2-6:トリガーを見つけるヒント
感情がモヤモヤしているのに「原因がわからない」と感じていませんか?本記事では、未処理感情のきっかけとなる「トリガー」を身体感覚から見つける具体的なコツをわかりやすく解説します。不安・イライラ・自己否定の正体に気づき、感情をスッキリ整理したい方におすすめです。未処理感情を解消する感情消化メソッド目次シリーズの概要第1部:心の仕組み 苦しさと解消の仕組み第2部:感情消化メソッド 未処理感情解消の考え方と手順第3部:未処理感情の影響 未処理感情の体調・欲求・人生への影響 未処理感情をためやすい人の特徴第4部:人生の問題の解消 問題を作っている未処理感情の働き トリガーのヒント感情消化メソッドを始めたばかりのころは、「これといったトリガーが思いつかない」「何を扱えばいいのか分からない」と感じることは多いと思います。未処理の感情は、抑圧や回避によって意識から遠ざけられているので、そのきっかけであるトリガーにも気付きにくくなっているからです。第4部で、人生のさまざまの問題に関係する未処理感情のトリガーに気付くヒントを提示する予定ですが、ヒントを元に自分で気付く必要があります。今回は、自分でトリガーに気づいていくための具体的なコツを整理していきます。身体感覚に注意を向けて、トリガーに気づくトリガーに気づくには、まず未処理感情が再開したいことに気づく必要があります。【2-2:未処理感情の特徴】で説明した通り、未処理感情は脅威反応ですから、自分の反応に注意を向けていると、緊張や「イヤな感じ」として感じることができます。緊張は例えば以下のような身体感覚で感じられると思います。 頬がヒリヒリ・ザワザワする 頭の中が重い感じやチリチリした感じがする 頭皮や首筋に緊張を感じる 首や肩がはる 違和感を感じるこれらを実感したり、未処理感情やトリガーに気づく練習として、身体感覚に注意を払いながら、以下に関することを思い出してみましょう。 困っていること 不満や怒りを感じていること 不安なこと 劣等感・自責・後悔これらを思い出した時に感じるのが、未処理感情による脅威反応です。脅威反応が出た時の考えていたものは、トリガーですからメモしておきましょう。最初は、無自覚な抑圧や回避や、既に再開している未処理感情による緊張で鮮明には感じられないかもしれませんが、感情消化メソッドに取り組んでしばらくすると明確に感じられるようになっていきます。トリガーの内容は関係ありませんトリガーとなる考えの内容が妥当かどうかは気にせず、身体感覚が動くか否かだけで、トリガーを書き出します。メソッドを続けて抑圧や回避が減ると、「情けない考え」や「非常識な考え」に反応していることに気づくかもしれません。たとえば、 俺だって、ママに甘えたい 俺だけ、仕事に行っているのは、おかしい 俺も、○○(常識的に悪いこと)をしてみたいといった考えが、未処理感情のトリガーになっている場合があります。これらは、自分の立場や目的のために抑圧して未処理となった感情です。普段は、「なんか、不愉快」「なんか、許せない」という感じで自覚されているかもしれません。これらへの反応も「感じ切る」と解消されて、気にならなくなります。ですから、まずはトリガーの候補として、書き出してみます。この段階では、それが本当にトリガーかどうかを判断する必要はありません。あとから、もう一度読み返したときに身体が反応すれば、それが未処理感情につながるトリガーだと判断できます。また、書き出したトリガーのリストを眺めながら、「これと似たものや関連したものは、他にもないかな?」と、ゆるく意識を向けてみてください。より強い身体感覚の変化があるトリガーに気づく場合があります。その場合は、そちらが本丸のトリガーの可能性が高くなります。トリガーのヒントを使った練習身体感覚に注意を向けてトリガーを見つける練習として、文末の「トリガーに気づくためのヒント」使ってみましょう。身体の反応に注意を払いながら、それぞれのヒントを読み、自分の中に、関係する考えや場面などなが無いか探してみましょう。感情や身体感覚に影響がありそうなものを見つけたらメモをして後で意識を向けみましょう。その時に、身体感覚が変化するようであれば、それはトリガーです。身の回りの出来事もヒントになるトリガーは、特別な出来事から見つかるとは限りません。 他人の何気ない会話 ドラマや映画の一場面 SNSの記事やコメントなどにも、気分や身体感覚の変化に気づくものがあると思います。目にしたもの自体がトリガーのこともあれば、そこから連想された別の記憶が本体の場合もあります。自分が何に反応しているのか?自分の中に、関連する何があるのか?に意識を向けると、トリガー気づくことが増えていきます。心理療法の本でトリガーを見つける心理療法や心理学の本には、「自分のことかな?」と思える内容が多く書かれていますので、連想される考えや場面からトリガーを見つけられることが多いと思います。手始めに、私の以下の記事に書かれている未処理感情の影響、抑圧、回避のリストに目を通して、自分に関連するものが無いか探ってみましょう。 1-2:未処理感情の蓄積が生活の質を落とす 1-3 未処理感情を生む抑圧と回避その考えの中で、感情や身体感覚が変化するものがあれば、それがトリガーです。トリガーをメモするトリガーに気づいても、しばらくすると忘れてしまうことが多いです。これも抑圧や回避の影響です。そこで、気付いたらメモをするようにしましょう。私は、One Noteを使ってメモしています。スマホ、自宅PC、会社PCで同じ One Note を編集できるようにしています。どこにいても、きづいたらメモをして、時間ができたら、そのトリガーのメモをみて感情消化メソッドをするようにしています。そして、身体感覚の反応が出なくなったら、それを消します。One Note はタスクリストが簡単に作れますから、とても便利ですよ。トリガーに気づくためのヒント以下のリストを見ながら、自分の中に以下に関する考え、記憶、場面などが無いか考えてみましょう。身体感覚が変化するものはトリガーの候補です。少し取り組むと、これらが脅威反応(未処理感情)を刺激しいてることが分かると思います。ヒント①:外部への不満、不安、怒りなど 嫌いなこと 腹立たしいこと 不安なこと 悲しいこと 恥ずかしいこと 苦手なこと 嫌な記憶や出来事 人の言動や態度で気になること ふと浮かぶ嫌なイメージや考えヒント②:自分への不満・不安・怒り 自分を非難する言葉(「自分はダメだ」「情けない」など) 自分を責める考え 失敗や後悔に関する記憶 「こうあるべき」「こうしなければならない」という思い 他人と比べて劣っていると感じること 自分の価値を疑う瞬間 なかなか実現しない目標・夢 やりたかったけど、できなかったことヒント③:抑圧・禁止・常識 してはいけないこと 我慢してきたこと 言ってはいけないこと 考えても仕方がないこと 常識的に考えてはいけないこと●リブログ歓迎します。ご自由に使ってください。●感想や質問のコメントをいただけたら、 できるだけお返事します。●扱ってほしいテーマや心のお悩みもお寄せください。 今後の記事として検討させていただきます。