お知らせ
子どもが5年生になり、個人的な内容が写真が多くなる場合はアメンバー限定で記事を公開しております。トラブル回避のため、アメンバーご希望の方は下記ページを必ずご覧ください。お手数おかけしますが、宜しくお願いいたします。
こんばんは
昨日より、新5年生の授業がスタートしました。
が
1日目にして、5年生の洗礼を受けて帰って参りました
新学年になったらテキストが変わることは息子に伝えていたのですが、問題量の多さに驚き…。前回の組分けテストでコースが上がったため、算数男子の人数が増えてついて行けず…。
残念ながら、今まで10枚以上もらうこともあったシールが、昨晩は0枚でした
4年生の時は授業に出席しただけでも参加賞でGET。授業前テストで〇〇点以上の人には△枚、講師が投げかけた質問・問題に解答ができたら△枚など、毎回必ずシールがもらえていたのですが、5年生はそうはいかないようです。
「もう、シールがなくてもやるよね?!」
サピ神の声が聞こえてきそうです…
さて、先週の金曜日に4年生最後になる「復習テスト」の成績速報が発表になりました。
※復習テストは、組分けテスト(=コース昇降無制限の実力テスト)と同じ月に行われるテストで、直近1カ月の学習成果を測定するためのものです。4年生では3月・7月・1月の下旬に実施されます。組分けテストの約2週間後です。
結果は、
社>4科>算>2科>理>国>55
(※60の位置はヒミツ)
となり、偏差値だけ見れば御の字
ただし、前回の復習テスト(2020年7月実施分)と比較すると、偏差値2ダウン。前回の組分けテストからも、2ダウンしていました
復習テストは「塾でいかに集中していたか」+「家庭での学習成果」が点数に直結するものだと思っているので、実力テストより偏差値が低いというのはいかがなものか…と、親子でちょっと反省です
【1】成績があがらない理由
これで、4年生のテスト全12回分が出そろいました。
テストの成績を眺めてみると、ある傾向が見て取れました。
- 【傾向①】塾から指示された通りにきちんと学習している教科は、偏差値が変わらない。
- 【傾向②】塾から指示された通りに学習していなかった教科は、偏差値が下がる。
- 【傾向③】工夫して学習した教科は、偏差値が少し上がっている。
ん??
塾から指示された通りに学習しているのに、偏差値が上がっていない??
例えば、理科。
直近2回の偏差値は横ばいでした。でも、講師から指示があった通りにデイリーステップ(1日1題ページ×週6日の小問集合)は毎日勉強したし、確認問題も指定範囲までこなしました。間違った問題はもう1回見直し、デイリーチェック(授業前テスト)では好成績を収めていました。
でも、テストの成績は上がらなかったんです。
「どうしてきちんと学習しているのに成績が上がらない?」
って、思いませんか??
その答えは、実は塾から既に教えられていました。
校舎長があっけらかん!とした表情で教えてくださった成績があがらない理由、それは、「みんながきちんと勉強しているから」です。
「4年生…5年生…6年生…と、偏差値が50のままのお子さんでも、確実に力はついています。でも、みんなが努力する集団なので、偏差値はそう簡単には上がらないんです。」
つまり、
「偏差値が上がらない=努力不足」
ではなく、子どもが努力をしているからこそ、偏差値をキープできているのです。
偏差値を上げよう(コースを上げよう)と思ったら、塾から言われている宿題をただやっただけではダメ。(※これは、市販の問題集を使った方がいいという話ではありません。)
例えば、息子が通う校舎では国語Bの授業で次のような宿題が出ていました。
- テキストの音読
- わからない語彙・表現を確認
- 「内容を整理しよう」の確認
- 授業で扱った問題の復習
- 指定された問題の演習
- 音読の際は必ず鉛筆を持ち、登場人物や場面転換、気持ちの変化などに印をつける。つけた印と「内容を整理しよう」にまとめられている主人公の気持ち・場面展開などが一致しているかを見比べる→赤で印を入れる
- わからない語彙・表現は辞書で調べ、身近な言葉に置き換えたり、自分なりの表現を作ってみる。
- 授業で扱った問題をもう1度解き、授業中に作った自分の解答と見比べる →理解できていたこと、できなかったことを整理する。
- 指定された問題を解いたら、解答を良く読み、講師になったつもりで採点をしてみる。(部分点まで考える)「
どんなふうに学習すれば良いのかがわからなかったら、先生に直接質問してみるのも1つの手です
テキストに関する内容は子供が質問教室に行くように指示されていますが、サポートの仕方や学習方法などについては担当講師が丁寧に教えてくださいます。わが家も先生の力に救われました
【2】成績があがらない理由
成績があがらない2つ目の理由は、「テストそのものが難しくなっているから」です。塾が意図的に少しずつ難易度を上げているので、ただ宿題をこなすだけでは偏差値は上がらなくなります。
☟難易度をあげる話はこちらの記事にも…
例えば、国語A。
サピックス4年生には知識・表現力を鍛える「国語A」と、記述力を中心に鍛える「国語B」があります。
国語Aのテキストには、サピックス小学部が独自に作成した「コトノハ」という文章(B4 1頁)が収録されており、講師と対話しながら季節や行事・日本の風習を語る上で欠かせない言葉を学んでいきます。
驚くのは、解答・解説です。
B4 1枚に事細かな解説がびっしり
これがコース昇降のある「マンスリーテスト」にも出題されるわけです。
息子は、「コトノハをきちんと読んで理解していれば大丈夫だね!」と言って、問題を中心に勉強→復習をしていました。もちろん解答・解説も読みますが、文章・問題からの出題が続いていたので、基本を押さえていれば得点できるだろうと考えていました。
しかし、秋頃だったでしょうか?
(いつだったか忘却の彼方…)
国語のテストに、どこかで見たことがあるような、ないような…難易度の高い語彙が出題されたんです。
「そんな言葉、勉強したっけ?」
「ママ、解答・解説に載ってたよ」
息子に言われて探してみると、確かに解答・解説に載っていました。テストの傾向分析をしていたわけではないのですが、自ずと「このテキストから、こういった問題がよくでる」と傾向を掴んでいた息子。
学んだのは、塾から言われた様に「テキストの隅から隅までしっかり読む」ことの大切さです。テストにでないから良い、のではなく、基本が身に付いているかを確認するのがテスト。本末転倒にはなっていけないと改めて思いました。
難しいのは、これを踏まえた上で
「自分の子どもには何があっているのか」
を考える事ですよね。
5年生になったことで、テキストも、求められる勉強時間も変わりました。その中でも1番変わったのが、(4年生の時はあった)「保護者の皆様へ」がなくなったことです。これが、「生徒のみなさんへ」になるのが5年生。
さて、ますます子どもの自主性を高めて行かなければなりません
色々な雑念は取り払って、しっかり子供と向き合い、5年生を乗り越えて行きたいと思います。