★武田信玄公の菩提寺として有名で山門の文字も見どころ★
場所・ 山梨県甲州市塩山小屋敷2280
電話・ 0553−33−3011 HPあり
創建・ 鎌倉時代(1330)
竣工・ 1606年前後
構造・ 木造平屋建て
ご本尊・ 釈迦如来
拝観・ 有料エリアは8時30分〜16時30分 年中無休
500円 宝物館は12〜3月は木曜定休です *当時の情報
庫裡・ あり
最終訪問・ 2023・10
*国・名勝(庭園)*国・重要文化財
山梨県中央部、甲州市の塩山の町の中心となる有名なお寺です
この日は秋の3連休だったので、若者から高齢者までいろんな年代の観光客がちらほら
女子会グループが有名な山門で記念撮影をしたりと盛り上がっていました
創建は1330年の鎌倉時代で甲斐牧の庄の地頭職を務めていた二階堂出羽守貞藤が夢窓国師を招き、自邸を禅院としました
武田信玄公の尊崇を集めた美濃の快川和尚の入山で寺勢を強め、1547年には信玄公自ら寺領を寄進して当山を菩提寺と定めました
1576年、武田勝頼公が遺言通り3年間の秘喪の後、快川国師の導師のもと、父・信玄の盛大な葬儀を厳修しました
門前 桔梗信玄餅や水晶が販売されて山梨らしい
しかし、1582年には時運を味方につけることができず、自害、ここに甲斐武田氏は滅亡しました
参道
その後、織田勢の兵火により境内は炎に包まれ、快川国師は「心頭滅却すれば火もまた自ずから涼し」と名言を残して100名以上の僧侶とともに亡くなりました
2か月のちに「本能寺の変」で織田信長が亡くなると、徳川家康の手により復興されました
境内
また徳川氏の時代になると甲斐国主になった柳沢美濃守吉保の庇護により寺運は発展、柳沢夫妻はここを菩提寺としました
庭園 夢窓国師によるもの 国の史跡・名勝
庭園は鎌倉時代、夢窓国師によるもので、国の史跡・名勝に指定されております
(HPより)
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今回はここに着けたのがすでに15時前
今回の旅の第一目的地になりましたが、かなり遅れてしまい、時間がありません
三重搭
14年ぶりに来れた山梨県ですが、いきなり時間不足
本当は有料エリアも見られれば良かったですが、残念ながら時間はなし
境内の小川と松
そちらの方に行くと国の名勝・史跡の庭園や武田信玄公のお墓もあるのですよね
やはり敵国・上杉県の人間は行けないのか
有名な言葉のかかれた石標
無料エリアの境内は歴史ある建物ばかりで、とても見ごたえがあります
入口には山梨銘菓の桔梗信玄餅屋さん、水晶専門店などさすがは観光地、山梨らしいものが売っています
有名な山門
ここは塩山に来たら、必ず行くと良い場所なので、ここは外せません
しっかりとあの有名な言葉が
山門にはあの有名な「心頭滅却すれば火も自ずからまた涼し」と書かれています
境内 開山堂 風神雷神の軒の彫刻が見ものだそう
なんと織田勢の炎に包まれたときに出た言葉なのですね
その言葉が400年も後の人にまで伝わる、という事実がすごいです
石庭
それにしても古今東西、戦争で人が死ぬというのは全く変わりがなく、悲しいですね
この奥が有料エリア
武田勝頼公に関しては自害までしないといけなかったという
早くこういう状況が世界からなくなってほしいです
こちらにも立派な門が
約400年前、この地でたくさんの方が炎に包まれて亡くなった、という事実も忘れてはいけませんね
現在では境内は広く緑も多く気持ちの良い場所です
唐破風の式台玄関か
臨済宗のお寺ですが、禅寺のような造りの本堂や庫裡なので、わりに質実剛健というか派手な感じはありません
それもまた良かったです
庫裡なのかな
今度こそは有料エリアの方も見てみたいですが、いつになるやら
それにしても実際に400年以上前に実際にここに武田信玄公が来ていたんですよね
それもまた不思議な感じです
寺・信玄公・観光地好きの方にもおススメです♪
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★武田氏ゆかりの寺社