前回で、吉原まで歩いた旧東海道あるき旅。


 

年明け早々、青春18きっぷをフル活用して、出発点の吉原へ。渋谷から2時間ちょっと。

 

(9:20)

朝から富士山ビュー!!さ、今日はとにかくガシガシ歩きます!

 

吉原宿は、1616年、1680年の津波被害により2度移転している海沿いの宿場町です。

水に恵まれた吉原は駿河半紙の生産地で、今も多くの製紙工場が集まる工場地帯です。

 

(9:48)

吉原駅から工場群の中の富士山見ながら歩いていくと、なんとその名も「左富士神社」

 

(9:50)

東海道を西に向かって歩いていくと、普通は進行方向右手に見える富士山が、

北にむかう道でほんのしばらくは道の左手に富士山が見える。広重の浮世絵にもその様子が。

 

 

浮世絵のなかの松並木の名残?と工場の屋根に阻まれてるけど、富士山が同じ位置に見えました。

 

(10:00)

富士山が近いなあ。写真ではそうでもないけど、ほんと美しいねえ。。

 

(10:04)

富士山の南側を走る「岳南鉄道」の本町駅のそばまで来たところで、ちょっと寄り道を・・・。

 

 

右側のお肉屋さん店頭のコロッケも気になるけど、信号を富士山の方へ渡ります。

 

 

正面に見える「日東ベーカリー」は11時開店なのでまだ開いておらず・・・コッペパンサンドが有名な老舗。

日東ベーカリーの前を右に折れて数十メートル、もう1軒パン屋さんが並んでるのだ。

 

(10:10)

松林堂さん。こちらも地元のパン屋さん。

 

 

お店の中のラインナップ。都心から見るとお値段お安い。。朝ごはんをここで調達です。

食べる場所はないので、そのまま場所を探して旧東海道方面へ戻ります。

 

(10:20)

岳南電鉄本町駅近くから始まるアーケード商店街をぶらぶらと。

鯛屋旅館は江戸初期の創業で、山岡鉄舟や清水次郎長の定宿、今でも旅館として営業中。

 

 

毎月1日が吉原宿一の市なんですねえ。アーケードののぼりで知りました。

 

(10:35)

アーケードを逸れて歩いていたところに、児童遊園と藤棚の下のテーブルセットみつけた。

 

 

朝ごはんです。松林堂さんで買ったのは、いちごさんどとロールパンサンド。

ロールパン1/2にたまご、コロッケ、焼きそばのサンド。朝ごはんピクニック♪♪

 

(10:50)

こんな表示を見つけました。木之元神社のそばの公園で朝ご飯を食べました。

 

 

 

その他に富士市の標識になるのかな?お散歩コースの案内板も見かけるようになりました。

 

 

富士市のマンホールのカラー版みつけた!華やかね。

 

(11:30)

本市場跡はバイパス道路みたいな広い道路で、こんな迂回看板も。

 

(11:40)

本市場の一里塚。江戸から35番目、140km!

34番目の一里塚は、左富士神社付近と言われているけど、位置不明で存在せず。

 

 

ガイドブックには「望月整形外科バス停」のところ、と書いてあった一里塚、JR富士駅のすぐ北側あたり。

整形外科が移転したのか「本市場中」という名前のバス停のところでした。

 

(12:00)

正午の音楽が鳴ってました。地元のスーパーが見えたので、トイレ休憩がてら寄り道。

合格Food Store Aoki http://www.superaoki.com/  伊豆の河津で創業、豊洲や横浜にも店舗あった!

 

 

初めて見た麦柏。柏の葉っぱつきのお饅頭、この辺りでは普通なのかな?

 

 

箱根以西でよく見かけるようになった丹那牛乳のコーヒー牛乳飲んで、トイレお借りして再び歩きます。

 

(12:30)

目指す方向に山がぽこぽこと見えます。行楽日和で車も多い道。

 

(12:35)

道標と常夜灯を目印に旧道へ逸れて歩きます。

 

 

標識を頼りに、富士川の河川敷へ行ってみます。

 

(12:50)

江戸時代は渡し舟で渡っていた富士川のパノラマ写真。

 

 

けっこうな水量で、河川敷で眺めても怖いくらいです。

 

(13:00)

富士川橋。車道の脇に歩行者・自転車用の橋があるので、そちらを歩いて渡りますが・・・

高所恐怖症気味のわたし、ちょっと怖いくらいの橋でした。

 

 

橋の真ん中からの眺めも素晴らしかったけど、写真撮ろうとするとスマホ落としそうで怖い(苦笑)

ほぼ渡り終えたところで、1枚。富士山と、川面に映る逆さ富士と、橋の上の私の影。

 

(13:15)

富士川橋を渡ったところで少し上りの道になります。高台から富士川と富士山を。

 

(13:20)

宿場町の間の小休止をした本陣の常盤家、建物が公開されていました。

 

 

周囲を黒塀が囲んでいたりして街道らしい風景が残っていました。

 

 

振り返り振り返り、富士山を眺めながら。

 

(13:30)

岩淵の一里塚、日本橋から37里目、148kmです。道の両側に塚が残っています。

36里目の一里塚は不在で跡形もありませんでした。

 

(13:50)

旧街道沿いの集落のなかを歩いていたら見つけた和菓子屋さん。

屋根に「東海道銘菓 富士川の栗の粉餅」の文字に惹かれてお店の中へ。

 

 

その栗の粉餅と、鎌倉カスターみたいな「チャーミング」、手作り感満載バナナオムレット購入。

お店の前で写真撮りつつ、下の2つはその場でおやつ。生クリームでエネルギーチャージ(笑)

 

(14:20)

和菓子屋さん過ぎて集落のはずれにきたら、東名高速上の跨線橋がありまして、

そこからの富士山がとってもきれいでした。

 

(14:30)

消火栓が・・・蒲原になったー!富士市のはかぐや姫みたいな柄だったな・・・。

 

(14:37)

蒲原の一里塚。日本橋から38番目、152km!とうとう150kmを越えました。

でもこの一里塚、見て分かるように民家に挟まれてこぢんまりと。。

 

 

一里塚を過ぎてはじまる蒲原宿は、古い建物がかなり残っていて昔の風情がありました。

 

お正月だったのですが、玄関に飾るしめ飾りがシンプルなしめ縄が多くて清々しい。

 

(14:50)

蒲原宿を案内する看板。宿場町を観光資源として認識してるねえ・・・。

 

 

化粧飾りのなまこ壁が立派なお宅。

 

 

本陣はもちろん、商家の跡など、多くの建物がかつての趣を残していています。

単発で旧東海道を訪ねるのなら、蒲原はいいな、と思いました。

 

(15:10)

静岡市清水区に入りましたね。蒲原宿。

 

 

観光ガイドマップには桜のイラストがたくさん。北が下になっている地図・・・見にくい!

海岸線ではなく山沿いにさくらの見どころがたくさんあるようです。蒲原城跡もそのあたり。

 

さくらといえば、この辺りを歩く際にできたら見てみたかったのが、桜えび!

通常12月は秋漁期で、漁の翌日は桜海老の天日干しが見られるのですが・・・

 

何年も前から、一度見てみたいと思っていたその景色、サイトを見てチェックしていましたが、

秋の試験漁で桜海老の漁獲高が少なすぎて中止になってしまいました。

 

次の漁期は春、3月から5月です。そのときにはぜひチェックして、

富士山の裾野でピンク色の絨毯みたいに見える、桜えびの天日干しの風景を見てみたいなあ・・・。

 

(15:32)

15時半が、帰り時間のひとつの目安だったこともあり、この日は蒲原から帰りました。

 

 

ブルーの線、15kmあまりを寄り道しながら6時間ほどで歩きました。

これまで10日以上歩いてきて、だいたい半日で15-20kmくらいは歩けてますね。

 

 

実際は20km、3万歩を越えていました。

 

 

帰りは、歩いた道を電車で戻るわけですが、富士川を渡るところで、きれいな逆さ富士!!

この日は歩きはじめから最後まで、富士山を眺められて楽しかった。

 

 

おみやげは、途中のスーパーで買った柏の葉っぱのおまんじゅうと、蒲原の栗の粉餅。

持ち帰りやすさも和菓子のメリットかも、ですね。生クリームはその場で食べちゃいました。

 

 

走る人これまでの行程まとめ (日本橋から約152km 京都まで約348km※日本橋-京都を約500kmとして)

1 日本橋→品川宿(鮫洲) 10km https://ameblo.jp/shibuyao2/entry-12359688565.html

2 品川宿→蒲田 6km 

  前半 https://ameblo.jp/shibuyao2/entry-12370889695.html

  後半 https://ameblo.jp/shibuyao2/entry-12372638714.html

3 蒲田→新子安 11km 

  蒲田→川崎宿 https://ameblo.jp/shibuyao2/entry-12376144528.html

  川崎宿→新子安 https://ameblo.jp/shibuyao2/entry-12376180027.html

4 新子安→保土ヶ谷 7.5km 

  新子安→神奈川宿 https://ameblo.jp/shibuyao2/entry-12378127343.html

  神奈川宿→保土ヶ谷宿https://ameblo.jp/shibuyao2/entry-12378128339.html

5 保土ヶ谷宿→藤沢宿 17.2km

  保土ヶ谷宿→戸塚宿 https://ameblo.jp/shibuyao2/entry-12383218423.html

  戸塚宿→藤沢宿 https://ameblo.jp/shibuyao2/entry-12383671944.html

  藤沢宿 https://ameblo.jp/shibuyao2/entry-12384630958.html

6 藤沢宿→平塚宿 13.3km

  藤沢→茅ヶ崎 https://ameblo.jp/shibuyao2/entry-12387251106.html

  茅ヶ崎     https://ameblo.jp/shibuyao2/entry-12389830250.html

  茅ヶ崎→平塚 https://ameblo.jp/shibuyao2/entry-12389839251.html

7 (番外編)興津→清水 https://ameblo.jp/shibuyao2/entry-12390517109.html

8 平塚→国府津 14km

  平塚→大磯  https://ameblo.jp/shibuyao2/entry-12410922903.html

  大磯宿    https://ameblo.jp/shibuyao2/entry-12411191758.html

  大磯→国府津 https://ameblo.jp/shibuyao2/entry-12411193529.html

9 国府津→小田原 6km https://ameblo.jp/shibuyao2/entry-12416223783.html

  小田原宿 https://ameblo.jp/shibuyao2/entry-12416244828.html

  小田原→箱根湯本 6km https://ameblo.jp/shibuyao2/entry-12416249259.html

10 箱根湯本  https://ameblo.jp/shibuyao2/entry-12420545804.html

     箱根湯本→芦ノ湖 10km https://ameblo.jp/shibuyao2/entry-12422346415.html

  芦ノ湖(元箱根)  https://ameblo.jp/shibuyao2/entry-12423353630.html

  芦ノ湖→三島 16km https://ameblo.jp/shibuyao2/entry-12423838042.html 

  三島宿 https://ameblo.jp/shibuyao2/entry-12423845434.html

11 三島→沼津 6km https://ameblo.jp/shibuyao2/entry-12425904064.html

12 沼津→吉原 15km https://ameblo.jp/shibuyao2/entry-12433856347.html

13 吉原→蒲原 15km イマココ走る人