新入社員研修、就職活動研修など、
研修コンサルタントによる体験型研修が最近ニューズになる事が増えてきていますね。

さて、この体験型研修は一体どこからやって来たのでしょうか?
コンサルタントにこう言った質問をした事がありますか?みんさん・・・

各自、独自で編みだした形と答えるコンサルタントが多いと思いますが、
そう言った科学的根拠の無いコンサルタント(研修会社)は選ばない方が良いと思います。

マーケティング理論研修など、学問化されているいるモノはともかく、
”会社と社員が一体感を持てる”とか”チームワークが良くなる”や”やる気をアップする”など、
人の心や精神に訴えかけるタイプの研修は、脳科学や心理学など、キチンと学問に基づいたモノでないと、
妊婦の堕胎や精神疾患の可能性すらある場合があり危険です。
折角、優秀な人材を費用と時間を掛けて採用しても、研修で潰してしまう危険(退社してしまう)があります。

体験型研修の多くは、有名ロックバンドのメンバーで話題になった
自己啓発型研修会社のスピンアウトタイプが多く、
そのような研修の元になっているモノの多くは、
ベトナム戦争での帰還兵を社会復帰させるプログラムを発展進化させたタイプだと言われています。
ベトナムで歩兵として送り込まれた兵士が惨状な体験を目の当たりにし、
帰還後に中々社会に適合出来ない事が、社会問題になりました。
現在でもイラクやアフガン派兵された帰還兵で同様の事が起こっています。
そのような人々を救う為に、
精神科の医師や心理学者が共同で社会復帰出来るように作り上げたリハビリテーションの仕組みを、
ビジネスマン向けに改良し更に日本に輸入して来ている経緯があります。
よって、コンサルタント企業や担当者にそう言った学問を学んだ上で研修を実施するならともかく、
自己の体験を拠り所に行うアマチュアも多数存在していますので、
被験者の体調や個々の事情を考慮せず実施すると、
場合によっては生命の危険すらあるので注意が必要です。
大げさかもしれませんが、
被験者(社員)が日常生活に支障がないので、
実は心臓疾患を持っているにもかかわらず会社に申告していなくて、
肉体的ハードな体験研修だったり、大音量の音響で脅かすタイプや恐怖を与え脅したり、
他人に隠したい辛い過去の経験を人前で話させ精神的に追い込むタイプなど、
ハードな体験をさせた場合の負担は命の危険があるほど相当な苦痛になってしまいます。

研修会社の選びポイントは、
1、心理学をキチンと学んだ経営者や研修担当が責任を持って行う事。
2、暗闇研修や運動を伴う場合の安全管理が徹底されている。
3、被験者(社員)の各自の体調、持病、精神疾患など、個々の状況に応じて管理されている。
  決してグループ体験だからと言って、ひとまとめで行ってはならない。
4、大声をだす可能性がある場合は、精神的に負担が掛からないよう配慮されている。
5、日常業務に支障が無いように配慮されている。(体力的消耗・声がかれる等)
6、科学的に裏付けがある事。
これらを踏まえて選ぶを相当数の研修コンサルタントが絞られるはずです。
安易に行ってしまうと、気付いたら新入社員全員やめているなんて、過去に結構ありますので、お気を付けて・・