この日はかなり奇妙なルートを歩きました。
一番の目的は能見台の谷津坂第一公園に様子を
見に行くことだったのですが、時間が余りましたので
京急線に乗って昔暮らしていた六ッ川を訪ね、
その後、6月の講座でご案内した舞岡公園に
ミドリセイボウのリベンジのために行ってまいりました。
まず谷津坂第一公園の「のはら」ですが
モナルダがほぼ開花期を終え、
夏の花が台頭してきていました。
あれからもう1ヶ月弱経過していますので
今は咲いている花も大分変わっているでしょう。
また、昨年の同時期と比較しても
咲く花の数や位置などは微妙に変わっている模様。
自然に任せるスタイルの庭づくりにおいては
良くも悪くもこの「変化」が大きな特徴となっています。
早くもウラナミシジミ(左)が来ていました。
本来は秋に出るチョウ……ではありますが
この時期に絶対来ないということもないので
一概に温暖化が原因とも言えません。
(温暖化により冬越しできれば年間を通じて発生しますが
今年はまだそこまで関東の個体数は多くないので)
右はシロテンハナムグリ……だと思う(弱気)
シラホシハナムグリとの識別ポイントは知っていますが
確かめるのを怠ってしまったもので……(汗)
樹液に集まるシーンをよく見かけますが
宿根草系の花壇やガーデンでは
こうしてエキナセアの花に来ているシーンもよく見かけます。
のはらにいたアオメアブ。
シオヤアブと同様に肉食性で
写真でもしっかり口吻が見えています。
まだ経験したことはないし、する勇気もないですが
この口吻で刺されると悶絶するほど痛いらしいので
毒針はないとは言え、手は出さないようにしたいところです。
公園内で「のはら」とは反対側の一区画に
やはり宿根草主体の花壇があるのですが
そちらのアジサイの隙間でハラアカマルセイボウに遭遇。
過去、代々木公園でしか撮ったことがないので
見た時には結構驚かされました。
自然派のガーデンづくりをしている分
手の掛かる園芸用のバラはありませんが
野生バラであるハマナスは何株か植えられています。
(園芸用に改良されたハマナスもありますが)
一重咲きですがしっかり綺麗で香りも良いので
ナチュラルガーデンでも割とよく見られるバラです。
(ただしトゲが多いのが玉に瑕)
電車で弘明寺に移動し、そこから徒歩で
昨年講座でもご案内したこども植物園方面へ。
道中、昔通っていた小学校を見かけました。
外から見ただけなのでハッキリとはしませんが
校舎などは在学時(約32年前)と変わっていないようです。
そういや私が小学校の頃といいますと
ちょうど巷で「学校の怪談」が流行り出した時期で
在学時、一人でトイレに行くのが凄く嫌だった記憶があります。
当時読んでいた学習誌にも怪談特集がよく採り上げられていました。
まだアンビリバボーなども始まっていない時期の話です。
アンビリバボーの心霊特集がなくなった件が未だに恨めしく、理由をたけしに問い詰めたい
植物園に行く前に、近くの英連邦墓地へ。
ここも子供の頃によく来ていました。
アトラクションのある遊園地とかがイマイチ好きでなく
こことか植物園のような静かな場所ばかり行っていた気がします。
子どものころはもっと広かった気がしますが
これはあくまで体感的なものでしょう。
(急に敷地を縮小するような所ではありませんし)
さらに、もう一つ子どもの頃は全く意識していないことでしたが
この墓地では墓石の間にそれぞれ全く違う植物が植えられています。
イギリスの墓地全体がこうなのか? ここだけの話なのか?
いやそもそも私が子どもの時からこうだったのか?などなど
色々と疑問があります。仮に子どもの頃からこうだったとしても
如何せんここに来たのが約30年ぶりなもので……。
わからないことが多いですが、花のバリエーションが豊富なことで
ある種のガーデンとしてと美しさもあるスポットになっています。
恐らくミントの仲間と思われる植物には
クマバチが飛来していました。
周りの自然度も高いので、こういう昆虫にとっては
ありがたい食事場所となっているようです。
年月を置いて訪れると、色々新しい発見がありますね。
その後、こども植物園へ。
神代植物公園などと比べると面積はそれほど広くないのですが
バラ園、薬草園、くだもの園、温室などなど
植物園としての多用なコンテンツを有しており
無料で入れる植物園としてはかなり充実しています。
山野草が好きな人なら、写真の野草園がおすすめ。
石組を活かした斜面に季節の山野草が咲きます。
この日は、やはりヤマユリなどが最盛期でした。
また、葉っぱの組み合わせも意外ときれいです。
近年、東京都心部の公開空地緑化などでは
「ひと昔前みたいに木ばかりは植えたくない」
「でも花モノは維持管理が大変だから入れたくない」などの理由で
葉の色や形の異なる下草を組み合わせて
緑地を設ける事例が増えてきていますが
ここもそれに通じるものがあります。
くだもの園で撮影した
ショウリョウバッタ♀(左)とトノサマバッタ(右)。
ショウリョウバッタの方はサイズからしてメスでしょうが
まだ翅が未成熟であり、成虫でないことがわかります。
(成虫でなくてもこのサイズということです)
高台の薬草園にはオミナエシが咲いていましたが
(日照の関係か、意外にも野草園には咲いていない)
残念ながらオオセイボウは来ていませんでした。
寄生先であるトックリバチの仲間はいましたので
多分、待っていれば来たのかもしれませんが……。
こちらはハマナスのローズヒップ(実)。
チャバネアオカメムシが食事していました。
人にとっても美容や健康食として重宝される実ですが
昆虫サイドから見ても魅力的な存在のようです。
当然、この手の虫がつくと味も栄養価も落ちるので
とりわけ収穫を目的とした農家さん等の間では
カメムシというのは蛇蝎の如く嫌われます。
そういえば二年ほど前に「カメムシ大量発生」と
大手メディアでも報道されたと記憶していますが
今年がどうなのかはちょっとわかりません。
私の所管としては、一昨年と比べると
まあ落ち着いているかなという印象です。
児童遊園地へ移動。前にも書きましたが
ここは「遊園地」といっても遊具の類は少なく
基本的には自然公園に近い存在と言えます。
写真の花壇、特に宿根草主体の花壇(右)は
恐らく割と最近作られたものと思われます。
もちろん、子どもの頃はその辺も意識していなかったので
その辺の植物の「差」もよくわかっていませんでしたが……。
ハーブガーデンではミツバチを確認。
これはニホンミツバチですね。
池にはカワセミの姿もありましたが
それ以上にガビチョウとウシガエルの姿が多く
こと生態系という観点から見ると
相当問題のある水場のように思えます……。
この時点で14時30分。まだ日が高かったので
ここからバスで戸塚駅に移動し
地下鉄で舞岡に向かいました。
(交通費が気になるところではありますが)
舞岡公園です。到着時点で16時近くになっていたので
寄り道せずにまっすぐ古民家(小谷戸の里)へ。
(一応、ヤマユリ(右)は撮っておきました)
出ました、ミドリセイボウです。
夕方だったからか、寄生先のルリジガバチは既に飛んでおらず
セイボウもこの1個体だけでしたが
割と近距離で撮れたので満足しております。
セイボウの仲間は高次消費者ということもあって
(寄生先のハチも他の昆虫を狩る習性があるので)
個体数があまり多くない(と思われる)のですが
オオセイボウにしろ本種にしろ
出やすい場所の傾向はハッキリしているので
実は観察・撮影はそんなに難しくなかったりします。
オオセイボウはオミナエシ、ミドリセイボウは茅葺き屋根の古民家を
重点的に探せば、夏場なら高確率で見つかるでしょう。
むしろ気になるのはルリモンハナバチ(ブルー・ビー)。
ここのところ妙にエンカウント率が低い気がします(汗)。
【おまけ】
舞岡駅のツバメの巣。
さすがに今はもう巣立っている……はず。
来年は生まれ故郷の横浜を舞台に
国際的な花博が開催されます。
仕事で取材に伺うこともあるでしょうが
純粋にどのようなも出展になるか?期待しております。
【7/12 能見台~六ッ川~舞岡公園で撮影した生きもの】
鳥類・・・アオサギ、ガビチョウ、カルガモ、カワセミ、キジバト、ツバメ、ハッカチョウ
昆虫類・・・アオメアブ、アカスジカメムシ、アシナガバエ、ウラナミシジミ、エグリグンバイ、オオシオカラトンボ、キマダラカメムシ、キマワリ、クサギカメムシ、クマバチ、クロイトトンボ、コシアキトンボ、ササグモ、ジガバチ、ショウジョウトンボ、ショウリョウバッタ、シロテンハナムグリ、セイヨウミツバチ、チャバネアオカメムシ、チュウゴクアミガサハゴロモ、ツマグロヒョウモン、トックリバチの仲間、トノサマバッタ、ナガメ、ニイニイゼミ、ニホンミツバチ、ハグロトンボ、ハラアカマルセイボウ、ハラビロカマキリ、ヒカゲチョウ、ヒメウラナミジャノメ、ヒメハラナガツチバチ、ベニシジミ、マメコガネ、マルカメムシ、ミドリセイボウ、モリチャバネゴキブリ、ヤマトシジミ
その他・・・ウシガエル、ニホンアマガエル、ニホントカゲ
【生きもの探索ツアー「首都圏生きものめぐり」開催中!】
(毎月、第3または第4の土曜・日曜に開催します)
★次回、生きもの探索ツアー「首都圏生きものめぐり」は
2026年8月16日(日)に開催いたします。
行先は横浜自然観察の森でございます。
現在お申込を受付中です。ご興味のある方はこちらよりお申込ください。
(講座の概要につきましてはこちらをご参照ください)
※参加費:大人3,500円(初回参加の方は3,000円)
【小学校6年生までのお子さんのご参加につきまして】
小学校6年生までの方は、初回500円でご参加いただけます。
ただし、御父兄の同行をお願いいたします。




































































































