「人生は私に何を求めているのか、これにはきっと意味があるのだ」ヴィクトール・フランクル『夜と霧』より
例えば、「今直面しているこの大変なことは、きっと意味がある。人生が私に何かを教えてくれようとしている」と思って生きていくことができれば、
困難に立ち向かう勇気も湧いてきて思考もポジティブになりますね。
93-94P
話を聞きながら、「そうですか」とか「なるほど」とか「大変ですね」などと相槌を打つだけ。「こうしたらいいのでは」とか「こうしなければだめです」などということはありません。その代わり、こう尋ねます。
「どうしたいと思いますか。どうしたらいいんでしょうかね」
まさにこれが“ちょっとした問いかけ”
人は皆、自分が納得する答えは自分の中に持っているのです。
このように問いかけると、どうすればよいのか!
相手が自問自答しながら、生きる意味を感じてくるのではないかと。
著者の経験からのことば。
お医者さんという立場だからこそ、気づくことがあります。
「良く死ぬとは、いまを良く生きること」
「笑顔にまさる薬はなし」
「命を伸ばすカギは感謝。感謝する人は明るく老いることができる」
なんとかなるさと、楽観的になること。
心の持ちようが大切だ。
5P
病気をはじめ、人は大変なことが起こると、誰でも不安に襲われ悲観的になります。けれども、悲観的なままでいていいことは一つもありません。「悲観は性格、楽観は哲学」という言葉がありますが、悲観的な状態からどうやって楽観的に考えることができるように自分を変えていくのか、ここが大事なところ、「哲学」です。その人の考え方、心の持ちようで、ものごとを楽観的な方向に向かわせることができるのです。
楽観的になると、体の免疫力が上がります。そして命が活性化します。
8P
悲しいこともつらいことも楽観的に捉えなおして、肯定的な気持ちを持ち続けながら明るく思い切り生きていけば、きっと幸せな死を迎えられる―それは、私の長い医師生活で得た一つの確信のようなものです。
<目次>
はじめに
第1話 「今日」からどんな思いで生きるかで命の長さと質は変わる
第2話 死に顔に自身ありますか?
第3話 限りある生を充実させる7つのこと
第4話 人生は私に何を求めているのか
「おわりに」にかえて 時間のない国が教えてくれること
1945年生まれ。昭和大学医学部卒業。医師。東京都立荏原病院内科部長等を経て、昭和大学客員教授。モンゴル保健省とJICAの要請でモンゴルの指導医養成事業にも協力。
