2517-B :「ICS-40730」 Digikey分との比較と結論 | ShinさんのPA工作室 (Shin's PA workshop)

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管理人Shinは知財保護において個人による「特許」のようなものを好まず、「全公開」を旨とします。(巻末詳細)

 

2517-A より

おことわり:あくまで「破壊試験」を主とした「損失テスト」につき個人研究者には経済的限界があることをご容赦ください。
 
 

 TODAY'S
 
Digikey分を追加テスト

8月11日に緊急発注した「Digikey」分。 同日664個あった一部がUSAから届きました。実質3日、早いですね。
 

 

 

 

すぐ試験をおこないました。(試験サンプル6個)

試験サンプル6個はDigikey  11-Aug-2025分です。

 

 

1.プレヒート100℃1分間 (サンプル3個)

(結果):3個全部熱破壊しました。(蘇生不可)

 

 

2.プレヒート60℃1分間 (サンプル3個)

(結果):3個全部正常動作しました。

 

 

 

 

生産ロットの問題か?

理由は分からないが、現流品のICS-40730では手半田時のプレヒート(100℃ 1分間)ではほぼ熱破壊すること。

 

60℃ 1分間では安定的にOKとなった。

 

 

すなわち、Mouser品もDigikey品も熱的条件は同じということが判明しました。両者の生産ロットなどは不明です。

 

 

 

 

(追加試験)

ロット=MOUSER 20-Jan を2個使い、ほぼ同一Soldering profileをもつKnowles SPM0687LR5H-1で不思議なことになりました。

 

・このロットのICS-40730では 60℃ 1分間プレヒート後、2個とも軽い「バリバリ」音のみで、だんだんそれが大きくなる異常。

音声収音はナシ。すなわち「熱破壊」

 

・Knowles SPM0687LR5H-1では 100℃ 1分間プレヒート後、2個とも何の問題もなく動作。

 

 

 

(結論)

1.ICS-40730MOUSER在庫品の中に、あきらかに熱条件の良くないロットの個体(すなわち熱的データ・スペックを満足しないモノ)が数多く存在する。

 

2.デバイスのディストリビューター各社とは関係なく、TDK InvensenseのMEMSマイク ICS-40730で2025年以前では問題なかった「SOLDERING PROFILE」が2025年製品ではそれを満たさなくなっているようである。

 

 

ちなみに

IM73A135V01及びSPM0687LR5H-1並びにsoundskrit社のSKR0600ではいずれもプレヒート 100℃ 1分間で破壊する個体は1個もありませんでした。

 

 

 

この件に関し皆様のほうではどんな様子でしょうか。

お聞かせいただければ幸いです。(記事末 メール窓から)

 

 

以上

 

 

 

 

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