「ドナ・サマー(Donna Summer)」の24年4月発表、「ジャパニーズ・シングル・コレクション -グレイテスト・ヒッツ-(Japanese Singles Collection-Greatest Hits-)」を聴きました。

僕が持っているのは、国内盤(CD3枚組+Blu-ray)、24年リマスター。

ドナサマー・シングル1
(ジャケット表)

ドナサマー・シングル2
(ジャケット裏)

ドナサマー・シングル3

ドナサマー・シングル4
(CD&Blu-rayレーベル)

ドナサマー・シングル5

ドナサマー・シングル6

ドナサマー・シングル7

ドナサマー・シングル8

ドナサマー・シングル9

ドナサマー・シングル10

ドナサマー・シングル11

ドナサマー・シングル12

ドナサマー・シングル13

ドナサマー・シングル14

ドナサマー・シングル15

ドナサマー・シングル16

ドナサマー・シングル17

ドナサマー・シングル18

ドナサマー・シングル19

ドナサマー・シングル20

ドナサマー・シングル21

ドナサマー・シングル22

ドナサマー・シングル23

ドナサマー・シングル24

ドナサマー・シングル25
(ブックレット)
日本盤として発売されたアナログ・シングル(ドーナツ盤)の全ジャケットを12cmCDジャケット・サイズに再現して掲載。「ジャパニーズ・シングル・コレクション」は、これが楽しみです。
ドーナツ盤なので、CDミニ・シングルで発売されたCD3・8曲目から12曲目とCDマキシ・シングルの13曲目は未掲載。これが残念です。どうせなら全部載せて欲しかったですね。

ドナサマー・シングル26
(日本語解説書)

ドナサマー・シングル27
(帯表裏)

ドナサマー・シングル28
(先着順特典)
A5クリアファイル。

このアルバムは、世界デビュー50周年を記念して、日本でリリースされた全シングル曲とミュージック・ビデオを網羅した日本独自企画のベスト盤。
ドナ・サマーのベスト盤と言えば、以前ブログにも書いた79年の「愛の軌跡ドナ・サマー・グレイテスト・ヒッツ(On the Radio: Greatest Hits Volumes I & II)」が有名です。こちらは、収録曲がディスコ・ミックスで繋がっているオリジナリティのある作品で、僕も大好きな一枚です。
今回は80年代以降の作品も収録されたオールタイム・ベストなので、CD2の10曲目以降は初めて聴く曲ばかりです。
また、Blu-rayは、80年代以降の作品を中心にMV映像17曲を収録しています。

この「ジャパニーズ・シングル・コレクション」シリーズはソニーとワーナーから何種類か出ておりますが、購入したのはチープ・トリックワム!シカゴビリー・ジョエルチャカ・カーンジャネット・ジャクソンブルース・スプリングスティーンに続いて8枚目。

CD1
1曲目「恐怖の脅迫電話(The Hostage)」は、74年の日本デビュー盤。ジャケットを見ると、ドンナ・サマーと表記されています。日本とヨーロッパのみで発売。ジョルジョ・モロダーとピート・ベロッテがプロデュースした第一弾。冒頭や途中で何度か入る電話の呼び鈴や会話が印象的です。原題は「人質」で、歌詞は夫が誘拐されて身代金を請求される内容。最後に警察が人質奪還に失敗して、夫が亡くなった事が分かります。74年の1st「Lady of the Night」収録。
2曲目「愛の誘惑(Love to Love You Baby)」は、全米2位・全英4位。75年の2nd「愛の誘惑(Love to Love You Baby)」収録。何と言っても、喘ぎ声が入ったエロいアレンジが今聴いても斬新です。
3曲目「新・愛の誘惑(パート1)(Love to Love You Baby(Part1))」は、2曲目の別ヴァージョン。
4曲目「恋はマジック(Could It Be Magic)」は、全米52位・全英40位。バリー・マニロウのカバー。76年の3rd「ラブ・トリロジー(A Love Trilogy)」収録。
5曲目「愛のたわむれ(Try Me, I Know We Can Make It)」は、全米80位。2曲目同様、ウィスパリング・ボイスで歌われる曲。3rd「ラブ・トリロジー」収録。
6曲目「スプリング・アフェア(Spring Affair)」は、全米58位。76年の4th「フォー・シーズンズ・オブ・ラブ(Four Seasons of Love)」収録。
7曲目「貴方のひざで(Can't We Just Sit Down(And Talk It Over))」は、全米R&Bチャート20位。本格的なラヴ・バラード。77年の5th「アイ・リメンバー・イエスタデイ(I Remember Yesterday)」収録。
8曲目「アイ・フィール・ラヴ(I Feel Love)」は、全米6位・全英1位。大ヒットした、クールな雰囲気のエレクトリック・ディスコ。全て電子楽器で演奏される、元祖ユーロ・ビートと言われる曲。5th「アイ・リメンバー・イエスタデイ」収録。
9曲目「アイ・リメンバー・イエスタデイ(I Remember Yesterday)」は、全英14位。ミュージカル風ディスコ・サウンド。5th「アイ・リメンバー・イエスタデイ」収録。
10曲目「ワンス・アポン・ア・タイム(Once Upon A Time)」は、77年の6th「ワンス・アポン・ア・タイム(Once Upon A Time)」収録。
11曲目「ルーマー・ハズ・イット(Rumour Has It)」は、全米53位・全英19位。ゴージャスなサウンドがいかにもドナらしい、王道ディスコ・サウンド。6th「ワンス・アポン・ア・タイム」収録。
12曲目「アイ・ラブ・ユー(I Love You)」は、全米37位・全英10位。6th「ワンス・アポン・ア・タイム」収録。
13曲目「ザ・ディープのテーマ    (Down Deep Inside(Theme From The Deep))」は、全英5位。得意の喘ぎ声入り。映画「ザ・ディープ(The Deep)」サウンドトラック収録。
14曲目「ラスト・ダンス(Last Dance)」は、全米3位・全英51位。ドナも出演した映画「イッツ・フライデー(Thank God It's Friday)」サウンドトラック収録。アカデミー主題歌賞を受賞。

CD2
1曲目「マッカーサー・パーク(MacArthur Park)」は、全米1位・全英5位。リチャード・ハリスのカバー。78年の「ライヴ・アンド・モア(Live and More)」収録(スタジオ録音)。
2曲目「ヘブン・ノウズ(Heaven Knows)」は、全米4位。ブルックリン・ドリームスのジョー・エスポジトとのデュエット。「ライヴ・アンド・モア」収録。
3曲目「ホット・スタッフ(Hot Stuff)」は、全米1位・全英11位。中近東風のメロディーも流れる、ロック調ディスコ・サウンド。ギター・ソロはドゥービー・ブラザーズのジェフ・バクスター。79年の7th「華麗なる誘惑(Bad Girls)」収録。
4曲目「バッド・ガール(Bad Girls)」は、全米1位・全英14位。売春婦の歌ですが、「Toot-toot,hey,beep-beep」と歌うコーラスも可愛い、ラテン調ディスコ・サウンド。7th「華麗なる誘惑」収録。
5曲目「ディム・オール・ザ・ライツ(Dim All the Lights)」は、全米2位・全英29位。パーカッシブなアレンジに支えられたドラマチックな曲。7th「華麗なる誘惑」収録。
6曲目「サンセット・ピープル(Sunset People)」は、全英46位。クールなテクノ調ディスコ・サウンド。7th「華麗なる誘惑」収録。
7曲目「オン・ザ・レイディオ(On the Radio)」は、全米5位・全英32位。79年のベスト盤「愛の軌跡ドナ・サマー・グレイテスト・ヒッツ」収録。80年の映画「フォクシー・レディ」のサントラ盤にも収録。
8曲目「ウォーク・アウェイ(Walk Away)」は、全米36位。力強いボーカル・ナンバー。7th「華麗なる誘惑」収録。
9曲目「ノー・モア・ティアーズ(No More Tears (Enough Is Enough) (duet with Barbra Streisand))」は、全米1位・全英3位。バーブラ・ストライサンドとのデュエット。ベスト盤「愛の軌跡ドナ・サマー・グレイテスト・ヒッツ」収録。
10曲目「ワンダラー(The Wanderer)」は、全米3位・全英43位。80年の8th「ワンダラー(The Wanderer)」収録。ゲフィン・レコード移籍第一弾。
11曲目「コールド・ラブ(Cold Love)」は、全米33位・全英44位。8th「ワンダラー」収録。パワフルなボーカルのハードロック・ナンバー。
12曲目「ルッキング・アップ(Looking Up)」は、日本独自シングル。8th「ワンダラー」収録。
13曲目「恋の魔法使い(Love Is in Control(Finger on the Trigger))」は、全米10位・全英18位。82年の10th「恋の魔法使い(Donna Summer)」収録。長年のコンビ、ジョルジョ・モロダーとピート・ベロッテのコンビから離れ、クインシー・ジョーンズによってプロデュースされた曲。81年にレコーディングされたものの、96年までお蔵入りにさせられた「アイム・ア・レインボー(I'm a Rainbow)」というアルバムがあり、当時はゲフィン・レコードと確執があったようです。
14曲目「ステイト・オブ・インデペンデンス(State of Independence)」は、全米41位・全英14位。イエスのジョン・アンダーソンとヴァンゲリスのカバー。10th「恋の魔法使い」収録。
15曲目「プロテクション(Protection)」は、ブルース・スプリングスティーンの提供曲で、終盤のギター・ソロとバック・ボーカルも担当。他にも、スティーヴ・ルカサーをはじめとするTOTOのメンバーが参加しています。いかにも、ブルース・スプリングスティーンのメロディー・ラインといった曲調です。10th「恋の魔法使い」収録。

CD3
1曲目「情熱物語(She Works Hard for the Money)」は、全米3位・全英25位。80年代最大のヒット曲。マイケル・オマーティアンのプロデュース。マーキュリー・レコードから発売された83年の11th「情熱物語(She Works Hard for the Money)」収録。
2曲目「アンコンディショナル・ラブ(Unconditional Love)」は、全米43位・全英14位。クレジットがありませんが、イギリスの少年レゲエ・バンドのミュージカル・ユースと共演したトロピカル・ソング。11th「情熱物語」収録。
3曲目「愛を心に(Love Has a Mind of Its Own)」は、全米70位。2nd Chapter of Actsというグループのマシュー・ワードとのデュエット。11th「情熱物語」収録。
4曲目「ゼア・ゴーズ・マイ・ベイビー(There Goes My Baby)」は、全米21位・全英99位。ザ・ドリフターズのカバー。84年の12th「キャッツ・ウィズアウト・クロウズ(Cats Without Claws)」収録。
5曲目「スーパーナチュラル・ラブ(Supernatural Love)」は、全米75位。12th「キャッツ・ウィズアウト・クロウズ」収録。
6曲目「ディナー・ウィズ・ガーシュウィン(Dinner with Gershwin)」は、全米48位・全英13位。ブレンダ・ラッセルの提供曲。曲名は、アメリカの作曲家ジョージ・ガーシュウィンに因んだもの。87年の13th「オール・システムズ・ゴー(All Systems Go)」収録。
7曲目「オンリー・ザ・フール(Only the Fool Survives (duet with Mickey Thomas))」は、全米アダルト・コンテンポラリー14位。スターシップのミッキー・トーマスとのデュエットによる伸びやかなバラード。13th「オール・システムズ・ゴー」収録。
8曲目「イッツ・フォー・リアル(This Time I Know It's for Real)」は、全米7位・全英3位。生前最後の全米トップ10入り。ストック・エイトキン・ウォーターマンのプロデュースによるユーロビート。89年の14th「アナザー・プレイス・アンド・タイム(Another Place and Time)」収録。
9曲目「アイ・ドント・ウォナ・ゲット・ハート(I Don't Wanna Get Hurt)」は、全英7位。これも、ストック・エイトキン・ウォーターマンのプロデュースによるユーロビート。14th「アナザー・プレイス・アンド・タイム」収録。
10曲目「チェンジ・マイ・ハート(Love's About to Change My Heart)」は、全米85位・全英20位。これまた、ストック・エイトキン・ウォーターマンのプロデュースによるユーロビート。8曲目からこの10曲目は、リック・アストリーやカイリー・ミノーグを想い出しますね。14th「アナザー・プレイス・アンド・タイム」収録。
11曲目「ホエン・ラブ・クライズ(When Love Cries)」は、全米77位。全編ファルセットで歌う曲。キース・ダイアモンドのプロデュース。91年の15th「ミステイクン・アイデンティティー(Mistaken Identity)」収録。
12曲目「ワーク・ザット・マジック(Work That Magic)」は、全英74位。15th「ミステイクン・アイデンティティー」収録。
13曲目「メロディ・オブ・ラヴ(Melody of Love(Wanna Be Loved))」は、全米ダンス・クラブ・ソングス1位・全英21位。94年のベスト盤「エンドレス・サマー~ドナ・サマー・グレイテスト・ヒッツ(Endless Summer: Donna Summer's Greatest Hits)」収録。
14曲目「アイ・ウィル・ゴー・ウィズ・ユー(I Will Go with You(Con te partirò))」は、全米79位・全米ダンス・クラブ・ソングス1位・全英44位。サラ・ブライトマンとアンドレア・ボチェッリ「タイム・トゥ・セイ・グッバイ(Time To Say Goodbye)」のカバー。99年の「ライブ&モア・アンコール!(Live And More Encore)」収録。
15曲目「アクエリアス(Aquarius)」は、ボーナストラック。69年のミュージカル「ヘアー」のドイツ盤サウンドトラックからカットされたシングル。本名のドナ・ゲインズ名義。

Blu-ray
1曲目「愛の誘惑(Love to Love You Baby)」
2曲目「アイ・フィール・ラヴ(I Feel Love)」
3曲目「ワンダラー(The Wanderer)」
4曲目「恋の魔法使い(Love Is in Control(Finger on the Trigger))」
5曲目「ステイト・オブ・インデペンデンス(State of Independence)」
6曲目「ザ・ウーマン(The Woman in Me)」は、全米33位・全英62位。シングル盤が日本未発売のため、CD未収録。10th「恋の魔法使い」収録。
7曲目「情熱物語(She Works Hard for the Money)」
8曲目「アンコンディショナル・ラブ(Unconditional Love)」
9曲目「スーパーナチュラル・ラブ(Supernatural Love)」
10曲目「ディナー・ウィズ・ガーシュウィン(Dinner with Gershwin)」
11曲目「オール・システムズ・ゴー(All Systems Go)」は、全英54位。シングル盤が日本未発売のため、CD未収録。13th「オール・システムズ・ゴー」収録。
12曲目「イッツ・フォー・リアル(This Time I Know It's for Real)」
13曲目「アイ・ドント・ウォナ・ゲット・ハート(I Don't Wanna Get Hurt)」
14曲目「チェンジ・マイ・ハート(Love's About to Change My Heart)」」
15曲目「ワーク・ザット・マジック(Work That Magic)」
16曲目「メロディ・オブ・ラヴ(Melody of Love (Wanna Be Loved))」
17曲目「アイ・ウィル・ゴー・ウィズ・ユー(I Will Go with You (Con te partirò))」

Youtubeで「愛の誘惑(Love to Love You Baby)」のライブ映像を見つけたので、ご紹介しましょう。



同じくYoutubeの「アイ・フィール・ラヴ(I Feel Love)」のMV映像です。



同じくYoutubeの「アイ・リメンバー・イエスタデイ(I Remember Yesterday)」のライブ映像です。



同じくYoutubeの「ラスト・ダンス(Last Dance)」のMV映像です。



同じくYoutubeの「マッカーサー・パーク(MacArthur Park)」のライブ映像です。



同じくYoutubeの「ホット・スタッフ(Hot Stuff)」のライヴ映像です。



同じくYoutubeの「バッド・ガールズ(Bad Girls)」のMV映像です。



同じくYoutubeの「ディム・オール・ザ・ライト(Dim All the Lights)」のライブ映像です。



同じくYoutubeの「オン・ザ・レイディオ(On the Radio)」のMV映像です。



同じくYoutubeの「ワンダラー(The Wanderer)」のMV映像です。



同じくYoutubeの「情熱物語(She Works Hard for the Money)」のMV映像です。



同じくYoutubeの「イッツ・フォー・リアル(This Time I Know It's for Real)」のMV映像です。