ぼくは、戦後の男女平等教育をしっかり受け育ってきた。
男女雇用機会均等法の導入時の前後も見てきた。
社会でも仕事でも男女が同等に扱われるようになった。
女性が自分のやりたいことをやれるようになった。
ところが近年では「それはしんどい」「結婚したら専業主婦になりたい」というような願望をもつ女性が増えているという。
男尊女卑の意識は、都会ではだんだんと薄れてきているとはいえ、まだ地方ではそうではない。
男尊女卑の伝統が残っているように感じること。
冠婚葬祭時にわかる様子。
それは座席。
男が上座にあり、女は下座にあること。
普段の言葉にもある。
嫁―女に家。
奥さん―家の奥にいる人
主人―あるじの人
旦那さん等々
漢字の作りを意識して発声していないかもしれないが、文字ではそうなっているし実際男女で使っている。
相手を名前で呼ぶべきなのか。
ぼくは違和感を感じざるを得ない。
やはり男尊女卑が残っていると思う。
バブル時代のような肉食系男子は、奢る文化で、現代の若者のような草食系男子は割り勘文化だそうだ。
20代や30代の人たちと食事をしにいくと、割り勘が多いと感じていた。
だからなに?
男女差別意識もだんだんと薄れてきているとはいえ、違和感を感じる場面を過ごしてきたのでモヤモヤが少しすっきりした。
男尊女子に助けてもらえた本。
<目次>
はじめに
小さな女子マネ
お茶女子
九州男女
ニュートラ
言葉の女装
主人
夫婦別姓
無知のフリ
女性議員
レディ・ファースト
性
かわいい
気が強い
戦争
嫁
服従
高低
男女
女子
守られる
おわりに
1966年東京都生まれ。高校在学中から雑誌にコラムを発表。立教大学社会学部観光学科卒業後、広告会社勤務を経て執筆専業となる。2004年『負け犬の遠吠え』で婦人公論文芸賞、講談社エッセイ賞をダブル受賞
