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朝活読書愛好家 シモマッキ―の読書感想文的なブログ~Dialogue~

読書とは――著者や主人公、偉人、歴史、そして自分自身との、非日常の中で交わす対話。
出会えた著者を応援し、
本の楽しさ・面白さ・大切さを伝えていきたい。
一冊とのご縁が、人生を照らす光になる。
そんな奇跡を信じて、ページをめくり続けています。

それぞれの出来事と意味するものがわかってくると自然に涙腺が緩む四話の物語集。

 

テーマは「嘘」

嘘をついてまで守りたいものがあるんだ。

愛する人を想う気持ちが生み出した不器用でやさしい4つの「嘘」。

 

例えば、大切な人を亡くしてしまったときに深い後悔の念を胸に抱きます。

もっとこうしてあげていればよかった。

自分があんなことをしなければよかった。

あのときこれを伝えておければよかった。

たとえ自分の周りの人からそんなことはないと否定されたとしても、

悲しみの中にいる人には、慈しみの言葉がこころになかなか届かないものだ。

もし届くことがあるならば、それは亡くなった人からの直接の言葉を聴けたならば。

 

 

1 過去に戻っても、この喫茶店を訪れた事のない者には会う事はできない

2 過去に戻って、どんな努力をしても、現実は変わらない

3 過去に戻れる席には先客がいるその席に座れるのは、その先客が席を立った時だけ

4 過去に戻っても、席を立って移動する事はできない

5 過去に戻れるのは、コーヒーをカップに注いでから、そのコーヒーが冷めてしまうまでの間だけ

 

これらの一定のルールを踏まえて、過去や未来の相手に会うことができるというルール

 

もしもこのような喫茶店があったなら、ぼくは誰に会うだろうか、会いたいだろうか。

まさにこんな喫茶店が存在すること自体があり得ない思ったり。

 

前作の「コーヒーが冷めないうちに」からの流れがあり。

物語がこれからもずっと続いていく予感がする。

 

 

 <目次>

プロローグ

第1話 親友  22年前に亡くなった親友に会いに行く男の話 7

第2話 親子  母親の葬儀に出られなかった息子の話 101

第3話 恋人  結婚できなかった恋人に会いに行く男の話 179

第4話 夫婦  妻にプレゼントを渡しに行く老刑事の話 233

 

 

 

大阪府茨木市出身。1971年生まれ。元・劇団音速かたつむり脚本家兼演出家。代表作は「COUPLE」「夕焼けの唄」「family time」等。本作の元となった舞台、1110プロデュース公演「コーヒーが冷めないうちに」で、第10回杉並演劇祭大賞を受賞。デビュー作の『コーヒーが冷めないうちに』は、2017年本屋大賞にノミネート

 

 

 

234P

厳しい冬を乗り越え、春の訪れを感じると、人は幸せになる。

だが、春は突然にはやってこない。昨日まで冬で、今日からは春という明確な線引きがあるわけではない。

春は冬の中に隠れている。人の目が、肌が、感覚が、春を見つけ出す。新芽に、心地よい風に、陽の暖かさに春を見つける。

春は冬とともにある……。

足にある大腿四頭筋を鍛えることが大切だ。

この筋肉は、スポーツのみならず、歩く、走るなどといった日常の基本動作にも大きく関与しています。

 

健康的に長生きをしていきたいと考えています。

そのために、日ごろからウォーキングやテレビ体操、ヨガをしたりして運動面に気をつけています。

実際には、運動だけではなく規則正しい生活や習慣、体温、食事などを総合的に留意して行動していかねばならなりません。

 

両足の衰えから老化が進むことを以前聞いたことがありました。

スクワットだけで効率よく全身の筋肉を鍛えられるならばこれは効果的な方法です。

スクワットには、免疫力向上や認知症予防、尿漏れ防止、心を前向きにする作用など、たくさんの驚くべき効果が隠されていると。

 

実際にこのような効果があるかどうか、自分の躰で実践してみて続けてみて体感してみないと、そうしないとわかりませんし納得ができません。

これが健康保持に良い方法だと思いました。

だからぼくの習慣に取り入れてやっていきたい。

 

 

小林さんは、健康番組にもたくさん出演されており、わかりやすい医学の解説に定評があります。

 

『なぜ、「これ」は健康にいいのか?副交感神経が人生の質を決める 小林弘幸 サンマーク出版(2011/04)』や『人生を決めるのは脳が1割、腸が9割! 「むくみ腸」を治せば仕事も恋愛もうまく行く 小林弘幸 講談社(2014/12)』

これで3冊目。

 

交感神経と副交感神経のバランスをうまくとると健康的になります。

自律神経のバランスうまくとるためには、例えば、「ゆっくり」を意識し、ゆっくり呼吸し、ゆっくり動き、ゆっくり生きるのがよいとのこと。

 

 

 

 <目次>

はじめに

第1章 なぜスクワットなのか?(寝たきりにならないために、歳をとると人体には3つの大きな変化が ほか)

第2章 実践スクワット(スクワットの10の心得、スクワット6週間プログラム)

第3章 実はすごい!スクワットの効果(スクワットだけで効率よく全身の筋肉を鍛えられる、体脂肪が燃える ほか)

第4章 スクワットで心も若返る!(今日がいちばん、若い、大切なのは「心技体」ではなく、「体技心」 ほか)

第5章 スクワットの効果を高める健康習慣(30分早起きして「ゆっくり」を意識する、起きたらコップ1杯の水を飲む ほか)

おわりに

 

 

 

 

1960年埼玉県生まれ。順天堂大学医学部教授。日本体育協会公認スポーツドクター。自律神経研究の第一人者として、プロスポーツ選手、アーティスト、文化人へのパフォーマンス向上指導にかかわる。

ぼくは、戦後の男女平等教育をしっかり受け育ってきた。

男女雇用機会均等法の導入時の前後も見てきた。

社会でも仕事でも男女が同等に扱われるようになった。

女性が自分のやりたいことをやれるようになった。

ところが近年では「それはしんどい」「結婚したら専業主婦になりたい」というような願望をもつ女性が増えているという。

 

男尊女卑の意識は、都会ではだんだんと薄れてきているとはいえ、まだ地方ではそうではない。

男尊女卑の伝統が残っているように感じること。

冠婚葬祭時にわかる様子。

それは座席。

男が上座にあり、女は下座にあること。

普段の言葉にもある。

嫁―女に家。

奥さん家の奥にいる人

主人―あるじの人

旦那さん等々

漢字の作りを意識して発声していないかもしれないが、文字ではそうなっているし実際男女で使っている。

相手を名前で呼ぶべきなのか。

ぼくは違和感を感じざるを得ない。

やはり男尊女卑が残っていると思う。

 

バブル時代のような肉食系男子は、奢る文化で、現代の若者のような草食系男子は割り勘文化だそうだ。

20代や30代の人たちと食事をしにいくと、割り勘が多いと感じていた。

だからなに?

 

 

男女差別意識もだんだんと薄れてきているとはいえ、違和感を感じる場面を過ごしてきたのでモヤモヤが少しすっきりした。

 

男尊女子に助けてもらえた本。

 

 

 

 <目次>

はじめに

小さな女子マネ

お茶女子

九州男女

ニュートラ

言葉の女装

主人

夫婦別姓

無知のフリ

女性議員

レディ・ファースト

かわいい

気が強い

戦争

服従

高低

男女

女子

守られる

おわりに

 

 

 

1966年東京都生まれ。高校在学中から雑誌にコラムを発表。立教大学社会学部観光学科卒業後、広告会社勤務を経て執筆専業となる。2004年『負け犬の遠吠え』で婦人公論文芸賞、講談社エッセイ賞をダブル受賞

 

記者、太刀洗万智の持っている能力・魅力・個性が様々な事件を通じて浮き彫りになってゆく短編集。

 

現実にありそうであり得ないような、そしてあまり想像できないような展開が始まってくると、待ってましたかのように嬉しくなります。

別の言い方をすると、ひと癖もふた癖もあるような書き方の作家さんの作品のほうが読んでいて面白いのです。

「満願」を以前に読んでいてすでに感じとっていました。

「真実の10メートル手前」や「王とサーカス」などを読みたくなるのは当たりまえなのだ。

 

 

 <目次>

真実の10メートル手前  

正義漢  

恋累心中  

名を刻む死  

ナイフを失われた思い出の中に  

綱渡りの成功例  

あとがき 

 

 

1978年岐阜県生まれ。2001年、『氷菓』で第5回角川学園小説大賞奨励賞(ヤングミステリー&ホラー部門)を受賞してデビュー。11年に『折れた竜骨』で第64回日本推理作家協会賞、14年には『満願』で第27回山本周五郎賞を受賞

表紙の女性のように、いたるところに美しいことばがちりばめられた作品。

 

いつの時代も男女の仲は、現代にも通じていて普遍的

 

女たちの強さと男たちの弱さやもろさなどが対比されて描かれている。

 

爽やかな読後感、余韻が残るようでありちょっと大人向けの短編集だ

 

 

 <目次>

ひともうらやむ  

つゆかせぎ  

乳付  

ひと夏  

逢対  

つまをめとらば  

 

 

 

1948年、神奈川県生まれ。早稲田大学政治経済学部経済学科卒業。経済関係の出版社に十八年勤務、その後フリーライターを経て、2011年『白樫の樹の下で』で第十八回松本清張賞受賞。2015年には『鬼はもとより』で第十七回大藪春彦賞受賞。

「光があるから影がある。影があるから光が際立つ」

表と裏とは、陽と陰であり、お互いがあるからこそ、それぞれの魅力をアピールすることができる。

 

まずは、表紙に面白いと興味を持った。

表紙は、日本海を下に、太平洋が上に広がっている。左手側が東北地方であり右手側が九州地方となっている。

これは、富山県が作成した逆さ地図ではないのか。

 

太平洋に面した表日本ではなく、日本海に面した裏日本の府県に関する、文学、鉄道、観光、演歌、盆踊り、美人等々を取り上げている。

これらの魅力が文中から満ち溢れ出てきているのだ。

 

ちゃんと裏日本に足を運んで光を当て目を向けて書かれた本だ。

一度、気に入った府県に訪れてみて、ちょっと来てみてと誘われているように感じた。

 

112P「隠すところが多ければ多いほど色気は増幅するということ」

そうだったのか!

見せるよりも見せないほうが魅せられるということ。

外見だけでなくあまりにも自分の心までさらけすぎたならば。

それでは。ワクワク、ドキドキしなくなる。

人にはわからない裏(陰)があるほうが、神秘的であり興味を抱くのかもしれない。

 

 

 <目次>

はじめに 「裏」性の魅力

陰翳―闇に浮かぶ金沢の金箔、能登の漆

民藝―鳥取と新潟の名プロデューサー

演歌―なまり色の日本海ソング

仏教―浄土真宗と一向一揆

神道―「裏」の大社、「表」の神宮

美人(日本海側美人一県おき説;越後と出雲、最強美女伝)

流刑―佐渡と隠岐、流されるロマン

盆踊り―顔を隠すエロティシズム

文学(「表」の男と「裏」の女の物語『雪国』;泉鏡花と金沢;水上勉における不幸の利用)

田中角栄―新潟のポップの日本改造

鉄道Ⅰ―北前船、ローカル鉄道、北陸新幹線

鉄道Ⅱ―陽から陰へ、陰から陽へ

幸福―軒並み「日本でいちばんいい県」

原発―水上勉が憂いた「過剰文明」

金沢―暗い空に照り映える色彩

観光―陰があるからこそ光がある

あとがき

 

 

1966年東京都生まれ。立教大学社会学部観光学科卒業。広告代理店勤務を経て執筆業に専念。「負け犬の遠吠え」で講談社エッセイ賞、婦人公論文芸賞を受賞。

身近な話題から普遍的、哲学的なおはなしに至る何度も読み返して見たくなる古典。

 

政治、経済、倫理、物理、天文、歴史、芸術、文化など多岐にわたるテーマがさりげなく盛り込まれています。

 

「人としてどうあるべきか」

未来を担う子どもたちに伝えようとしている素直な気持ちを感じとります。

 

この本をジャーナリストの池上彰さんが強く推奨されている理由がわかります。

心に染み入る言葉が溢れていて、文章が読みやすくてその意味がわかりやすいから。

 

学生だけでなく大人になって読んでも心が動かされるはずです。

 

310P

『君たちはどう生きるか』はまさにその題名が示すように、第一義的に人間の生き方を問うた、つまり人生読本です。

 

学生のときではなく、経験を積んでいまになって読んだからぼくの心に響いたのかもしれない。

 

 

 

 <目次>

まえがき

1 へんな経験

2 勇ましき友

3 ニュートンの林檎と粉ミルク

4 貧しき友

5 ナポレオンと四人の少年

6 雪の日の出来事

7 石段の思い出

8 凱旋

9 水仙の芽とガンダーラの仏像

10 春の朝

作品について 吉野源三郎

『君たちはどう生きるか』をめぐる回想 ―吉野さんの霊にささげる― 丸山真男

 

 

 

吉野源三郎 1899〜1981年。編集者、児童文学者。雑誌『世界』初代編集長、岩波少年文庫の創設にも尽力。

成熟していない無花果を食べたように後味はまずいが。

綿矢さんらしく繊細でかつ洗練された言葉や表現がふんだんに文の中で使われているのは読んでいて気持ちよかった。

 

大人になってもまだずっと中学からの思いを続けていけるのは、男とは付き合ったことがないから、自分の頭の中でどんどん美化されていくからか。

 

理想で憧れのイチを諦められない気持ちと、

現実に好きだと言ってくるニを受け入れられない気持ち。

どちらにも共感できるようでそうでもない。

 

振り向いてくれない一番好きなイチ彼と、自分を好いてくれるけど自分のタイプじゃない二彼との間で揺れ惑っている。

 

それ以外の第三者の選択はないのか

→ヨシカは周りが見えていないからありえない。

 

まずは、男と気軽に付き合ってみてよ!

経験を積んでいけばわかるから。

 

理想を追い求めるよりも現実的には、自分を好きになってくる人とおつきあいしたほうが幸せになれるのかも!と人生経験を踏まえてぼくは感じた。

 

 

1984年京都府生まれ。早稲田大学教育学部卒業。2001年「インストール」で文藝賞を受賞しデビュー。04年「蹴りたい背中」で芥川賞を受賞

「戦略的に縮む」ことを目指す!

 

「高齢者」(区分、定義を変える)を削減のほか、24時間社会からの脱却、非居住エリアを明確化、中高年の地方移住推進、第3子以降に1000万円給付など、日本を救うための10の処方箋という形の提言をなされています。

 

客観的な目を持って横断的に亘るおいしい提言をするのも必要です。

しかしながら、それだけでなくリーダーシップを取ってその施策を実行すべく行動に移していかないと。

 

気になったところで、

「有事」という言葉。

デジタル大辞泉によると「戦争や事変など、非常の事態が起こること」

それくらいの事態が静かに蝕むように今ここに進行している途中。

 

9P「静かなる有事が暮らしを蝕む」

日本の喫緊の課題を改めて整理するなら4点に分けられる。

1つは、言うまでもなく出生数の減少だ。

2つめは、高齢者の激増。

3つ目は、勤労世代(20~60歳)の激減に伴う社会の支え手の不足。

そして4つ目は、これらが互いに絡み合って起こる人口減少である。

まず認識すべきは、社会のあらゆる場面に影響をもたらす、これら4つの真の姿だ。

 

「合計特殊出生率」(デジタル大辞泉より)

「15歳から49歳の女性の、年齢別出生率を合計した指標。

一人の女性が平均して一生の間に何人の子供を産むかを表す。合計出生率。

[補説]平成26年(2014)の日本の合計特殊出生率は1.45。

これは、人口の維持に必要な人口置換水準(約2.07)を下回り、少子化が進行していることを表す(数値は国立社会保障・人口問題研究所)」

 

 

これは驚き!とともに、少子高齢化の流れが止められない恐ろしい状況です。

 

44P

合計特殊出生率が改善しても出生数の増加につながるどころか、むしろ減っていくからである。それはなぜなのか?

これまでの少子化の影響で「未来の母親」となる女児の数が減ってしまっているためである。過去の少子化に伴う出生数の減少によって、すでに女児の数は少なくなっており、将来、子供を産める女性の数が大きく減ってしまうのである。これが少子高齢化が止まらない理由だ。

 

まずは現状を知ることから始めて危機感を持つことか。

健康的に生きて長く働いていければ嬉しいと思うばかり。

 

具体的な年表を取り入れて人口減少社会に対する分析と問題提起をされ、統計や資料、数字の比較などを行いわかりやすく内容の説明をされています。

 

人口減少と少子高齢化が招く明るくない未来が進行中というのは思うと恐ろしい。

 

 

 <目次>

はじめに

第1部 人口減少カレンダー

序 2016年、出生数は100万人を切った

2017年  「おばあちゃん大国」に変化

20188年  国立大学が倒産の危機へ

2019年  IT技術者が不足し始め、技術大国の地位揺らぐ

2020年  女性の2人に1人が50歳以上に

2021年  介護離職が大量発生する

2022年  「ひとり暮らし社会」が本格化する

2023年  企業の人件費がピークを迎え、経営を苦しめる

2024年  3人に1人が65歳以上の「超・高齢者大国」へ

2025年  ついに東京都も人口減少へ

2026年  認知症患者が700万人規模に

2027年  輸血用血液が不足する

2030年  百貨店も銀行も老人ホームも地方から消える

2033年  全国の住宅の3戸に1戸が空き家になる

2035年  「未婚大国」が誕生する

2039年  深刻な火葬場不足に陥る

2040年  自治体の半数が消滅の危機に

2042年  高齢者人口が約4000万人とピークに

2045年  東京都民の3人に1人が高齢者に

2050年  世界的な食料争奪戦に巻き込まれる

2065年~ 外国人が無人の国土を占拠する

 

第2部 日本を救う10の処方箋 ――次世代のために、いま取り組むこと

序 小さくとも輝く国になるための第5の選択肢

1「高齢者」を削減

2 24時間社会からの脱却

3 非居住エリアを明確化

4 都道府県を飛び地合併

5 国際分業の徹底

6「匠の技」を活用

7 国費学生制度で人材育成

8 中高年の地方移住推進

9 セカンド市民制度を創設

10 第3子以降に1000万円給付

おわりに 未来を担う君たちへ

結びにかえて

 

 

 

1963年、名古屋市生まれ。産経新聞社論説委員、大正大学客員教授(専門は人口政策・社会保障政策)。中央大学卒業。内閣官房有識者会議委員、厚労省検討会委員、農水省第三者委員会委員、拓殖大学客員教授などを歴任。2014年、「ファイザー医学記事賞」大賞を受賞

誰かが発する読書好き信号があるとすれば、ぼくはそれをキャッチする受信機が欲しい。

身につけた読書力が満ち溢れている。そんな方と出逢って語りあいたいから。

 

中江有里さんの傍にいつも本があります。

彼女が選んだとっておきの24冊とともに。

 

読書量が身につけた力となり満ち溢れてきています。

発言力や行動力、思考力、表現力などにそれらが表れてきます。

 

彼女とお話ができたら、あらゆるジャンルに渡って語り合えるだろう。

ワクワク、ドキドキながらあっという間に時間がすぎていくだろう。

本好きな方と生きていてよかったと思えるような楽しいときを過ごせだろうなと。

 

俳優、作家、コメンテーターなどそれぞれ演じてきたときに、葛藤しながら悩みながら成長してきた様子が頭に浮かびました。

 

表現力がありわかりやすくて筆力があります。

継続して文字を書き続けているのがよくわかります。

 

この24冊に関連した彼女の複雑な家庭環境と特異な体験の中から、どれも染み入るようにぼくの心のなかに入ってきて心を十分に動かされました。

 

本を通じて自分の人生を映し出せれるのは幸せだ。

 

 

 

 <目次>

第1章 小さき心へ(家のない子、甘える勇気、釘の必要性 ほか)

第2章 未知の世界へ(レッスンとオーディションの日々、不安の居場所、三つの世界 ほか)

第3章 私が私であること(初めての感情、右足を出す、答えのない問い ほか)

切実な読書―あとがきにかえて

掲載書籍一覧

 

 

 

1973年大阪府生まれ。法政大学卒。女優、作家。89年芸能界デビュー。テレビドラマ・映画に多数出演。2002年『納豆ウドン』で第23回NHK大阪ラジオドラマ脚本懸賞最高賞受賞。NHK BS2「週刊ブックレビュー」で長年司会を務めた。現在は、フジテレビ系「とくダネ!」にコメンテーターとして出演中。読書に関する講演や、エッセイ、書評も多く手がけている。