「エイミー・ワインハウス(Amy Winehouse)」の11年12月発表、「ライオネス:ヒドゥン・トレジャーズ(Lioness: Hidden Treasures)」を聴きました。
僕が持っているのは、20年発売の5枚組ボックス・セット「ザ・コレクション(The Collection)」(輸入盤)の1枚。
このボックス・セットは、15年にLPセットとして発売されていたもののCD版のようです。
表記が見当たらないので、リマスターされているか否かが判別しません。
おまけに、ブックレットの類が一切付属しておらず、単に紙製ジャケットのCDが5枚収納されているだけです。
(ジャケット表)
この写真は、ロック・ミュージシャンのブライアン・アダムスの撮影。彼が写真家としても活動している事は全く知りませんでした。
(ジャケット裏)
(ボックス表)
(ボックス裏)
エイミー・ワインハウスは、イギリスのソウル、ジャズ、R&B系シンガー・ソングライター。
薬物中毒やアルコール依存症で入退院を繰り返してましたが、結局生前に2枚のオリジナル・アルバムを出しただけで、11年に27歳の若さで亡くなりました。
このアルバムは、2nd「バック・トゥ・ブラック(Back to Black)」に続いて、死後4ヶ月後に発表されたコンピレーション・アルバム(全英1位・全米5位・オリコン29位)。
プロデューサーは、マーク・ロンソン、サラーム・レミほか。
未発表曲やカバー曲で構成されております。
1曲目「アワ・デイ・ウィル・カム(Our Day Will Come)」は、全英29位・全英R&Bチャート25位。ルビー&ロマンティックスのカバー。デビュー前の02年の録音ですが、バックの演奏がレゲエ調なのに、ボーカルはムーディーな雰囲気で、ちっともレゲエで無いのが面白いです。
2曲目「ビトゥイーン・ザ・チーツ(Between the Cheats)」は、08年録音の口笛で始まるオールディーズ風ドゥーワップ調の曲。
3曲目「ティアーズ・ドライ(Tears Dry(original version))」は、2nd「バック・トゥ・ブラック(Back to Black)」収録の「ティアーズ・ドライ・オン・ゼア・オウン(Tears Dry on Their Own)」のオリジナル・バラッド・ヴァージョン。かなり、ゆったりと歌っています。
4曲目「ウィル・ユー・スティル・ラヴ・ミー・トゥモロウ?(Will You Still Love Me Tomorrow?(2011))」は、キャロル・キング&ジェリー・ゴフィン作詞作曲による、(アメリカの黒人ガールズ・グループ)シュレルズのヒット曲のカバー。映画「ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12か月」サウンドトラック収録曲。
5曲目「ライク・スモーク(Like Smoke(featuring Nas))」は、08年録音で、黒人ラッパーのナズをフィーチャー。
6曲目「ヴァレリー(Valerie('68 version))」は、イギリス・リバプール出身のザ・ズートンズのカバー。
7曲目「イパネマの娘(The Girl from Ipanema)」は、ブラジルのアントニオ・カルロス・ジョビン(トム・ジョビン)によるボサノヴァの名曲カバー。これも、デビュー前の02年の録音。
8曲目「ハーフ・タイム(Half Time)」は、ジャージーなバラード。アメリカのヒップホップ・バンド、ザ・ルーツのドラマー、クエストラブが参加。
9曲目「ウェイク・アップ・アローン(Wake Up Alone(original recording))」は、ポール・ステイヴリー・オダフィのプロデュースによる、2nd「バック・トゥ・ブラック」収録曲のオリジナル・ヴァージョン。
10曲目「ベスト・フレンズ、ライト?(Best Friends, Right?)」は、ライヴでは歌われていた曲の03年スタジオ録音ヴァージョン。
11曲目「ボディ・アンド・ソウル(Body and Soul)」は、全英40位・全米87位。11年録音のトニー・ベネットとのデュエットで、生前最後の録音。ジャズのスタンダード・ナンバーのカバー。プロデューサーは、フィル・ラモーン。ベネットのアルバム「デュエッツⅡ(DuetsⅡ)」にも収録。
12曲目「ソング・フォー・ユー(A Song for You)」は、09年録音の雨音で始まるレオン・ラッセルのカバー。カーペンターズもカバーしています。
Youtubeで「ボディ・アンド・ソウル(Body and Soul)」のPV映像を見つけたので、ご紹介しましょう。
同じくYoutubeの「アワ・デイ・ウィル・カム(Our Day Will Come)」のPV映像です。
同じくYoutubeの「ヴァレリー(Valerie)」のライヴ映像です。
同じくYoutubeの「ソング・フォー・ユー(A Song for You)」の音源です。