかったです」

「本当に、どうもありがとう」

しつこいとは思ったがもう一度礼を言う。少年がゆるやかに首を振った。





死んだ者と生きている者を繋ぐことができる使者(ツナグ)について思うこと。


生きている者が一度だけ死んでいる者と会う事ができます。


死んでいる者は自分から会う人を選べないけれども、死んでいる者に会いたいと願う生きている者を一度だけ選ぶ事ができます。


もし本当に使者がいるなら、生きているうちに誰に会うことを願うだろうか。


もし本当に使者がいるなら、 死んだのちに誰と会いたいだろうか。



ぼくだったら、ほんとうに誰に会いたいのだろうかと。





この使者の存在は、実際にはあり得ないことだろう。


しかし、自分のこれまでの人生と重ね合わせながら、生きること、人とのかかわりなどについて、なにか考えることに大きな意味があると思うのです。





悔いのない人生を歩んでいきたい。



そのためにはどうしていけばよいのか。



やりたいことやしたいことの中にその答えのヒントがあると気づいているのです。







 <目次>

アイドルの心得

長男の心得 59

親友の心得 107

待ち人の心得 165

使者の心得 223






◎1980年生まれ。千葉大学教育学部卒業。2004年「冷たい校舎の時は止まる」でメフィスト賞を受賞しデビュー。ほかの著書に「凍りのくじら」「ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。」など。







◎303P

甘えるな、という声の半分は、自分に向けたようなものだった。

「会ってください。お願いします」

それが、生者のためのものでしかなくとも、残された者には他人の死を背負う義務もまたある。失われた人間のために生かすことになっても、日常は流れるのだから仕方ない。

残されて生きる者は、どうしようもないほどにわがままで、またそうなるしかない。それがたとえ、悲しくても、図太くても。





「藤田令伊」さんは、美術館をこよなく愛しています。


今まで世界22の国と地域を訪れています。例えば、ルーヴル美術館やロンドン・ナショナルギャラリーなど世界の主要な美術館には、すでに行かれているということです。




ぼくは、藤田さんほどではありませんが、昔から美術館を見学するのが好きです。



たくさんの人たちに見つめられ、人々の想いを重ねてきたすばらしい作品には魂が籠っています。

現代までに引き継がれている貴重な作品とここまでに至る歴史を思い重ねながらこころがありがたくなるのです。




しかしながら、美術品を鑑賞するときの心構えや態度などに気遣う機会が今まではありませんでした。

ただの我流だったのです。今回よいチャンスに恵まれたと思って感謝しています。








美術品の鑑賞と読書とでは、血肉化するために同じような真理があることを知って驚きました。重要な要素には、普遍的なものがあるんですね。



美術館の鑑賞時だけでなく読書会の時にも活用できます。



例えば、「どんな作品も無節操に楽しむ」「鑑賞したものを反芻し、体験を血肉化する」「いろんな人と意見を交換し、自分の新しい眼を啓く」など。







この本でいうところのこういうことを知ってから、美術館に行くことができればけっこう面白いな。





本の題名のとおり、芸術の知識がなくても美術館を楽しめる方法がわかりやすく書かれています。




おすすめの美術館の中には、富山市にある「水墨美術館」もあります。






 <目次>

プロローグ 用事がなくても美術館に訪れる時代がきた

第1章 美術館という箱を存分に楽しむ(美術館のカフェに座れば「人生の景色」が見えてくる、金曜日の夜に訪れると、素の自分を取り戻せる ほか)

第2章 美術館へ行く前に大きな誤解を解く(美術が「わからない人」など存在しない、料理にたとえると解ける美術の誤解 ほか)

第3章 美術館を楽しく軽快に歩く(美術館のパンフレットを有効活用する5つのコツ、美術館を早足で歩くと、好きな作品が見つかる ほか)

第4章 アート作品の見方を劇的に変える(第一印象を信頼しつつ、その限界も知る、一つの作品に3分間かければ見えるものが変わる ほか)

第5章 深く鑑賞する力を手に入れる(シャーロック・ホームズのように作品の細部に目を向ける、作品を「読む」という見方をする ほか)

おすすめの美術館100





◎1962年奈良県生まれ。アートライター。大正大学文学部非常勤講師。アート情報サイト『ARTRAY』主宰。著書に「アート鑑賞、超入門!」「現代アート、超入門!」など。








◎62P「美術がわからない人など存在しない」

もっぱら楽しむために美術を見るのです。「美術がわかる」というのは、あなたが「自分なりの価値観で美術を見て楽しむ」ことなのだとわかります。美術を楽しむために深い知識や鑑定眼は必要ない。必要なのは、「自分の眼」で見て自分なりの価値観で作品を楽しむこと。







◎122P「どんな作品も無節操に楽しむ」美術鑑賞は雑食でいい。食わず嫌いはダメ。

食わず嫌いはその人の世界を狭めます。そもそも美術鑑賞とは多様な美に触れることで、多様な世界を知るのが効用であり魅力だったはずです。

「あれが好きだから、これは嫌い」と決めつけない。美術鑑賞は「無節操」に何でも楽しんだほうが多様な世界を知ることができる。








◎138P「五感をフルに回転して、作品と向き合う」 聴覚や触覚も使い、豊かな鑑賞体験を得る。視覚だけでなく、音、肌触り、味、匂いなど、五感をフルに活用して作品を見るようにすると、より豊かな鑑賞体験が得られる。









◎142P「鑑賞したものを反芻し、体験を血肉化する」見たものの印象を心に留め、蓄積する。あとから思い出して味わい直すようにしてみましょう。

美術鑑賞は「見て終わり」にせず、鑑賞日記をつけたり、誰かと語り合うなど、見たことを反芻して、自分のなかに定着させると価値が増す。









◎153P「作品を『読む』という見方をする」見るだけでは得られないものを発見する。読む見方をしてみると、見るだけのときよりもさまざまなことがわかってきます。また、見ただけではわからなかったことがわかるのは楽しいことでもあるでしょう。読む見方をすると、作品についていろいろなことがわかってくる。見るだけでは捉えられない見出せる楽しみ方がある。







◎「いろんな人と意見を交換し、自分の新しい眼を啓く」ほかの人と感想を交換する。美術を見る眼を広げてくれて面白い。自分とはまったく違う見方や感じ方をしている場合があります。一人で見ている時には気づかなかったこと、感じられなかったことがもたらされるはずです。




全体を通して感じることは、あまりにも切なくなるような気持ち。

また、座ったひざのうえに重石がずっと置かれているような感覚。

さらに、背中にか細い針のようなものでつつかれているようで、立ち止まらずずっと前を歩かされているような感じ。

決して後ろを向いてはいけない!ぞっとするような香りが立ち込めています。

いつか終わりがくるという悲しい逃避行。

本当のところは、主人公の希和子自身になってみないとわからないだろう。

一生大きな十字架を背負うことになる希和子が、あたたかくてやわらかい薫ちゃんを初めて抱きしめたとき、彼女はどういう気持ちだったのだろうか。

希和子はけっして安心することはできなかった。

どこもかしこも、こころをずっと落ち着かす場所ではなかったから。

終焉に向けて、薫と希和子がフェリー乗り場でニアミスをさせるところがとてもいじらしい。

涙あふれ出てくるこんなシーンを画像で見せるのが監督としての醍醐味であろうか。

相手を相互に認識させるような出来事は何も起りません。

しかしながら読者としては、ここでなにか事件が起きてほしかった。

この安っぽくない終わり方に、読後の深い余韻が残ります。

 <目次>

八日目の蝉 5

解説 池澤夏樹

◎1967年神奈川県生まれ。早稲田大学第一文学部文芸科卒業。90年「幸福な遊戯」で第九回海燕新人文学賞を受賞しデビュー。96年『まどろむ夜のUFO』で第一八回野間文芸新人賞、98年『ぼくはきみのおにいさん』で第一三回坪田譲治文学賞、2003年『空中庭園』で第二回婦人公論文芸賞、05年『対岸の彼女』で第一三二回直木賞、07年『八日目の蝉』で第二回中央公論文芸賞を受賞

◎343P

「前に、死ねなかった蝉の話をしたの、あんた覚えてる?七日で死ぬよりも、八日目に生き残った蝉のほうがかなしいって、あんたは言ったよね。私もずっとそう思ってたけど」千草は静かに言葉をつなぐ。「それは違うかもね。八日目の蝉は、ほかの蝉には見られなかったものを見られるんだから。見たくないって思うかもしれないけど、でも、ぎゅっと目を閉じてなくちゃいけないほどひどいものばかりでもないと、私は思うよ」



◎159Pタクシー運転手、初老の男性。349P年老いた運転手 

「そうじゃ。岡山も見てまわったん?おえんよ、ちゃんと見て行かんと。倉敷歩いて、後楽園見て。バラ寿司おいしいよーゆうて東京の人に教えてあげにゃ」





◎367-368P

フェリーには乗らないのかと思っていた妊婦の女の子が、腹をかばうようにゆっくりと立ち上がる。

逆光のなかで女の子の顔はよく見えず、背後の陽射しが彼女お輪郭を光で縁取っている。その様子に瞬間希和子は見とれる。何かとても神々しいものを見たような気になる。

先を歩いていた姉らしい人に呼ばれ、若い妊婦はフェリーへと歩いていく。

薫。心のなかで希和子は呼びかける。二十歳前後の女の子を見かけると、自然と呼びかけてしまうのだ。

薫。待って、薫。

日陰から日向へと足を踏み出した妊婦の女の子が、何かに呼ばれたようにこちらをふりかえる。何かをさがすように目を泳がせ、そして前を向き歩いていく。光が彼女を包みこむ。

薫。彼女の姿を目で追いながら、希和子は心の内で、そっとつぶやく。

愚かな私が与えてしまった苦しみからどうか抜け出していますように。どうかあなたの日々がいつも光に満ちああふれていますように、薫。

◎369P

海は陽射しを受けて、海面をちかちかと瞬かせている。茶化すみたいに、認めるみたいに、なぐさめるみたいに、許すみたいに、海面で光は躍っている。




宝石は、なぜ人を惹きつけるのか!


人を美しく彩ったりする一方、惑わし狂わせたりするものでもあります。



宝石がこんなに綺麗なのに、ぼくには冷たく感じるのはいったいなぜだろうか!




7つの宝石をモチーフにした短編集




湊かなえさんらしいドロドロとした感情や人間関係が描かれています。




彼女の作品は、読んでもほぼ間違いなく面白いです。




会話中心に描く作風のままで、それぞれの物語のオチを知ると湊さんってすごいなあと思いますね。




次は「母性」や「境遇」などを読んでいきたいな!




 <目次>

真珠

ルビー 43

ダイヤモンド 83

猫目石 125

ムーンストーン 165

サファイア 203

ガーネット 245




◎1973年広島県生まれ。2007年「聖職者」で小説推理新人賞を受賞し、同短篇を収録した「告白」でデビュー。他の著書に「花の鎖」「境遇」など。






◎277P

彼女を通して見える世界が好きなのだ。同じ景色を見ているのに、彼女の語るその景色には自分には見えない色があり、匂いがあり、空気がある。それは自分一人では気づくことができないけれど、彼女を通して見えたとき、ずっと自分が探していた世界のように感じつことができる。だから、一緒にいたいのだ。

視力の悪い人にとってのメガネのような存在なのか、と訊ねました。そんな気もするけどちょっと違う、と言われました。

自分の目に映る世界にまだ向こう側があることを教えてくれる、映画監督や作家のような存在かな、と。

世界の向こう側……。わたしの目にはくだらないと思えるこの世界も、何かを通せば変わって見えるのだろうか。それは人なのか、モノなのか。モノならば、指輪ということもあるんじゃないか。




道を極めた人や何かを成し遂げた人の発言は重いな。



目標を達成したことや困難を克服しているからこそ、彼らが発する言葉には説得力があります。



成し遂げた内容や結果から、ぼくらは、なにか一つでも役に立てることができるのです。




青井忠治さんと同じことをしても、同様になることは難しい。




要は、そのエッセンスを自分のものとすることです!






彼の言葉には訴える力があります。



247P「忠治の座右の銘であり、丸井の社訓にもなっている「すべて汝がことなれ」私はこの言葉が深く心に染み入っている。」



丸井の創業者の青井忠治さんの想いが現代にも引き継がれていますね。




小説のような形で描かれていたため、面白くて一気読みをしてしまいますよ。





 <目次>

プロローグ

第一章 命がけの「決闘」

第二章 家族主義の原風景

第三章 終戦直後の快進撃

第四章 家族主義の崩壊と世代交代

エピローグ

謝辞

主要参考文献




<出町 譲>1964年富山県生まれ。早稲田大学政治経済学部政治学科卒業。時事通信社勤務を経てテレビ朝日入社。ニュース番組デスクとなる。著書に「母の力」「九転十起」他。



◎8-9P

「景気は自らつくるもの」

つまり、景気が悪いというのを、他人のせいにしてはいけないという青井忠治の思想だ。

青井忠治の経営哲学はこうだ。

「世の中が不況だからといって、自分の店まで不景気にすることはない。不況でお客様が来ない、売れないということなら、どうすればよいかを考えるまでのこと、一生懸命に真剣に考えれば必ず打開策がでてくるものです」





◎114P

「売るつけるというんじゃいけない。買っていただくのだ。それもだますんじゃない。良い品物をよくご覧いただいて、納得した上で買っていただくんだ。だから商品一つ一つについて、よく勉強してくれ。そしてよく説明するんだ。お客様に、いい買い物したと思っていただかなければならない」






◎222P

雑草のような人生を送ったが、一日一日をより素晴らしくするために働いてきた。他人のために働くのは馬鹿らしいと若い人は思っているが、私はそんなことを考えたこともない。

「すべて汝がことなれ」だ。他人の世話をするのもすべて、自分のためにつながっている。踏まれても無視されても、何くそと思ってきた。「雑草人生」だからこそ、すべての問題に対し、誠実に対処してきた。誠実ということだけは誇りだ。










「だから、生きる。」


短いながらつんく♂さん想いが詰まった言葉だなと。


これを見たときに、ぼくはその理由を無性に知りたくなりました。





シャ乱Qのボーカルであり音楽プロデューサーのつんく♂さん。


彼が輝いてきた経歴を知っているからこそ、彼がなにを今思い考えながら、そして、これからどう行動していくのか大変興味があります。





歌手として不可欠な「声」をなくした彼の本音を知るためには、直接話を聞けばいい。



しかしながら、彼を知る方法としては、彼の言葉を綴った本を読めばわかるはず。





手術の前に彼が最後に言葉にしたのは、奥さんの名前でした。




つんく♂さんの半生と咽頭癌との闘いを綴った、愛と感謝が詰まった感動の一冊です。






 <目次>

序章 新たな一歩

第一章 最後のステージ

第二章 終わりのない悪夢

第三章 仕事漬けの日々

第四章 守るべきもの

第五章 永遠の別れ

終章 未来へ続く扉






◎1968年生まれ。大阪府出身。総合エンターテインメント会社〈TNX株式会社〉代表取締役社長。著書に「LOVE論」「一番になる人」など。




◎208P

自分が歩いてきた道に、後悔が一つもないと言ったら嘘になる。

でも、僕は壇上にいる間、自分は幸せだと心から感じていた。

舞台に立っているのは僕一人だったけれど、家族みんなでステージに立って、手をつないでいるような、そんな気分だった。

僕は決してひとりじゃない。

生きてさえいれば、人生には、何度でも新しい扉を開くチャンスがあるのだ。

今この場にいる近大の新入生に、「これが間違いだったとかやっぱりああしておけばよかったとか過去を後悔するのではなく、失敗を含めていろいろあったけど、結果的にこの道を歩いてきてよかった。この道を歩いてきたから、今こうしてここにいる。だからこんな経験が出来た。だから○○と出会えた。そう思えるような、そんな人生にしていこうよ!」と心で語りかけていた。

もちろん、自分自身にもだ。




◎220P

そして、最後に。

今の僕がこの本を通じて言いたかったこと。

長々いろいろと書いてきたけど、突き詰めれば、実はたった一行なんだよなぁと思う。


「僕は妻を愛している。子供たちを愛している。だから、生きる。」


ただ、それだけだ。














これで発声のイメージが変わりますね。



あれはこういう意味だったのかと、あのとき秋竹朋子さんから直接教えていただいたことを思い出しています。







サインをしていただいているときに、ぼくは少し緊張しながら質問をしていました。



Q:「人前では緊張しないのですか?あがらないための秘訣やヒントがあれば教えてほしいのです!」



A:「小さいころから人前に立っているから、馴れているからあがらないんですよ。緊張しないためには、腹式呼吸・深呼吸をすることですよ」



とファンになりそうな素敵な笑顔で目を見つめて温かくお答えをいただきました。



とてもうれしかったな。







「吐く息に声を乗せる」


「口角を上げると相手が聞きやすい」


「単語の頭で息を吐く」


「小さい声にするときには吐く息を減らす」など、



腹式呼吸のやり方や発声方法など実例を交えながら、重要なポイントを楽しく教えていただきました。








どうやったら人前で通るような声を出せるのか、プレゼンなどで言葉を噛まないで発言ができるのかと日ごろから悩んでいたのですから。





それらを解決するためのヒントがまさにこの本の中にもしっかりと書かれてあります。




彼女の講演会を思い出しながら、本を読んで気をつけながら、大切なポイントを活用していきたい!









126P「『声トレ』を始めるのに年齢は関係ありません。いくつからでも大丈夫。声を磨くことで、美しく輝く女性がこれからどんどん増えることを、願ってやみません」







声を変えれば人生が変わる、仕事もうまくいく。

ウワサのボイストレーナーが教える、愛される「声」と信頼される「話し方」。









 <目次>

はじめに

1 声がいいとモテる!?声の重要性(なぜいま、こんなに「声」が注目なの?、声がいい人が成功している理由 ほか)

2 美声への第一歩は、まず呼吸法!(「声が小さい」悩みはほぼこれで解決腹式呼吸の大切さを知ろう、声はどこからやってくる?発声の仕組みを理解する ほか)

3 顔の筋肉と舌をやわらかくする(意外に大事です、表情筋顔、こわばっていませんか?、顔と首の美容効果もバツグン!表情筋と舌のトレーニング ほか)

4 声の高低をコントロールする(ビジネスにいい声は高め?それとも低め?声の高さで印象が変わる、その場に合った声を考えてみようTPOに合わせて声をコントロール ほか)

5 滑舌と表現力を鍛えて愛され声に!(滑舌のいい、悪いで印象大違い、単語の頭で息を吐くトレーニング ほか)

あとがき









◎1982年、福岡県生まれ。東京音楽大学ピアノ演奏科コースを経て聖徳大学大学院音楽文化研究科修士課程卒。ビジネスボイストレーニングスクール『ビジヴォ』代表。多数のビジネスパーソンの声指導を行う。日本初「超絶対音感治療法」のボイストレーニングが話題を呼び、テレビほかマスコミ出演も多数。現在、東京を拠点に全国各地にて企業研修・教員研修を行っている。








◎3P

声が変わると、

1 印象、評価、影響力が変わる

2 ダイエット効果があり、肌がキレイになる

3 呼吸でメンタルをコントロールできるようになる







◎33P

腹式呼吸には「声が通りやすい」「ハキハキした印象を与える」ほかに、たとえば面接やお見合いなどの緊張する場面。胸式呼吸では、胸が上がり、息が浅くなってしまい「心臓バクバク」状態に陥りやすいのですが、意識して腹式呼吸を繰り返すことで、集中力が高まり、緊張を和らげることができます。気持ちを落ち着かせてくれる「セロトニン」というホルモンの分泌も促してくれるそうです。








◎36P

腹式呼吸のコツをつかむには、吸うことよりも吐くことを強く意識することが大事。








◎116P

「歌は腹式呼吸で歌う」






◎124P

いつでもどこでも、誰に対して話しているときにも、自分の声に意識を向けるよう心掛けること。それだけで声は変わります。



気の合う仲間と楽しく暮らす、シェアハウスよりももっと家庭的な生活は悪くないな。

東京の郊外で暮らす四人の女性の日常的な物語。でも、雨漏りがあったり、ストーカーが出てきたり、泥棒に入られたりとちょっと変化があります。

個性がある四人の女性のほか、守衛!?さんのような山田さんがいることで、この日常の物語にスパイスが利いて深みが出ています。

「開かずの間」の事件が起こるところから、これが俄然面白くなりました。

カラス、河童、魂などのファンタジーな面がある泥棒騒動もなかなか楽しかったな。

ご縁がつながった佐知さんと梶さんとの仲がついに恋愛までに発展していくのかしないのかどうか!その後を描いたお話も読みたいな。

読了後にタイトルと装画を見てみると、「なるほど、そういうことか」としみじみしんみりとしてきました。

総じて軽く面白く楽しい!

◎1976年東京生まれ。「格闘する者に○」でデビュー。「まほろ駅前多田便利軒」で直木賞、「舟を編む」で本屋大賞を受賞。

57-58P

私たちはもう、恋愛市場では残り物の部類なのであり、残り物をつまもうとする男がたまに現れたとしても、それは、家庭はあるけれど都合よく恋愛ごっこも楽しみたい、しかし若い女を振り向かせられるほどの魅力や財力はない、という半端者ばかり。では若い男はどうかといえば、世の中には若くてかわいらしい女があふれかえっているのであって、やっぱり私たちなどお呼びではないのだ。という無惨なる現実を佐知に告げるべきか否か迷ったすえ、「まあいいか」と雪乃は口をつぐんだ。どうせ佐知は、針と糸と布があれば満足で、本気で男と交際したいと切望しているふうではないのだから。

結局のところ、と雪乃は思う。佐知も私も、他人に対して不寛容なのだ。なにかを求めることも求められることも、許すことも許されることも、面倒だし自己の領域を侵犯されたかのように感じてしまう。そんな人間は一人でいるほかあるまい。

306-307P

だからせめて、見つづけよう。あの家に暮らす四人の女を。

星がめぐるように、風に乗るように、私は漂う。きみたちは気づかず、泣き怒り喧嘩し笑いあい再び朝が来て生活をするだろう。それでいい。私はいつも見守っている。全身で、つまり魂まるごとで、幸せを願っている。

きみたちは見守られている。私に。すでにこの世にはいない多くのものに。知らないだろう。それでいい。きみたちは生きているのだから。






圷歩(あくつあゆむ)のお母さんやお姉さん、おばちゃんたちなど、ぼくの周りにあまりいない風変わりな人物がたくさん出てきます。

ひと癖もふた癖もある登場人物たちがだんだんと非常に身近な存在になってきて、生き生きと語る声が聞こえてくるような錯覚を覚えます。

彼らの生きざまを扱っているから人生における付き合い方の勉強になります。



お父さんとお母さんの「不穏」とはなに?

矢田のおばちゃんが祀るサトラコヲモンサマとは?

ナイル川の白い生物はなんだったの?

少し冗長すぎるような話の展開が続きますが我慢して読み進めていきます。

途中で投げ出す人もいるのではないかなと思いつつ、小説が好きでなければ最後まで読めないだろうなと思いながら、いつの間にかこの中に入りのめり込みました。

下巻を読みたくなるような終わり方。

読み終えてからも次が気になってしょうがない。

だから下巻も読みます。

面白いと言えば面白いな!

これは本屋大賞を取った作品です。







1977年5月、イラン・テヘラン市生まれ。大阪育ち。2004年に「あおい」でデビュー。「通天閣」で織田作之助賞受賞。「ふくわらい」で河合隼雄物語賞受賞

 <目次>

第一章 猟奇的な姉と、僕の幼少時代 5

第二章 エジプト、カイロ、ザマレク 105

第三章 サトラコヲモンサマ誕生 259


55P

子供にとって大切なものは、食事から取る栄養だけではない。母や、母に類するものや、やはり大人からの愛情である。愛情が足りないことで物理的に死ぬことはなくても、子供の心はほとんど死と同じ孤独を味わう。僕は姉とは違う人間でなければいけなかったし、「素直ないい子」でいる限り、死ぬことはなかったのだ。




230P

僕は正直、以前の騒々しい「不穏」のときのほうがましだと思った。

騒々しい「不穏」のときは、毎度毛布を頭までかぶらなければならなかったが、静かな不穏のときは、毛布をぐるぐる巻きにしなければならなかった。「不穏」は容赦なく寝室に侵入し、僕の耳や鼻や、自分でも了解していない毛穴から、僕の体内に滲んできた。僕はより強い物語を、より明瞭な「サラバ」を必要とした。僕は眠っている間、自分の部屋に結界を張っているようなものだった。静かでたちの悪い「不穏」を寄せ付けないために、僕は夜だけ陰陽師になった。






「なぜ一生学ばなければならないのか?」


「人生の成功とはなんぞや?」


「どうやったら幸せに過ごせるのか?」……等々。



その答えを常日頃からふと探し続けています。




人生の先輩たちや歴史上の人物の言動などから、そのヒントが得られるものだと信じていますし、得られたいと目を向けているのです。









分際とは、身の程を知ること、身の丈に合った暮らし方をすること。




例えば「足るを知る」。


これは、実は最大のぜいたくなのだということがだんだんと分かってきたようです。







はっきりと物事を発言される曽野さんの本音は、実際の本を読むとわかるものですね。




よいことばかりではなくて、あえて苦言を呈してくれる人。

どの世の中でもどんな社会でも必要なのですよ。


その声を聴くことができるこころを持っていたいな。






例えば「愛」


彼女を成り立たせているキリスト教の精神が、一環としてぶれずに一本筋が通ってこの本の中にも流れています。









これは他の本からのエッセンスの抜粋で成り立っています。



全部には賛同できないけれども、「その通り!」と思わずうなりたくなる箇所が多いな。




もっと深く知りたいから、曽野綾子さんの他の作品も読みたくなりますね。






 <目次>

まえがき

第1章 人間には「分際」がある

第2章 人生のほんとうの意味は苦しみの中にある

第3章 人間関係の基本はぎくしゃくしたものである

第4章 大事なのは「見捨てない」ということ

第5章 幸せは凡庸の中にある

第6章 一度きりの人生をおもしろく生きる

第7章 老年ほど勇気を必要とする時はない





◎1931年東京都生まれ。聖心女子大学卒。作家。NGO活動「海外邦人宣教者活動援助後援会」(通称JOMAS)を始め、2013年代表を退任。著書に「老いの才覚」など。






171-173P「感謝することが多い人ほど幸せになる」

感謝は現実問題として、若い世代ではあまり身につかないものなのである。若い時には、自分に与えられた好意や幸運を、なかなか正当に評価することができない。よい結果が出たのは自分の素質や能力の結果だと思いがちなのである。(中略)


考えてみると、「感謝の人」というのは、最高の姿である。「感謝の人」の中にはあらゆるかぐわしい要素がこめられている。謙虚さ、寛大さ、明るさ、優しさ、楽しさ、のびやかさ。だから「感謝の人」のまわりには、また人が集まる。「文句の人」からは自然に人が遠のくのと対照的である。




176P「成功した人生とは何か」

しかし私の考える「成功した人生」は、次の二つのことによって可能である。


一つは生きがいの発見であり、もう一つは自分以外の人間ではなかなか自分の代替えが利かない、という人生でのささやかな地点を見つけることである。







224P「死を考えることは前向きな姿勢」

死は願わしいことではありませんが、必ずやってきます。願わしくないことを超えるには、それから目を逸らしていては解決できません。死は確固としてその人の未来ですから、死を考えるということは前向きな姿勢なのです。