こんばんは~
出雲大社の系列の神社の巫女を経まして。
教派神道の神職の資格を習得した占い師、白川葵です
本日もお忙しいところ、ご訪問ありがとうございます。
初めての方も、よろしくお願い致します。
明日は、2022年2月22日で、
「スーパー猫の日」です
それで、
ここ最近の記事は、
猫のことを続けて書いていますが
今回は、
「黒猫が横切ると不吉」というのは
本当なのかについてです.。
ただ、
黒猫を不吉な象徴とする
信仰や風習は、
日本には、
元々は
全くなかったのです
黒猫に関する最も
古い記録は、
平安時代で、
醍醐天皇の愛猫が、
黒猫だったとされていますが
天皇の愛猫が
不吉なシンボルであるはずがないのです
黒猫は、
明治期頃までは、
不吉どころか、
「福」の象徴であったようです。
江戸時代には、
黒猫が
「結核避け」として、
もてはやされていましたし、
創作においては、
新選組の沖田総司が、
この信仰にあやかり
黒猫を飼っているという
描写もあります。
黒猫が
「福」のシンボルだったというのは、
かの文豪・夏目漱石の
家に棲み付いた
猫にまつわる逸話からもうかがえ
漱石の妻の鏡子は、
大の猫嫌いで、
この迷い猫を何度も追い出したものの
出入りの按摩(あんま)から、
「珍しい福猫ですよ」と言われて
態度を一変させ、
人一倍可愛がったと、
記されていて、
この猫も、
黒ずんだなかに斑点がある
黒猫だったそうです
このように、
「福」の象徴であった黒猫が
不吉とされるようになったのは、
かっての西洋社会の影響なのです
昔の西洋社会では、
猫は邪悪な存在と考えられていて、
特に黒猫は、
「魔女の使い」と
忌み嫌われていました。
なぜ不吉とされたのかは、
大元を辿ると、
13世紀のローマ教皇の
グレゴリウス9世が、
原因とされています。
グレゴリウス9世は、
勅命の中で、
ケルト人の信仰の対象であった黒猫を
非難し、
これを境に、
黒猫は邪悪な存在として、
迫害の対象になったようです。
そして、
中世の「魔女狩り」では、
黒猫を飼っている人は
「魔女」として、
魔女裁判にかけられるように
なっていきました。
そうした
西洋社会のイメージが、
明治期以降に
日本に入って来て、
日本でも、
「黒猫が横切ると不吉」と
言われるようになったのです。
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いわゆる「ニ拝・ニ拍手・一拝」のやり方と「拝」と「礼」の違い
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