佐藤さんが英語の武者修行 | 最適性理論(音のストリーム)で英語を覚える

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音のストリームを1ヶ月で止め、私の教育方法に批判的であった佐藤さんが英語の武者修行に行くのでブログを休むと書いてありました。


私は英語を教えた者として残念でなりません。佐藤さんは私の英語の教え方を見て、当時は20年以上も英語学習難民をしていたがこれこそホンモノの英語であると言ってくれました。そして30回くらい、つまりほぼ毎日に近いレッスンをしており、私なりにかなりの期待を持っておりましたが、急に”卒業する”と言って辞めてしまいました。


ブログを書いてもらっておりましたから、学習者の気持ちや考えも知っておりました。しかし、ブログの文面からは何の不満等は読み取れませんでした。


そして私のレッスンを辞めてからは、英語を覚えると言う私の教えの批判が始まりました。

私の方法で1ヶ月くらいしかやっておりませんから、私の方法を批判する立場にないはずです。批判されるのが嫌ではなく、批判するなら1年くらいやってからの批判なら私は喜んでやってもらいたいと思っています。


そしてその後の9ヶ月はいろいろな教材の紹介に徹しており、新しい学習方法が見付かった感じもありません。その結果が修行であり、そして武者修行も何もかも理解できません。


私は佐藤さんに英語学習がうまくいかない時は何が原因かを突き止め、それを次の学習に生かせば必ず良い学習方法に行きつくと何度も言いました。音のストリームを辞めたのもその何の理由がが分かっておりませんから、次の方法が良くなる保証はないのです。


”(アメリカのどこ?とか聞かんといてください・笑)”とありますから、英語文化圏での修業を考えているのかも知れません。


料理の場合に調理場に入れば素人でも何かやる事があり、その場にいる事で何等かの技を向上させることができます。しかし、言語の場合は英語文化圏で生活する事は必ずしも修行にはなりません。


多くの英語文化圏に長期滞在する日本人は上手な英語を話す事ができません。私の留学も最初の1年や2年はほとどんと英語が向上しておりません。それは英語文化圏で生活するだけでは、簡単な事は良いのですが、難しい事が話せるようになりません。


現在、パートナーが英語ネイティブだと言う方を二人教えております。この二人の方の話ではネイティブと24時間生活していても、付け焼刃的なものでない英語を覚える事ができるものではないと言います。私は大変に納得できます。


私はサンディエゴで多くの朝鮮戦争の日本人の戦争花嫁に会いました。米兵と結婚して、米国で20年以上も生活して、子育てをした方の英語でも芳しいものでありませんでした。


良い英語を話すための練習、つまり英語を覚える学習が必要になります。逆にその覚える練習をするなら英語文化圏へ行かなくも、”付け焼刃的”でない英語の習得は可能で、松本道弘などその典型です。佐藤さんは松本道弘からも大事な事を学んでおりません。


佐藤さんが英語の修行でどこで何をするかは定かでありません。しかし、英語と言うのは”修行”するようなものでなく、日々の学習で習得するものです。その意味では料理などよりは面白い学習対象です。

現在のネットを使えば、英語文化圏に行かなくも正しい英語学習により、松本道弘の時代よりはずっと楽に英語を習得できます。


修行が”今までの自分を奮い立たしてくれるようなアンプル的な効果があると信じて疑いません。”とあります。英語意欲は環境や先生がが外から効果を与えてくれるのでなく、自分で英語が上達した実感を得て、更に次の学習意欲を掻き立てるような内面からくるものなのです。


佐藤さんとほぼ同時に始めて、佐藤さんとも英語練習をしたMadam Sakuraさんはどんどん英語を話す学習をしており、表現の幅を増やしております。3,000英文以上をかなりネイティブの特徴で覚えていますから、英語を聞いて覚える能力が非常に高くなっております。


人間の3才から5才くらいでは言語習得が急に上昇しますが、それと同等とは言えぬまでも、それに近いような状態になっております。そしてたくさんの英語表現を覚えて生きた英語が使えるようになります。


これが付け焼刃的なものでない英語習得方法であり、決して武者修行がベストな方法でないことを理解してもらいたいと思っています。佐藤さんを武者修行に出してしまう責任の一端は私にもあると思っています。