VALHALLA KITCHEN (DEMO)/MIGIMIMI SLEEP TIGHT
1. VALHALLA KITCHEN (DEMO)
2. CHRISTMAS CANDY (DEMO)
3. FROM HONG KONG TILL TOKYO (2019/05/01 NOAH EBISU)
4. OYSTER GIRL (2019/05/01 NOAH EBISU)
5. SLEEPY SUNSET (2019/05/01 NOAH EBISU)
6. LOST YOUR LOVE (2019/05/01 NOAH EBISU)
7. SECRET PEACH (2019/05/01 NOAH EBISU)
8. CHANT A CHARM (2019/05/01 NOAH EBISU)
9. CREEPY CANDY (2019/05/01 NOAH EBISU)
10. MACAU:THE MASSIVE MARKET (2019/05/01 NOAH EBISU)
11. THE STARRY RIFT (2019/05/01 NOAH EBISU)
バンド名をすべて大文字に改めたMIGIMIMI SLEEP TIGHT。
本作は、オフィシャル通販にて販売が開始されたブートレグ盤となります。
未発表曲のデモ音源を2曲、令和元日に行ったスタジオライブのリマスター音源を9曲、合計11曲を収録。
CDをPPスリーブケースに入れた簡素な仕様で、歌詞カードやブックレット等ははじめから付属していません。
しかしながら、シンプルさの中にお洒落なロゴが印刷しているなど、気が利いていると思わせるデザインはさすが。
フルアルバムに匹敵するボリュームで、2,000円という価格設定も魅力ですね。
「VALHALLA KITCHEN」は、歪んだギターのリフからスタートするスピード感のあるナンバー。
デモヴァージョンということで、ギター、ベース、ドラムといった最小限のサウンドで構成されているのが、ある意味で新鮮なのでは。
同期を加えたり、ギターのアレンジを練り込むなり、ここから上モノを追加する前提になっているのでしょう。
音に隙間があったり、音圧面で物足りなかったりと、まだ曲の輪郭を作り上げたという段階なのだと思われます。
ただし、ここまで源流的なトラックを聴くことができるとは予想しておらず、これはこれで貴重。
歯切れの良いアグレッションがあるので、完成版が楽しみですな。
「CHRISTMAS CANDY」は、ホーリーなイメージに仕立てるための同期が取り入れられるなど、「VALHALLA KITCHEN」よりもアレンジ工程は前に進んでいる印象。
一方で、ワンコーラスのみ、1分半程度の収録となっており、こちらはフル尺で完成していないということなのかな。
さすがに季節外れにはなってしまったけれど、 Vo.宮川依恋さんの歌声は、沁みる歌モノと相性が良い。
こちらもまた完成品への期待を高めてくれました。
スタジオライブの音源は、純粋にアンサンブルに耳を傾けることができるのが興味深い。
部分的に演奏の粗さやノイズもあるけれど、ほどよいテンションが保たれていて、丁寧さと勢いとのバランスが絶妙ですね。
無観客での配信ライブが一般化してきた2020年5月に、MIGIMIMI SLEEP TIGHTはその1年前の配信ライブのブートレグ盤をリリースしているという事実。
涼平さんの先見の明は、ここでも発揮されていたと捉えるべきでしょうか。
なお、5月31日まではキャンペーンに付き、送料が無料。
気になったのであれば、これを機にショップを覗いてみるのも良いのでは。
<過去のMIGIMIMI SLEEP TIGHT(Migimimi sleep tight)に関するレビュー>
「OYSTER GIRL/Hi-NRG BOY」 「SLEEPY SUNSET/The Bike」
Escape from Tsuki No Uragawa ZOO
The Lovers
Akirakeiko
Migimimi