道を極めた人や何かを成し遂げた人の発言は重いな。
目標を達成したことや困難を克服しているからこそ、彼らが発する言葉には説得力があります。
成し遂げた内容や結果から、ぼくらは、なにか一つでも役に立てることができるのです。
青井忠治さんと同じことをしても、同様になることは難しい。
要は、そのエッセンスを自分のものとすることです!
彼の言葉には訴える力があります。
247P「忠治の座右の銘であり、丸井の社訓にもなっている「すべて汝がことなれ」私はこの言葉が深く心に染み入っている。」
丸井の創業者の青井忠治さんの想いが現代にも引き継がれていますね。
小説のような形で描かれていたため、面白くて一気読みをしてしまいますよ。
<目次>
プロローグ
第一章 命がけの「決闘」
第二章 家族主義の原風景
第三章 終戦直後の快進撃
第四章 家族主義の崩壊と世代交代
エピローグ
謝辞
主要参考文献
<出町 譲>1964年富山県生まれ。早稲田大学政治経済学部政治学科卒業。時事通信社勤務を経てテレビ朝日入社。ニュース番組デスクとなる。著書に「母の力」「九転十起」他。
◎8-9P
「景気は自らつくるもの」
つまり、景気が悪いというのを、他人のせいにしてはいけないという青井忠治の思想だ。
青井忠治の経営哲学はこうだ。
「世の中が不況だからといって、自分の店まで不景気にすることはない。不況でお客様が来ない、売れないということなら、どうすればよいかを考えるまでのこと、一生懸命に真剣に考えれば必ず打開策がでてくるものです」
◎114P
「売るつけるというんじゃいけない。買っていただくのだ。それもだますんじゃない。良い品物をよくご覧いただいて、納得した上で買っていただくんだ。だから商品一つ一つについて、よく勉強してくれ。そしてよく説明するんだ。お客様に、いい買い物したと思っていただかなければならない」
◎222P
雑草のような人生を送ったが、一日一日をより素晴らしくするために働いてきた。他人のために働くのは馬鹿らしいと若い人は思っているが、私はそんなことを考えたこともない。
「すべて汝がことなれ」だ。他人の世話をするのもすべて、自分のためにつながっている。踏まれても無視されても、何くそと思ってきた。「雑草人生」だからこそ、すべての問題に対し、誠実に対処してきた。誠実ということだけは誇りだ。
