思秋期は、ゆるさや自由きままさのほうがメインでいい。
礼儀を重んじて自らを厳しく戒める孔子の「論語」。
イケイケよりも、「まあまあ、それでいいじゃないか」
ジャッジフリーの老子哲学の「老荘」。
人生の後半は、できるならこちらの方を主に選ぶのかなと思う。
20-21P 元気なときの孔子、いまいちのときの老子
「上り坂の儒家、下り坂の老荘」
「儒家」とは儒教、孔子の教えであり、「老荘」とは老子哲学のことです。
孔子の教え、すなわち「論語」というのは、社会の中で生きる術を書いたもの。礼儀を重んじ、自らを厳しく戒めるような思想です。
一方、老子はそんな社会の外側に立って、「まあまあ、それでいいじゃないか」という考えなのです。
ですから、人生が上り坂でイケイケのとき、物事がうまく運んでいるときは、孔子の教えに従って、厳しめに自らを律していくとよい。
しかし、人生が下り坂で、いまいち元気がない。そんなふうに行き詰まっているときは、老子特有の「ゆるさ」や「自由きままさ」に寄り添ってみてはどうか。
<目次>
思い込みをやめる「ジャッジフリー」の考え方
2500年以上の時を超えてきた 老子の言葉
精神科医として現場で感じた「老子哲学」の効果 ほか
1949年生まれ。慶應義塾大学医学部卒業。医学博士。一般社団法人日本うつ病センター副理事長、六番町メンタルクリニック所長。著書に「うつ病をなおす」など。
