アメリカでは新型コロナウイルスについて、トランプ大統領が
コロナウイルスもインフルエンザも同じようなもので
4月になれば自然に消えてしまうから全く問題ないと
楽観的なために最近まで対策を考えてこなかった。
先週、アメリカ株が大暴落を始めたため慌てて対応を始め
ペンス副大統領に丸投げしてしたため、副大統領とCDCが
会見するなどして今後の対策などを米国民に説明しているが
検査や治療についての不安が高まっている様子がある。
ワシントン州で6人の新型肺炎による死亡者が出た。
そのうち5人はカークランドの介護施設である。
カークランド町長は、高齢者や持病のある人にとってリスクが高いが、
それ以外の人にとってはインフルエンザと変わらない程度で
比較的軽症で完治するため、休校などの措置は取らずに、
普通の生活を続ける予定であると語る。
アジア地域では潜伏期間が長く、治ってからも再び陽性になる
しつこい感染病とされているけれども、今のところ、アメリカでは
そう心配されている様子はない。
ただし、ワシントン州とカリフォルニア州を中心に感染者は拡大している。
そのため、アメリカでは数週間以内に全土で100万人の検査ができるよう
PCR検査キッドを用意するとしている。
また同時に人工呼吸器が不足しないよう各病院に準備を始めている。
最初からPCR検査キッド100万個というのが、やっぱり世界第1位の
経済大国先進国アメリカのやることは素早くて凄い。
日本も何千個といわず何百万個用意すればいいのに
やることが遅いし細かくてしみったれているように思えてきた。
今のところこの感染症による致死率は低いとしているものの、
アメリカではインフルエンザの致死率を0.2%とすれば
新型コロナウイルスは2~3%と言われていて
インフルエンザの10倍の致死率としている。
今冬、アメリカではインフルエンザが大流行していて
すでに1万2000人の死者が出ていると報道があったので
その10倍となれば10万人以上の死者が出るのを
予想していることになる。
アメリカには1億人近い糖尿病患者又は予備軍がいるので、
その人達が感染すれば悪化するリスクが他国よりも
高くなるのかもしれない。
また他国は危険なので、特にイタリア、韓国、日本などへの
渡航には気をつけるように注意喚起しているけれども
米国内の旅行は自由にできるから問題なく安全としている。
だいじょうぶなんだろうか?
ペンス副大統領はインディアナ州知事時代に、エイズ治療の
注射針の使いまわしを指示して、エイズを拡大させた過去がある。
今回もまた「米国内の旅行は自由」と言ってしまったために
米国全土に新型コロナウイルス感染が拡大する懸念が出てきた。
自分達は悪くなくて、海外から入って来る者が悪いという考え方、
アメリカ人同士は安全という考え方、これは違うだろう。
その考え方でどうなっていくのかを見守りたい。
感染封じ込めができなければ責任を取るのはペンス副大統領で
トランプ大統領は責任を負うつもりがないということか、
何しろトランプ大統領の友人や側近は、政権の危機的な場面では
スケープゴートに使われてしまうのが痛々しい。
海外報道では、今、ふたたび中国で感染が拡大を始めていると
報道されているのも気になる。
アメリカでも東京オリンピックの開催についての注目度が高いようで、
よくCNNテレビニュースのなかでも話題になっている。
日本での感染者数を、毎日IOCに報告することになっているそうで、
その状況悪化や海外での感染拡大状況などと考え併せて
東京オリンピック開催についてのことが決定されるようだ。
このまま世界中で感染拡大が続くようであれば中止にできないなら、
最悪の場合は前代未聞の出場国限定開催、無観客試合も
起き得る事態かなと思った。
2020燃3月4日午後11時半すぎのCNNニュースでは、
東京オリンピックの延期の可能性について報道していた。