いつまでたっても成長しない会社・・・・・・
簡単に言ってしまうとダメな会社・・・・・・・
によくあるのが
『現時点で目標達成率50%だから何とかしないと・・・』
『目標を大きく割れているので各自○○を徹底し・・・・』
など、朝礼などで経営者や部門責任者などが馬鹿丸出しで恥ずかしげも無く、
部下にゲキを飛ばす光景を見たことはありませんか?
私は不幸にも、こういった光景を何度も見てきています。

こういう事態って、
天変地異や株価大暴落・・・・・
など、予測不可能な時以外は普通ありえないハズなのですが、
いつまで経っても成長しない馬鹿な企業では逆に日常的に起こっているのも、
これまた事実。


売上目標は市場ニーズだけでなく、稼動人員、仕入状況など、
複雑に絡み合う要因の積み重ねであり、そんなことを無視して昨対や前月対比だけで、
単純に数字を決めている企業や部門責任者が牛耳っている場合は目標を大きく超えて達成すると評価され、割れると罵倒されるブラック企業的な運営になっているのではないかと推測できます。



ここにある飲食店の目標値の考え方をご紹介しましょう・・・・・・・・
某社の店長であった昔の私のお話です。
目標を大きく超え150%達成したにも関わらず、上司から叱責を受けました。

この企業では、売上・利益・仕入額・仕入残高・人件費など、毎月変動する予算を全て考慮し、目標から何ポイント外したか・・・で評価しているからです。
目標を大きく割れようが、上回りようが、キチンと予測できないとダメなのです。
その理由とは・・・・・・
1、目標に対して人員配置を行っているため、残業手当が多くつき人件費率が悪化している。また客を待たせすぎ店の評判を落としいる。
2、目標を大きくハズしてしまっているため品切れが発生し遺失利益が発生、また客の欲しがるものを提供できていないため今後の来客数低下の可能性がある。
3、また品切れをカバーするため他店からの人員・物資の補充や物流に負担をかけている。

など・・・・・・・・・・・・・・

私の受け持っていた店舗は、都心型店舗で商圏が広く目の前に映画館もあり、その映画の集客数によってても店の売上が左右されるので、映画の前評判や出演する俳優などの情報にも敏感にチェックしていました。 

営業の世界でも、だいたい目標50%なんて、そもそもそんな目標を立てたり承認した経営者がアホなんです。
そんな事態に陥る前に、部門(又は全体)の下方修正を含む事業の見直しと、販路の転換、商材の転換を行うべきであり、そんな簡単な事も放置して、担当部署の人の責任にするような企業には、さっさと見切りを付けた方が身のためではないでしょうか。
根性論もたまには必要ではありますが、それはあと残り数パーセントの踏ん張りであって、2割も3割も落ちるようならば、さっさと見切りを付けなければジリ貧になる・・・
・・・あ、そう言うところは既にジリ貧になっているかwwww
何かのマグレ当たりが無い限り浮上しないでしょうね。残念では在りますが・・・・・