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※管理人Shinは知財保護において個人による「特許」のようなものを好まず、「全公開」を旨とします。(巻末詳細)
Probe形状マイクの先端メッシュおよびプロテクター
2013年、FetⅡのフロント部に採用した「金属メッシュ」の絞り成型が自作マイクの世界に一気にひろまりました。
その後MEMSマイクに及んで真っ先に考えたのがそのアレンジです。
STEP.1マイク先端メッシュ
2012年ころから「ファンタム式パナ改マイク」においてムキダシのECMマイクカプセルフロント(WM-61A)をなんとかしよう、と先端部メッシュを追加して見た目のグレードアップをはかってきました。
皆さまの自作マイクにおいても、昨今は「カプセルむき出し」は時流に合わなくなり、「フロントメッシュ」によって見た目を改善する例が増えてまいりました。
それはMEMSマイクでも変わりません。
Probe形状のMEMS型マイクでは先端メッシュは傷みやすいことが気になっていました。
今年からメッシュ自体、多少の力では変形しないよう構造とメッシュ材料を見直しました。
上 :3年間無防備に扱ってきた「ProbeⅡ」
中:メッシュ材料を変えた「Probe-T inf 」
下 :3年間無防備に扱ってきた「Probe Ⅱinf Lz」
これまではメッシュ60を標準としてまいりましたが、取扱いの問題でつぶれたり、変形のしやすさは課題でした。
最近はそれをメッシュ40にして強度アップをはかりました。
Q.ステンレスメッシュでドーム型に成型した場合変形しにくいのはどちら?
①60メッシュ
②40メッシュ
(A)答えは40メッシュでした。
60メッシュの線径 0.15mmに対し、40メッシュは0.29mmとほぼ2倍の太さになっています。
そして
線径が同じならメッシュの荒い=(メッシュ間隔が広い)ほうが外圧に強い、すなわち変形しづらい ということも経験してきました。
線径0.15と0.29、そしてドーム径4mmでは力学的に40メッシュの優位性はこの部分のレベルアップをはかりました。
(さらに30メッシュ、20メッシュとありますが、本体との形状バランスを考えるとここでは40メッシュが適切です。
材料切り出し (100均の「なんでも切れるハサミ」使用)
❤これ以降のメッシュ加工・絞り作業は記事:2318・2319をご参考ください。
YOUTUBEの一部で、「職人ワザは終わった!」と声高に叫び、「MEMSマイク実用化」において、このサイト情報をその都度盗用しては、自分の研究成果だとして派手に騒ぐ輩がいた。
(H県K市の寺院関係者)。
机上でできる手作業である金属メッシュ絞り成型だが、この作業の為に、何と「旋盤」を買い込んで成型用金型を作ろうと、バカげたことを始めるではないか。
そして、「終わったはずの職人ワザ」をみずから繰り出してYOUTUBE動画にするという「落語」の落ちネタのような哀れな姿に涙が出た。
それはまるでチューリップ1本の植替えにユンボで挑むような滑稽な姿です。
工具・道具の適材適所、適切使用ができるかどうかはその本人の基本的な技術スキル。それに加えた愛情とセンスで決まるのではないでしょうか。
STEP.2先端部保護プロテクター

材料のプラパイプ(AMAZON)
材料となるプラパイプは外径よりも「内径」が大切です。
プラパイプの切断
切り口端面の仕上げ、パイプ内側の平滑性および金属パイプへのフィット感に注力して切断後仕上げます。
完成 これで先端がしっかり保護されました。
「ユルユル」感なくフィットさせるのが決め手です。
以上
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おしらせ
MEMSマイク使用、話題のProbeⅡ Probe-T Probe-T inf L-730mems など、読者のみなさまからのご注文により優秀機種の手づくり製作・領布を承っておりますのでお問い合わせください
またFetⅡなど純正WM-61Aのファンタム式パナ改マイクも継続中です。
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