記者、太刀洗万智の持っている能力・魅力・個性が様々な事件を通じて浮き彫りになってゆく短編集。
現実にありそうであり得ないような、そしてあまり想像できないような展開が始まってくると、待ってましたかのように嬉しくなります。
別の言い方をすると、ひと癖もふた癖もあるような書き方の作家さんの作品のほうが読んでいて面白いのです。
「満願」を以前に読んでいてすでに感じとっていました。
「真実の10メートル手前」や「王とサーカス」などを読みたくなるのは当たりまえなのだ。
<目次>
真実の10メートル手前
正義漢
恋累心中
名を刻む死
ナイフを失われた思い出の中に
綱渡りの成功例
あとがき
1978年岐阜県生まれ。2001年、『氷菓』で第5回角川学園小説大賞奨励賞(ヤングミステリー&ホラー部門)を受賞してデビュー。11年に『折れた竜骨』で第64回日本推理作家協会賞、14年には『満願』で第27回山本周五郎賞を受賞
