子どもは語学の天才と言われます。しかし、ある期間を限定して大人と子供が外国語の習得をすれば大人の圧勝となります。それは文字が読めるし、日本語の知識や日本語の運用力が高いからです。
では大人と子供の英語学習は違うでしょうかと言えば、基本的には同じです。
特に大人には論理力と言われている事です。「while the vacationは間違い。 whileは従属接続詞ですよ。従属接続詞というのは、後ろに文を置いて使います。the vacationだけじゃ文でなく、while I was on vacationのように、文を置かないとダメ」と説明されれば、子どものように何百回と従属接続詞が使われている例に触れなくても理解できます。確かにこのような判断力はあるかも知れません。
だから、論理力を使えば、子どもを上回ることもできると言うのは誤りです。その理由は大人も子供も英語であれ、日本語であれ、その話すメカニズムは同じです。大人が倫理力があるから文法を習ってから学ぶと言うのは大きな誤りです。
大人が話す母語、日本人の場合は日本語は文法をベースに話しているのではありません。大人の日本語は文法ベースでなく、反復練習して覚えている日本語を話しているに過ぎません。
言語を話すのは直感的な対話をするため、言葉のルールを考えて話している暇はありません。あまり意識しなくても話せる言葉を次から次に繰り出していくだけの事です。
つまり発音ができるようになっている言葉を使うしかありません。だから英語の場合でも反復練習をして使える英語を覚える必要があります。
また臨界期を過ぎると聴覚が弱くなります。そして母語である日本語の癖も出ます。そのためには発音を直す必要があります。そのためには録音して時間差のフィードバックを得て矯正する事です。