チャカ・カーン / ジャパニーズ・シングル・コレクション -グレイテスト・ヒッツ-

「チャカ・カーン（Chaka Khan）」の２１年１１月発表、「ジャパニーズ・シングル・コレクション -グレイテスト・ヒッツ-（Japanese Singles Collection-Greatest Hits-）」を聴きました。

僕が持っているのは、国内盤（ＣＤ＋ＤＶＤ）、２１年リマスター。

（ジャケット表）

（ジャケット裏）

（ブックレット裏、ＣＤ＆ＤＶＤレーベル、トレイ下）

（ブックレット）

１３曲目までのシングル・ジャケット写真を収録。毎度のことながら、「ジャパニーズ・シングル・コレクション」はこれが楽しみです。やはり、９曲目までのアナログ時代のジャケットが良いですね。

（帯表裏）

スウィング・アウト・シスター「結成３０周年記念ベスト（The Essential）」に続いて、ベスト盤を聴くシリーズ第６３弾はチャカ・カーン。

チャカ・カーンは、アメリカの女性Ｒ＆Ｂ歌手。
このアルバムは、初来日４５周年を記念した、日本でリリースされた全シングル曲とミュージック・ビデオを収録した日本独自企画のベスト盤。

Ｄｉｓｃ１（ＣＤ）は、日本でリリースされたシングル集に加え、国内初ＣＤ化のシングルＢ面２曲とアルバム収録曲をボーナス・トラックとして収録。
Ｄｉｓｃ２（ＤＶＤ）は、３曲目と５曲目を除き、世界初ＤＶＤ化となるミュージック・ビデオ全１２曲です。

この「ジャパニーズ・シングル・コレクション」シリーズはソニーとワーナーから何種類か出ておりますが、購入したのはチープ・トリック、ワム！、シカゴ、ビリー・ジョエルに続いて、これが５枚目。ワーナーからは、シカゴに続いて２枚目ですね。

Ｄｉｓｃ１（ＣＤ）
１曲目「アイム・エヴリ・ウーマン（I'm Every Woman）」は、全米２１位・全英１１位。１st「恋するチャカ（Chaka）」(７８年)収録曲。後に、ホイットニー・ヒューストンがカバー（全米４位・全英４位）し、「ボディガード（The Bodyguard）」のサントラにも収録されたチャカの代表曲。チャカはホイットニーのＭＶにもカメオ出演しています。ストリングスを聴くと、典型的なディスコ・サウンドですね。
２曲目「人生はダンス（Life Is a Dance）」は、全米Ｒ＆Ｂ４０位。１st「恋するチャカ」収録曲。クラヴィネットとベースがグルーヴするファンク・ナンバー。途中で「ダンス・トゥ・ザ・ミュージック」と歌うので、スライ＆ザ・ファミリー・ストーンを思い出します。
３曲目「クラウド（Clouds）」は、全米Ｒ＆Ｂ１０位。２nd「ノーティ(じゃじゃ馬馴らし)（Naughty）」(８０年)収録曲。バック・ボーカルで、デビュー前のホイットニー・ヒューストンと母親のシシー・ヒューストンが参加。
４曲目「恋のハプニング（What Cha' Gonna Do For Me）」は、全米５３位・全米Ｒ＆Ｂ１位。３rd「恋のハプニング（What 'cha Gonna Do for Me）」(８１年)収録曲。アヴェレイジ・ホワイト・バンドのカバー。都会的な雰囲気の洗練されたソウル・ナンバー。
５曲目「ゴット・トゥ・ビー・ゼア（Got to Be There）」は、全米６７位・全米Ｒ＆Ｂ５位。４th「ビバップを歌う女（Chaka Khan）」(８２年)収録曲。マイケル・ジャクソンのカバー。ラヴバラード。
６曲目「フィール・フォー・ユー（I Feel for You）」は、全米３位・全英１位。５th「フィール・フォー・ユー（I Feel for You）」(８４年)収録曲ですが、これはシングル・ヴァージョン。プリンスのカバー。冒頭の「チャカ・カーン」を連呼するラップやスティーヴィー・ワンダーの吹くハーモニカが印象的です。チャカのソロ最大のヒット曲。
７曲目「ディス・イズ・マイ・ナイト（This Is My Night）」は、全米６０位・全英１４位。５th「フィール・フォー・ユー」収録曲ですが、これもシングル・ヴァージョン。シンセ・ファンク。「トゥナイト」と呟くコーラスが印象的です。
８曲目「ラヴ・オブ・ア・ライフタイム（Love of a Lifetime）」は、全米５３位・全英５２位。６th「デスティニー（Destiny）」(８６年)収録曲。スクリッティ・ポリッティのグリーン・ガートサイドとデヴィッド・ガムソンの共作。これは、先日聴いた「キューピッド＆サイケ８５（Cupid & Psyche 85）」をプロデュースしたアリフ・マーディン繋がりですね。
９曲目「タイト・フィット（Tight Fit）」は、全米Ｒ＆Ｂ２８位。６th「デスティニー」収録曲。クールなスロー・ナンバー。
１０曲目「イッツ・マイ・パーティー（It's My Party）」は、全米Ｒ＆Ｂ５位・全英７１位。７th「Ｃ.Ｋ.（c.k.）」(８８年)収録曲。夫婦デュオのウーマック＆ウーマックのカバー。その片割れセシル・ウーマック（ボビー・ウーマックの弟）がギターとバック・ボーカルで参加しています。
１１曲目「ファクツ・オブ・ラヴ（Facts Of Love）」は、８th「ウーマン・アイ・アム（The Woman I Am）」(９２年)収録曲。トヨタ「ＲＡＶ４」ＣＭソングとなり、日本でのみシングルカット。
１２曲目「ネヴァー・ミス・ザ・ウォーター（Never Miss the Water）」は、全米Ｒ＆Ｂ３６位・全英５９位。「チャカ・カーン・ベスト!～エピファニー（Epiphany）」(９６年)収録曲で、ラジオ・エディット・ヴァージョン。途中でミシェル・ンデゲオチェロによるラップが入る、華麗なダンス・ナンバー。
１３曲目「エヴリ・リトル・シング（Every Little Thing）」は、「チャカ・カーン・ベスト!～エピファニー」収録の未発表曲。日本でのみシングルカットされた、軽快なアーバンソウル。ボーカルワークが巧みです。
１４曲目「エイント・ノーバディ（Ain't Nobody）」は、全米２２位・全英８位。ルーファス＆チャカ・カーンの「ライヴ／サヴォイでストンプ！（Stompin' at the Savoy - Live）」(８３年)収録曲。同アルバムはライヴ・アルバムですが、この曲はスタジオ録音で、独特のフックとグルーヴ感に溢れるファンク・ナンバー。何でこれだけルーファス時代の曲を収録したのかは分かりませんが、なかなか格好良い曲です。
１５曲目「スルー・ザ・ファイア（Through the Fire）」は、全米６０位・全米Ｒ＆Ｂ１５位・全英７７位。日本ではシングルカットされず。５th「フィール・フォー・ユー」収録曲。高らかに歌い上げるバラード。
１６曲目「ラヴ・ユー・オール・マイ・ライフタイム（Love You All My Lifetime）」は、全米６８位・全米Ｒ＆Ｂ２位・全英４９位。これも、日本ではシングルカットされず。８th「ウーマン・アイ・アム」収録曲。これも、ハイトーンのボーカルを聞かせるダンス・ナンバー。
１７曲目「ラヴァーズ・タッチ（Lover's Touch）」は、４曲目のシングルＢ面。国内初ＣＤ化。ホーンやコーラスがお洒落な雰囲気の曲。
１８曲目「オンリー・ワンス（Only Once）」は、ビートルズのカバー「恋を抱きしめよう（We Can Work It Out）」のシングルＢ面。国内初ＣＤ化。スケール感のあるバラード。

Ｄｉｓｃ２（ＤＶＤ）
１曲目「アイム・エヴリ・ウーマン（I'm Every Woman）」
２曲目「人生はダンス（Life Is a Dance）」
３曲目「フィール・フォー・ユー（I Feel for You）」
４曲目「ディス・イズ・マイ・ナイト（This Is My Night）」
５曲目「スルー・ザ・ファイア（Through the Fire）」
６曲目「アイ・トゥ・アイ（Eye To Eye）」は、全英１６位。５th「フィール・フォー・ユー」収録曲。
７曲目「ラヴ・オブ・ア・ライフタイム（Love of a Lifetime）」
８曲目「イッツ・マイ・パーティー（It's My Party）」
９曲目「エイント・ノーバディ（Ain't Nobody）」は、「人生はダンス～スーパー・ダンス・リミックス集（The Remix Project）」(８９年)収録のリミックス・ヴァージョン。
１０曲目「ラヴ・ユー・オール・マイ・ライフタイム（Love You All My Lifetime）」
１１曲目「メイク・ザ・ストーリー・ライト（You Can Make The Story Right）」は、全米Ｒ＆Ｂ８位。８th「ウーマン・アイ・アム」収録曲。
１２曲目「ネヴァー・ミス・ザ・ウォーター（Never Miss the Water）」

Youtubeで「ジャパニーズ・シングル・コレクション -グレイテスト・ヒッツ」のトレーラー映像を見つけたので、ご紹介しましょう。