シリーズ
人生が輝く心の整え方
目次
●はじめに
●心の整え方の基本 【心の仕組み・改善方法】
●明るい気持ちを取り戻す【心の仕組み・改善方法】
●豊かな人生にする 【心の仕組み・改善方法】
●関連情報・コラム
おすすめ記事
人生が上手くいく人、いかない人
心の整え方:ワークの流れ
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●豊かな人生にする 【心の仕組み・改善方法】
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人生が上手くいく人、いかない人
心の整え方:ワークの流れ
「本番に強い心の整え方」や「夢を実現する心の作り方」はいろいろなことに応用できます。
私は、苦手だったプレゼンが上手くなったり、苦手な部下の扱いが上手くなったり、ダイエットにも成功しました。
このやり方は、人間関係の改善にも応用できます。
ただ、人間関係は人生や生活への影響が大きく、偏桃体を強く刺激する場合が多くなりますので、それらを知った方が応用しやすくなります。
重要な他者
私が心が苦しかったころ、精神科医の水島広子さんの本を気に入って、何冊も読みました。
水島広子さんは対人関係療法の専門家ですが、対人関係療法では、最初に「重要な他者」との関係に注目して調べていくそうです。
「重要な他者」というのは本人の生活の質に影響が大きい、夫婦や家族、上司部下などのことです。
「重要な他者」との関係は生活の質が関係しますから、メンタルに大きな影響があるのは、想像しやすいと思います。
重要な他者との人間関係の問題では、以下のような態度が増える場合があります。
- 不満などをぶつける
- 相手を変えようとする
これらの振る舞いは偏桃体の活動の影響によります。
そして、この振る舞いは相手の偏桃体も刺激しまい、これによって、互いに関係の調整能力が低下して、人間関係が悪化していきます。
では、そうなりやすい理由を考えてみましょう。
他者へ期待する
多くの人が、「重要な他者」にはいろいろと期待してしまいます。
例えば、以下のような思いがあることが多いですね?
- 私の考えを理解してくれない(理解してほしい)
- 自分の努力を分かっていない(評価してほしい)
- 私に協力してほしい
- 家族や私のために、もっと頑張ってほしい
こう考えてしまうのは、重要な他者の振る舞いが、自分の人生の質に大きな影響があるからです。
でも、上のような思いを言葉にしたり態度に出すことが多くなると、多くの場合関係が悪化していきます。
上記に暴欲や嫌怖が含まれるのは分かりますね?
つまり、上のような考えは、多くの場合偏桃体の引き金になっています。
そして、上のような不満は以下のような考えにしがみつくようになります。
- 夫婦なら、相手のことを分かって当たり前
- 上司は部下を助けるべき
- 家族同士は、互いのために努力すべき
これらは多くの場合、独りよがりの考えになります。
つまり、固念が多く含まれます。
相手からの評価を得たい
「重要な他者」からは気に入られたい、評価されたいと考えがちです。
これも相手からの評価や協力が欲しいからです。
これらは、「嫌われるんじゃないか?」「嫌われたんじゃないか?」という考えに繋がり、緊張に繋がります。
これらは嫌怖になります。
そして偏桃体が活性化して、しどろもどろになったり、場違いな言動をしたりしてしまいます。
また、出しゃばったり、余計なことを言ったりすることもあります。
これらも、偏桃体の活性化によるものです。
この他にも、「どしたら、気に入られるか?」「自分の振る舞いが、嫌われたんじゃないか?」と悶々と考えているときも、偏桃体が活性しています。
考え方ややり方を変えることを考えるよりも先に、偏桃体を鎮めた方が上手くいきます。
過去の影響
過去の出来事を思い出して、偏桃体を活性化さてしまうこともあります。
例えば、
- 迷惑をかけられたり、悲しい思いにさせられた、不満や恨み
- 迷惑をかけてしまった、罪悪感
- 相手の能力に圧倒された、劣等感
といったネガティブな考えは、嫌怖です。
つまり偏桃体が活性化しています。
逆にうれしいことがあって舞い上がったことがあると、それを思い出した時に興奮がよみがえることがあります。
興奮する時も偏桃体が活性化しています。
ですから、嬉しいことがあって舞い上がったり興奮した時も、偏桃体を鎮めるよ 必要があります。
興奮の引き金になっている思い出があったら、しっかり引き金の無効化をしましょう。
類似する経験の影響
例えば、以下のような経験です。
- 過去の上司に厳しく叱責された
- 過去の恋人に裏切られた。
- 幼少期、家族から意地悪された
このような経験が影響している時、今直面している関係性や出来事が偏桃体の引き金になっている場合があります。
そのほ引き金になっている思い出は、頻繁に思い出したり、思い出した時に偏桃体の影響によるイヤな感じがあるので、気付くことができます。
それらを引き金の無効化をすることで、影響を受けづらくなります。
上手くやろうとし過ぎる
重要な他者と同じ時間を過ごす時に、上手くやろうとし過ぎることにも注意が必要です。
上司や好きな異性の前で、「カッコウ良く振る舞おう」「良いところを見せよう」としたくなるかも多いと思います。
これは、「本番に強い心の整え方」で書いた「上手くやろう」と同じものですから、失敗しやすくなります。
重要な他者と過ごす時間を本番ととらえて、「本番に強い心の整え方」で書いたた要領で解消していきましょう。
人間関係に関する偏桃体の引き金を無効化していくと、おどろくほど人間関係が上手くいくようになりますよ。
加えて、人間関係のストレスも感じずらくなりますから、人間関係がラクに感じられるようになります。
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