【No.534】機捜235 今野 敏 光文社(2019/03) | 朝活読書愛好家 シモマッキ―の読書感想文的なブログ~Dialogue~

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やはり警察物といえば今野敏だ。

さらっとしていて、でもしっかりした読み応えがある短編集。

警察物ではあまり取り上げられない機動捜査隊という着眼点の良さと発想の面白さ、ベテランの渋い行動力はたまらなく好きだ。

 

事件が起きたことを無線で知ると、すぐさま現場に駆け付け初動捜査を行う警視庁機動捜査隊。そのあとは渋谷署刑事課強行班へ捜査が引き継がれるが。

渋谷署に分駐所を置く警視庁第二機動捜査隊の高丸の相棒、一見、白髪頭で見かけは冴えない男。

見当たり捜査―指名手配犯など人相がわかっている被疑者の顔を覚え、駅などの人込みに立ちそれを発見する捜査のこと。

そこに在籍していた「縞長省一」

この定年間際の男は苦労を重ねつつ、眼力を磨いていた。

犯人を一瞬で見つけ出すスペシャリスト。

思いがけない実力を秘めた刑事であった。

 

 

 <目次>

機捜235

暁光

眼力

不眠

指揮

潜伏

本領

初動

密行

 

 

 

1955年北海道生まれ。1978年「怪物が街にやってくる」で第4回問題小説新人賞を受賞。2006年『隠蔽捜査』で第27回吉川英治文学新人賞、2008年『果断隠蔽捜査2』で第21回山本周五郎賞、第61回日本推理作家協会賞をダブル受賞。2017年「隠蔽捜査」シリーズで第2回吉川英治文庫賞を受賞。日本推理作家協会代表理事