朝活読書愛好家 シモマッキ―の読書感想文的なブログ~Dialogue~ -140ページ目

朝活読書愛好家 シモマッキ―の読書感想文的なブログ~Dialogue~

読書とは――著者や主人公、偉人、歴史、そして自分自身との、非日常の中で交わす対話。
出会えた著者を応援し、
本の楽しさ・面白さ・大切さを伝えていきたい。
一冊とのご縁が、人生を照らす光になる。
そんな奇跡を信じて、ページをめくり続けています。

「小次郎、敗れたり」

宮本武蔵と佐々木小次郎の巌流島での決闘の話は有名だ。

これが武蔵二十代最後の勝負であったという。

生涯に六十回以上もの真剣勝負をしてきた武蔵。

常勝無敗であった訳を知るヒントは、『五輪書』にあると思った。

 

266P 

「空を道とし、道を空と見る所也」

空を道、道を空。すなわち、一切の迷いがなくなった空こそが兵法の道の究極であり、兵法の道を朝鍛夕錬することによって空の境地に達することができる、としているのである。

現代においても、その道について朝に夕に精励し、たゆまぬ努力をつみかさねることによって、「空」の境地に到達できるのだろう。

 

「孫子の兵法」と同様に単なる兵法書ではなく、的確な状況判断など人生の自分の出来事に置き換えて観る哲学としての役割がある書であった。

 

3P 「はじめに」 から

剣豪・宮本武蔵は、六十数度に及ぶ真剣勝負に常に勝ち続け、生涯、一度として敗れたことはなかったという。その武蔵の常勝無敗の哲学を後世に伝える書が『五輪書』である。

『五輪書』は、合理主義に徹し、「勝つ」ことだけを目的とした実践的な兵法書である。

ただし、『五輪書』は単なる剣術や兵法の指南書にとどまらない。兵法の領域をはるかに超え、人生の哲学書として読むことができる。

『五輪書』には、自らの道を貫いて確固たる自己を生き、自らの経験にもとづいて書かれた書物ならではの説得力がある。その実践性と合理性は、普遍性を備え、いまこそ現代のわれわれが再読すべき、普及の名著である。

 

目次

第1部 宮本武蔵『五輪書』とは(いま読み直されるべき名著『五輪書』、宮本武蔵の生涯)

第2部 現代語訳と原文で読む『五輪書』(地の巻、水の巻、火の巻、風の巻、空の巻)

第3部 『五輪書』に学ぶビジネス哲学(ビジネス書として読む『五輪書』、『独行道』)

 

経営コンサルタント。高校講師、専門学校教員を経て独立。長年、経営、会計、金融、マーケティングなど幅広くビジネス教育に取り組むとともに、さまざまなジャンルで執筆・コンサルティング活動を行う。あわせて歴史や古典などをビジネスに活かす研究にも取り組んでいる。

 

やはり警察物といえば今野敏だ。

さらっとしていて、でもしっかりした読み応えがある短編集。

警察物ではあまり取り上げられない機動捜査隊という着眼点の良さと発想の面白さ、ベテランの渋い行動力はたまらなく好きだ。

 

事件が起きたことを無線で知ると、すぐさま現場に駆け付け初動捜査を行う警視庁機動捜査隊。そのあとは渋谷署刑事課強行班へ捜査が引き継がれるが。

渋谷署に分駐所を置く警視庁第二機動捜査隊の高丸の相棒、一見、白髪頭で見かけは冴えない男。

見当たり捜査―指名手配犯など人相がわかっている被疑者の顔を覚え、駅などの人込みに立ちそれを発見する捜査のこと。

そこに在籍していた「縞長省一」

この定年間際の男は苦労を重ねつつ、眼力を磨いていた。

犯人を一瞬で見つけ出すスペシャリスト。

思いがけない実力を秘めた刑事であった。

 

 

 <目次>

機捜235

暁光

眼力

不眠

指揮

潜伏

本領

初動

密行

 

 

 

1955年北海道生まれ。1978年「怪物が街にやってくる」で第4回問題小説新人賞を受賞。2006年『隠蔽捜査』で第27回吉川英治文学新人賞、2008年『果断隠蔽捜査2』で第21回山本周五郎賞、第61回日本推理作家協会賞をダブル受賞。2017年「隠蔽捜査」シリーズで第2回吉川英治文庫賞を受賞。日本推理作家協会代表理事

「人生は私に何を求めているのか、これにはきっと意味があるのだ」ヴィクトール・フランクル『夜と霧』より

 

例えば、「今直面しているこの大変なことは、きっと意味がある。人生が私に何かを教えてくれようとしている」と思って生きていくことができれば、

困難に立ち向かう勇気も湧いてきて思考もポジティブになりますね。

 

93-94P

話を聞きながら、「そうですか」とか「なるほど」とか「大変ですね」などと相槌を打つだけ。「こうしたらいいのでは」とか「こうしなければだめです」などということはありません。その代わり、こう尋ねます。

「どうしたいと思いますか。どうしたらいいんでしょうかね」

まさにこれが“ちょっとした問いかけ”

人は皆、自分が納得する答えは自分の中に持っているのです。

 

このように問いかけると、どうすればよいのか!

相手が自問自答しながら、生きる意味を感じてくるのではないかと。

 

著者の経験からのことば。

お医者さんという立場だからこそ、気づくことがあります。

 

「良く死ぬとは、いまを良く生きること」

「笑顔にまさる薬はなし」

「命を伸ばすカギは感謝。感謝する人は明るく老いることができる」

 

なんとかなるさと、楽観的になること。

心の持ちようが大切だ。

 

5P

病気をはじめ、人は大変なことが起こると、誰でも不安に襲われ悲観的になります。けれども、悲観的なままでいていいことは一つもありません。「悲観は性格、楽観は哲学」という言葉がありますが、悲観的な状態からどうやって楽観的に考えることができるように自分を変えていくのか、ここが大事なところ、「哲学」です。その人の考え方、心の持ちようで、ものごとを楽観的な方向に向かわせることができるのです。

楽観的になると、体の免疫力が上がります。そして命が活性化します。

 

8P

悲しいこともつらいことも楽観的に捉えなおして、肯定的な気持ちを持ち続けながら明るく思い切り生きていけば、きっと幸せな死を迎えられる―それは、私の長い医師生活で得た一つの確信のようなものです。

 

 

 <目次>

はじめに 

第1話 「今日」からどんな思いで生きるかで命の長さと質は変わる

第2話 死に顔に自身ありますか?

第3話 限りある生を充実させる7つのこと

第4話 人生は私に何を求めているのか

「おわりに」にかえて 時間のない国が教えてくれること

 

1945年生まれ。昭和大学医学部卒業。医師。東京都立荏原病院内科部長等を経て、昭和大学客員教授。モンゴル保健省とJICAの要請でモンゴルの指導医養成事業にも協力。

 

「岡目八目」のように、物事を客観的に見てみるとか、場面からちょっと離れて考えてみるような発想から、イベントや仕事などが成功に導かれるという考えは、自己啓発本にはよく見受けられます。

また「ヤマアラシのジレンマ」のように、親しくなりたくてあまりに近づき過ぎてしまうとお互いのカラダとココロとを思いのほかに傷つけてしまうということがあります。

生きていく上で人の間には、ある程度の距離感が必要ではないかということです。

つまり、良好な関係を維持するためには、「親しき仲にも距離(礼儀)があり」ですね。

 

3P

人と人との関係には、「ほどよい距離」というものがあります。少し離れて見れば、相手のいいところ、悪いところの全体が見える、そんな微妙な間合いがあるのです。

近すぎず、離れすぎず、そういう距離こそ、人間関係を良好なものに持続させます。

 

この「ほどよい距離」のとり方は、親子間や夫婦間、恋人同士、会社の同僚や上司、隣人など人とつきあうあらゆる関係に通じています。

 

ぼくは、ときどき意図的に独りになる時間を作っています。

友人との共有する時間も大切ですが、「孤独」の時間を持つことで知らず知らずのうちに自分の生活を豊かにしてきたと感じています。

観光をするとき、呉羽山を歩くとき、コーヒーを入れるとき、本を読む時、昼寝をするとき、車を運転するときなどにそんな時間はあります。

その間に仕事の解決するためのヒントや意外な奇抜な発想、面白くて楽しい企画(遊び)などを生みだし実行に移してきた副次的なメリットがあるから。

 

186P 孤独は自分を豊かにします。自分を豊かにする「孤独」な時間

「一人の時間」というのは貴重な時間なのです。自分の可能性を引き出し、伸ばすことができる大切な時間だからです。

 

190P

他人とのほどよい時間は、孤独はそんなに悪くないと気がついたときに自然に生まれてくるものだと思います。

 

 <目次>

まえがき

プロローグ いい人間関係は「ほどよい距離」がつくります

第1章 「近づくほどわかり合える」のウソ

第2章 嫌いな人がいなくなる「ほどよい距離」があります

第3章 恋も友情も「くっつきすぎ」は壊れやすい

第4章 人と人、少し離れると素顔が見えてきます

第5章 ゆるやかで自由な関係ですべてがうまくいく

第6章 離れていても「温かさを感じさせる人」ってどんな人?

エピローグ 「孤独」は自分を豊かにします

 

1960年大阪府生まれ。東京大学医学部卒、東京大学医学部附属病院精神神経科助手、米国カール・メニンガー精神医学校国際フェローを経て、現在は精神科医。国際医療福祉大学心理学科教授。和田秀樹こころと体のクリニック院長。一橋大学経済学部非常勤講師。川崎幸病院精神科顧問

学生時代は英語を学ぶことが目的だった。

まずは学校の試験で良い点数を取りたいため、英検などの資格取得をして履歴書に書けるなど就職に役立てたかったからだ。

継続して英語を学んでいくためには、これを使って何をしたいのかという具体的で明確な目的、次の理由が必要だった。

例えば、仕事で使用するため、外国旅行するため、外国人と会話するため等々。

あくまで学ぶのは手段だ。

社会に入ってから、継続して英語を学びたいという気持ちや機会がなかなか持てなかったからこのまま時が過ぎていってしまった。

 

最近は気持ちの余裕が芽生えてきた。

100年時代の将来を見据えて趣味や余暇の活用の展望を描きたかった。

なにかしらしていきたいと思った。

見つけるために、なにか初めてのことや新しいことをやるよりも、今までやってきたことのなかでやり遂げなかった自分の軌跡になにかしらのヒントがあるものと気づいたのだ。

 

英語を通じてアメリカやイギリスなどの外国に興味を抱きその国の歴史を調べたこと。

日本語以外の言葉を発することができる楽しみを感じたこと。

英語を通じて外国人の友だちを作りたかったこと。

中学校の教科書を覚えるまで暗唱していたこと。

 

あの頃は、英語が単純に好きだったことを思い出した。

これでいい。

いまはまだ明確な目的はないけれども、純粋に英語を学ぶのが楽しかったことを思い出した。

イキイキとした老年期につながっていければよいと思ったのだ。

 

英語を学ぶためだけでなく、例えば、社会人が資格取得のときや読書する際などにも、これらの仕組みや考え方が応用できる学びの普遍的な考えを教えていただいた本でもあった。

 

 

30P そもそも“英語ができる人”ってどんな人?

・相手の話している言葉が英語だと理解できる。

・わからないことがあれば、わからないと伝えられるか、聞き返せる。

 

50P どんな英語学習も身につかない最大の理由

効果が出ない理由は、基礎ができていないのに、応用だけ学ぼうとしているのです。

 

52P 効果を出し続ける学習法の絶対ルール

「わからないことにぶつかったら、わかっているところまで必ず戻る」

基礎に近い段階で抜けがあると、応用を理解するのは、どんどん困難になっていくのです。

 

62P 必要な時、その本をいつでも開けるように

最初のステップとしては、「毎日、必ず目に触れる場所、できれば手を伸ばせば届くくらいの場所に英語本を置いておく」という方法が効果的です。

 

64P 三日坊主で挫折しないための工夫

学習に限らず、なにかを継続する方法として、「手帳やスマホ、あるいは日記などに記録する」方法です。

 

93P 能力ではなく、仕組みでおぼえる

費やす時間以上に需要なのは「復習の頻度」です。これに尽きます。使用している英単語や英文法の本は常に持ち歩き、1日に何度も見返すことができれば理想です。

スキマ時間が無数あります。たとえ1回のスキマ時間が数十秒とか数分でも、1日に数十回あれば、トータルでは、けっこうまとまった時間になります。

 

96P 基礎固めの次に、なにをすれば良いか

あなたがアウトプットできる英語は、それ以前にインプットした知識から選ばれた表現なのです。

 

 

 

 <目次>

まえがき 

第1章 “できない”思い込みを捨て、始めた者勝ち(なぜ50代の英語学習者がいちばん多いのか、肉体年齢は、まったく関係ない ほか)

第2章 では、どう学べば良いか(英会話スクールも高い英語教材も不要、憧れの英語学習法の多くは、単なる幻想 ほか)

第3章 成果を劇的に高める、ちょっとしたコツ(英単語と英文法の正しいおぼえ方、間違ったカタカナで記憶しないように ほか)

第4章 TOEICを賢く活用する方法(英語力底上げの最短距離はTOEIC活用、自分の英語力を測定せずに成長するのは難しい ほか)

第5章 永遠に成長し続ける高みへ(英語を使ってなにをしたいか、で道は変わる、インターネットと英語で可能性は無限大に ほか)

あとがき

 

 

 

1996年、『コズミック』で第二回メフィスト賞を受賞し作家デビュー。

以後、小説だけでなくビジネス書、ノンフィクション、英語学習指南書など著作多数。

TOEIC(現TOEIC L&R)テスト満点を五回達成。

2009年から17年まで「社会人英語部」を主宰

息子に読ませたい、就活生はぜひ読むべき、生きるための指南書等々。

みなさんの感想からこれは良本だと確信して勧められるようにして手に取りました。

 

「財産や事業など残すより、いちばん大切なのは、一生の経験から学んだ人生の知恵やノウハウの集積である。これだけはぜひ息子に伝えておきたい」

カナダ人のビジネスマン、キングスレイウォードさんが書かれて、城山三郎さんが訳された「ビジネスマンの父から息子への30通の手紙」。

学生時代から何度も読み返した本。

いますぐここから何かを頑張りたくなるくらい気持ちが高ぶらされたことを思い出しました。

 

例えば、「資本主義の本質とは何か?」資本主義社会とは、サラリーマンを働かせて、資本家が儲ける構造のことだと言えること。また、成功者とは「努力できる好きなこと」を見つけられたなど。

成功を経験した者だからこそわかる含蓄がある言葉。

自分の父親から直接聞かせてもらえなくても、本を読んで気づけばいい。

若い社会人の方や社会人になる前の学生たちにとって、将来の進むべき方向性に間違いが少なくなるような参考となる内容ではないかと。

 

58P 資本主義の本質とは何か?

資本主義は、人間の「欲」をエネルギー源として、人びとを競争させることで社会を発展させる構造を持つ。

資本主義社会とは、サラリーマンを働かせて、資本家が儲ける構造のことだと言える。

日本の教育システムも、大量の優秀なサラリーマン(労働者)を生産するように作られている。

 

67P 君の年収を決める法則

年収200万円の人と2000万円の人の違いは、その人がどれだけ重要で代替可能な能力を有しているかによって決まっている。

君がどの職能を念頭にどの業界のどの会社に就職するかを選んだ時点で、将来における君の年収はほぼ自動的に決まっていることになる。

どの業界でもある程度のプロになれば、それまで培ったスキルと実績を土台にして、“職能のステップアップ”が可能になるということだ。

 

85P 会社の将来性を見極めるコツ

もし君が安定したいのであれば、今の大企業に入るのではなく、将来の大企業に入らねばならないと私ならば考える。

お金よりも遥かに私を衝き動かす最大の「欲」は、知的好奇心を満たすことなのだ。

 

<目次>

はじめに  残酷な世界の”希望”とは何か?

第1章   やりたいことがわからなくて悩む君へ

第2章   学校では教えてくれない世界の秘密

第3章   自分の強みをどう知るか

第4章   自分をマーケティングせよ!

第5章   苦しかったときの話をしようか

第6章   自分の”弱さ”とどう向き合うのか?

おわりに  あなたはもっと高く飛べる!

 

1972年生まれ。神戸大学経営学部卒。戦略家、マーケター。マーケティング精鋭集団「刀」を設立。

著書に「マーケティングとは「組織革命」である。」など。

思秋期は、ゆるさや自由きままさのほうがメインでいい。

礼儀を重んじて自らを厳しく戒める孔子の「論語」。

イケイケよりも、「まあまあ、それでいいじゃないか」

ジャッジフリーの老子哲学の「老荘」。

人生の後半は、できるならこちらの方を主に選ぶのかなと思う。

 

20-21P 元気なときの孔子、いまいちのときの老子

「上り坂の儒家、下り坂の老荘」

「儒家」とは儒教、孔子の教えであり、「老荘」とは老子哲学のことです。

孔子の教え、すなわち「論語」というのは、社会の中で生きる術を書いたもの。礼儀を重んじ、自らを厳しく戒めるような思想です。

一方、老子はそんな社会の外側に立って、「まあまあ、それでいいじゃないか」という考えなのです。

ですから、人生が上り坂でイケイケのとき、物事がうまく運んでいるときは、孔子の教えに従って、厳しめに自らを律していくとよい。

しかし、人生が下り坂で、いまいち元気がない。そんなふうに行き詰まっているときは、老子特有の「ゆるさ」や「自由きままさ」に寄り添ってみてはどうか。

 

 <目次>

思い込みをやめる「ジャッジフリー」の考え方

2500年以上の時を超えてきた 老子の言葉

精神科医として現場で感じた「老子哲学」の効果 ほか

 

1949年生まれ。慶應義塾大学医学部卒業。医学博士。一般社団法人日本うつ病センター副理事長、六番町メンタルクリニック所長。著書に「うつ病をなおす」など。

相手からまた会いたいと思われる72の具体例。

これらを普段から実践できれば、ぼくら男から見ても惚れ惚れするほどカッコいい男になれるはずだ。

例えば、出会いの大切さをずっと忘れない。

発した言葉の重さを知っている。

ピンと張りつめた空気のなか体が震えるような貴重な場面を何度も切り抜けてきた。

気障な言葉を人前で平気で言えるような人は、ぼくの周りにはなかなかいない。

ある意味異常で突き抜けている人間だ。

こんな風に勝手に思いまた会いたくなるくらいに、中谷さんのようにカッコいい人になりたいものだ。

 

 

59P 17 ノリのよい人に、会いたくなる。ノリとは、1秒で反応することだ。

また会いたいかどうかは、ノリです。ノリとは、頭で考えないで瞬間的に体が動くことです。

 

62P 18 「ねばならない」では動かない。「したい」か「したくないか」だ。

「ねばならない」という発想の人は、次は会ってもらえません。「会わなければならない」と思っている人に会いたい人はいないのです。会うのは会いたいからです。

 

70P 21 今の人間関係を大切にできる人に、新しい縁が生まれる。

縁に恵まれるためには、新しい人脈より、今の人間関係を大切にする必要があるのです。

 

 

 

102P 33 「凄いですね」より、「異常ですよ」と言う。

「壊れていますよ」「それは一線超えていますよ」と言われたほうがうれしいです。価値観の違いを楽しむために、そう言わせたいのです。

 

116P 39 誰かに嫌われることで、誰かに好かれる。

半分以上に嫌われている人は「人気者」と言えます。嫌っている人が半分に満たないうちは、「人気者」とは言えません。

人間は、すべての人に好かれたいと思うと、誰からも好かれません。また会いたくなる人にもなれません。

嫌われるのは人間の個性であり、魅力があるということなのです。

 

 

 

152P 53 「社交」と「友達」を混同するから、しんどくなる。

そりの合わない人に対しても、ニコニコ笑って、ペコペコできて、握手もハグもできるのが社交です。

好き嫌いを社交に持ち込むのは、子どもの論理です。

大切なのは、場の空気を悪くしないことです。

 

 <目次>

はじめに 「何かあったら、ぜひ」ではなく「こういうことをしましょう」と提案する。

第1章 チャンスをつかむ 準備編

第2章 覚えてもらう 行動編

第3章 新しい縁を生む 話し方編

第4章 価値観の違いを楽しむ リスペクト編

第5章 関係を継続させる 気づかい編

第6章 キッカケをつくる 挨拶編

第7章 相手に好かれる 気配り編

おわりに 運の貴重さに気づける人に、運はやってくる。

 

 

1959年、大阪府生まれ。早稲田大学第一文学部演劇科卒業。84年博報堂入社。CMプランナーとして、テレビ、ラジオCMの企画、演出をする。91年独立し、(株)中谷彰宏事務所を設立。ビジネス書から人生論、恋愛エッセイ、小説まで多岐にわたるジャンルで数多くのベストセラー、ロングセラーを送り出す。「中谷塾」を主宰し、全国で講演・ワークショップ活動を行っている。

 

定年時に「3000万円」の貯蓄が必要なのか?

人生100年時代に「年金だけでも暮らせます」って本当なのか?

保険は、保険料が一番安い会社が良い会社か?

 

ほんとうは破綻しない年金!

遺族年金や障害者年金などいざというときに役立つ年金!

付加年金や繰り下げ受給でお得な年金!

窓口で勧める金融商品はしてはいけない!

今は投資をしない選択も!

荻原さんからは、やらないことを決めれば「年金だけでも生きられます」と。

読んでいるとそのとおりできるような気持になってきますね。

 

兎に角、老年期をどのようにして生きていきたいのかできるだけ早くからじっくりと考えることだ。

年金などの正確な情報を得て、自分に合った納得した行動していくことだ。

いまからやらないことを明確にして、やるべきことを行動していければよい方に向かえるのでは!と思いますね。

 

220-221P 退職金はイザという時のためにとっておく

老後に必要となる大きな費用は。「介護費用」と「医療費」。

介護費用は、1人平均550万円。2人で1100万円。医療費は、2人で200万円から300万円を用意しておけばよい。この2つを合わせると、2人で1300万円から1400万円。少し余裕をみて1500万円くらいは、老後の介護費用と医療費のために、手をつけずに取っておきましょう。

1500万円といえば、40年間働いた退職金でまかなえる金額。これは、イザという時のために取っておいて、日常生活は、これまでの蓄えと年金でやっていく。

 

できれば、普段の生活は年金の範囲内でできるようにして、これまでの蓄えは、2人で旅行に行ったり趣味に使ったりという「楽しみのお金」にすると、生活にもメリハリがついていいでしょう。

 

サラリーマンで定年退職した人は、生活をダウンサイジング(規模を小さくする)させ、なるべく年金の範囲内で生活しましょう。もしそれでも足りなかったら、アルバイトなどの「プチ稼ぎ」で生活費を補うことを考えましょう。

 

 

 

 <目次>

はじめに 「人生100年時代」もやらないことを決めれば年金だけで生きられる

第1章 年金制度を理解して「老後不安」とおさらば!―年金の基礎知識(年金が「破綻」しないほんとうの理由、将来もらえる年金額を今すぐ把握する ほか)

第2章 意外と知らない年金超活用術―少しでも多くもらう裏ワザ(ちょい出費で、もらえる年金をグンと増やす、定年後の働き方次第で、もらえる年金はこんなに変わる!)

第3章 生活の「意識改革」で出費を抑えなさい―年金生活の大原則(銀行が煽る「老後不安」の正体、専門家に頼ろうとしない ほか)

第4章 やっぱり投資はしてはいけない―損をしないためのリスクヘッジ(あなたの貯金を狙う「言葉のマジック」に注意!、金融機関が勧める商品は安心・安全か? ほか)

第5章 膨らむ介護・医療費のお悩み解決法―転ばぬ先の「貯金」のすすめ(介護のお金は、どれくらいかかるか?、老後の医療費は、どれくらいかかるか? ほか)

おわりに 危機に直面しても生き抜くために必要なこと

 

 

1954年、長野県生まれ。経済ジャーナリスト。大学卒業後、経済事務所勤務を経て独立。経済の仕組みを生活に根ざして解説する、家計経済のパイオニアとして活躍。著書に「払ってはいけない」「老前破産」等。

「ピンとこない、の正体は、その人が、自分につけている値段です。」は名言。

見合い相手を見て自分と釣り合わないと一歩前に踏みだせないのだ。

結婚相談所の小野里さんの発言で印象に残ったことば。

「うまくいくのは、自分が欲しいものがちゃんとわかってる人です。自分の生活を今後どうしていきたいかが見えている人、ビジョンのある人」

 

あの人はこういう人だと決めつけて、思い込んで、自分はこうじゃないかと他人を思う。職業や生い立ち、見た目などで簡単に相手を評価し、自分に合う合わないを探している。そんな中では善良な人は生きづらい。傲慢なことに気づかない主張しつづける傲慢な人が得をする社会なのか。

 

閉鎖的な地方の価値観の中で安全に育った坂庭真実と

都会の中で普通に恋愛を経験し生活する西澤架。

真実が出会う都会で悪意のような女性たちと真実の母親が真美を疑うことのないその傲慢さはあるのかもしれないし、誰にもあるもので気づかないうちに表に滲み出てきているのかもしれない。

後半に行けば行くほど面白くて圧倒される展開だった。

読む終えてからこれが恋愛小説だったということがわかった。

 

第一部は、西澤架の視点。

第二部は、婚約者の坂庭真実の視点で話が進む。

適齢期を過ぎた男女の恋愛、婚活、嘘等々の事情に傲慢と善良な人たちが交錯する。

例えば同じ事実を別の角度で書かれてあったので、それが起こったのかが客観視でき理解しやすかった。

 

他作品の「青空と逃げる」の親子がなかに描かれていた。

こういうリンクがあったのはファンサービスとしてうれしい。

 

1980年2月29日生まれ。千葉大学教育学部卒業。2004年に『冷たい校舎の時は止まる』で第31回メフィスト賞を受賞し、デビュー。2011年『ツナグ』で第32回吉川英治文学新人賞、2012年『鍵のない夢を見る』で第147回直木賞、2018年『かがみの孤城』で第15回本屋大賞受賞