自己嫌悪 DEMO~Clean Ver.~/ムック
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自己嫌悪 DEMO〜Clean Ver.〜
200円
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1. 自己嫌悪 DEMO ~Clean Ver.~
"デジタルデモテープ"という新しい概念を生み出した、ムックの配信シングル。
オフィシャルには、しっかり"7th Demo Tape"と表記されています。
ライブ会場限定でリリースされたCT、「自己嫌悪 DEMO ~Dirty Ver.~」。
今のご時世、再生機器を持っていないリスナーも多いだろう媒体での音源発売に話題を集めた彼らですが、その救済策的に発表されたのが、この「自己嫌悪 DEMO ~Clean Ver.~」となるのかな。
活動再開直後から、実に彼ららしい企画を打ち出してくれるものですよ。
"Clean Ver."と"Dirty Ver."。
それぞれバージョン違いになっているようですが、CTのほうは未聴につき、配信版のみを聴いての楽曲の感想を。
まず、初期の彼らのイメージであった、昭和歌謡的な要素が強いナンバーですね。
最近用いていたMUCC名義ではなく、"ムック"でのクレジットになっているあたりにもこだわりを感じます。
もっとも、実際にデモテープをリリースしていた時期もMUCCの表記を使っていたのですが、そこはあくまで意識的に初期の雰囲気に近づけるという意味を持ったギミックだと思うので、深く考えず、感覚的に捉えておきましょうか。
一方で、当時の所謂"密室系"としての重苦しい雰囲気ではなく、鍵盤の音色が軽快に絡みつくお洒落さも見せているのが、現代におけるムックのデモテープ。
こんなに軽やかでもハマるものなのですね。
歌謡曲がベースとなっているので、歌メロはシンプルではあるのだが、だからこそ耳に残る。
テクニカルに紡ぐことだってできるはずなのに、あえて簡単なフレーズのみでギターソロを構築した間奏にしても、それは同じこと。
なんだかんだで、十分なインパクトがありました。
タイトルの時点で"DEMO"がつくため、いつか正式版が発表されるのかも。
ただし、アレンジもそのままにアルバムに加える、なんて無粋なことを彼らがするとは思えませんので、結局、このバージョンは配信限定でしか聴くことができなそうです。
<過去のムック(MUCC)に関するレビュー>
T.R.E.N.D.Y. -Paradise from 1997-
THE END OF THE WORLD
シャングリラ
カルマ
6
COVER PARADE
鵬翼
朽木の灯
葬ラ謳
痛絶
アンティーク