新橋駅【東京都】(東海道本線、山手線、京浜東北線、横須賀線。2018年ほか訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
東京都港区北東部の市街地に位置するJR海道本線、山手線、京浜東北線、横須賀線の駅で、明治時代から大正初期にかけては東海道本線の起点駅・ターミナル駅だった
新橋駅 (しんばしえき。Shimbashi Station) です。
 
尚、「ゆりかもめ」の新橋駅につきましては以前紹介いたりました⇒記事はこちら
そして、東京メトロ銀座線の新橋駅と都営浅草線の新橋駅につきましては後日UP予定です。

銀座線の新橋駅⇒記事はこちら

都営浅草線の新橋駅⇒記事はこちら
 
また、新橋駅は現在、駅構内の工事中です。私の訪問時が2018年で、現在は状況が変化していると思われますが、ご了承下さい(一部2019年の写真を追加しています)。
 
 
駅名
新橋駅
(スリーレターコード:SMB。東海道線…JT 02、山手線…JY 24、京浜東北線…JK 19、横須賀線…JO 18)
 
所在地
東京都港区
 
乗車可能路線・系統
JR東日本:東海道本線【東海道線】横須賀線 (※)山手線京浜東北線
(※) 横須賀線の東京~品川は、東海道本線の地下別線を走行。
 
隣の駅
東海道線 (JT 02)
東京方・上野方……東京駅 (在来線地上ホーム)
熱海方・神戸方……品川駅
 
山手線 (JY 24)
東京方・上野方……有楽町駅
渋谷方・新宿方……浜松町駅
 
京浜東北線 (JK 19)
赤羽方・大宮方……有楽町駅
横浜方・大船方……浜松町駅
 
横須賀線 (JO 18)
東京方・千葉方……東京駅 (総武地下ホーム)
久里浜方……………品川駅
 
乗換可能駅
東京メトロ:銀座線……新橋駅まで徒歩4分
都営地下鉄:浅草線【都営浅草線】……新橋駅まで徒歩5分
ゆりかもめ:東京臨海新交通臨海線 【ゆりかもめ】……新橋駅まで徒歩5分
 
訪問・撮影時
2018年2月~2019年4月 (2019年12月に一部再訪問)
 
 

新橋駅の東側より2019年4月撮影。新橋駅は高架駅で、駅舎機能の大半は高架下にありますが、東側には奥行きこそ狭いものの駅舎が存在します。
そして駅舎の壁面には駅名が表示されていますが、書体が国鉄時代からのスミ丸ゴシックです。
駅舎の前には機関車(形式は失念)の動輪が静態保存されています。
また、駅舎の南側(左側)高架下には烏森改札が、駅舎の北側(右奥)高架下には銀座改札があります。
 
 

東側駅前の様子です(2019年4月撮影)。北東を望む。
駅前広場が整備されています。地下には汐留改札があり、東京メトロ銀座線の駅や都営浅草線の駅と地下通路でつながっています。
東側はビル街で、オフィスが多いですが商店も見られます。
また、南東側は旧・汐留貨物駅跡で、現在は再開発されて新市街地「汐留シオサイト」が誕生しています。駅南東側には都営浅草線と「ゆりかもめ」の駅があります。
 
 

こちらは銀座口の駅前の様子です。背後にJR線のガードがあります。
手前(西)~奥(東)の道路は外堀通りで、沿道にはビルが立ち並んでいます。
銀座地区にも近く、新橋駅から徒歩でアクセス可能です。
また、東へ徒歩5分ほどの汐留地区・旧新橋駅跡には「旧新橋停車場 鉄道歴史展示室」があります。
 
 

こちらは新橋駅の北西側に位置する日比谷口です。西側に駅舎はなく、高架下に直接出入りする形になります。
昔からのアーチ型の高架橋が今も使用され続けていますが、耐震補強工事が行われており、今後はその姿が変化すると思われます。
また、テレビ番組の街頭インタビューがこの日比谷口SL広場で数多く行われています。「新橋のサラリーマン」といえばこの日比谷口ですw
 
 

日比谷口の駅前の様子です。西を望む。
広大な駅前広場が整備されています(自動車進入不可)。この駅前広場は「SL広場」と呼ばれていて、西端にC11形蒸気機関車 (C11 292) が静態保存されています。
駅前には雑居ビルが多く、オフィスも多いですが商店も多く繁華街になっています。また南側(写真左)には「ニュー新橋ビル」があります。
北側(写真右)すぐの場所には東京メトロ銀座線の駅があります。
そして西へ約300mの場所には都営三田線の内幸町駅があり、徒歩圏内です。
 
 

こちらは新橋駅の南西側に位置する烏森口です。こちらも駅舎はなく、アーチ橋をくぐり高架下に直接出入りする形です。
また、駅前は商店街で、雑居ビルが立ち並んでいます。ビジネスマンの歓楽街となっており、高価な店舗が多い銀座と比較してリーズナブルな店舗が多く立地しています。
 
 

駅南側の高架下にある烏森改札の様子です。2018年2月撮影で、当時は工事中でした。
現在は移設されて南改札になりました(写真はありません)。
交通系ICカード『Suica』などに対応の自動改札機、有人改札口、自動券売機、指定席券売機の設備があります。
『みどりの窓口』は駅東側、汐留口北寄りの駅外に面して設置されています。
トイレ、多機能トイレは改札内にあります。
付近の売店・コンビニですが、「KIOSK」が汐留口改札外にありますが、1階改札内コンコースや2階ホームにはありませんのでご注意下さい。
 
 

こちらは駅北東側の高架下にある銀座改札の様子です。2018年2月撮影。東京メトロ銀座線との乗換に便利です。
駅北西側には日比谷改札もありますが、将来的に両改札が統合される予定です。
交通系ICカード『Suica』などに対応の自動改札機が並んでいて、左端に有人改札があります。
背後に自動券売機、指定席券売機があり、その近くに「KIOSK」と地下にある銀座線駅とを結ぶ階段が設置されています。
『みどりの窓口』は駅前述の汐留口北寄りの設備を利用する事になります。
改札内コンコースは烏森改札側と共用となっています。
 
尚、銀座口の駅前につきましては東京メトロ銀座線駅の記事で紹介予定です。
 
 

2019年12月訪問時、まだ工事中でしたが銀座改札と日比谷改札が統合されて北改札になっていました。
南を望む。左(東)が銀座口、右(西)が日比谷口(SL広場方面)です。
交通系ICカード『Suica』などに対応の自動改札機が多数並んでいて、左端の写真外にカウンター形式の有人通路があります。
その左手には自動券売機、指定席券売機があります。
改札外の「KIOSK」は閉店となり、代わりに改札内に「ニューデイズ」ができています。
 
 

こちらは東側の地下1階にある汐留改札の様子です。都営浅草線との乗換や汐留シオサイトへのアクセスに便利です。
交通系ICカード『Suica』などに対応の自動改札機が並んでいて、右端にカウンター形式の有人通路があります。
改札口の右手前に自動券売機、指定席券売機があります。改札外の右側、少し離れた場所には「KIOSK」があります。
そして汐留改札と1階コンコースの間には階段、エスカレーター(上りのみ)、エレベーターが、汐留改札と地下5階横須賀線ホームとの間には階段、エスカレーター(少なくとも地下4階までは上下方向)、エレベーターが設置されています(階段とエスカレーターは地下4階経由。地下4階には通常のトイレがあります)。
 
尚、地下1階改札内コンコースにはJR東海の売店「ベルマートキヨスク新橋」があります。新橋駅はJR東日本の単独駅なので「どうして?」と思ってしまいますが、汐留口改札内コンコースの一部の地上にはJR東海の営業路線である東海道新幹線が通っている関係で、その地下もJR東海の所有という事でJR東海の店舗が堂々と営業できるわけです。
 
改札内のトイレですが、通常のトイレは地下1階にありますが、多機能トイレは地上1階の設備を利用する形になります(1階とはエレベーターで結ばれています)。
そして、改札外の地下1階は京急系の地下街「ウィング新橋」になっています。
「ウィング新橋」内にもトイレ、多機能トイレがあります。
 
 

東海道線の駅名標です。電照式で、バックライトはLEDです。
JR東日本の標準タイプのデザインで、東海道線のラインカラー(オレンジ)が表示されています。
また、東海道線の駅ナンバリングが表記されています (JT 02)。
そして新橋駅は主要駅という事で、スリーレターコードが設定されています (SMB)。
さらに、品川駅は特定都区市内制度における東京都区内の駅かつ東京山手線の内側にある駅なので、「区」マークと「山」マークの表示があります。
 
 

こちらは山手線の駅名標です。
ラインカラーは黄緑で、駅ナンバリングは東海道線とは違います (JY 29)。
 
 

京浜東北線の駅名標です。
ラインカラーは水色で、駅ナンバリングは (JK 24) です。
 
 

 

新橋駅の地上ホームは島式ホーム3面6線の高架構造で、南北方向にホームが延びています。
 
東(左)よりホームごとに、
◆1番線………東海道線下り(熱海方面、神戸方面)
◆2番線………東海道線上り(東京方面、上野東京ライン経由宇都宮線・高崎線・常磐線方面)
◇3番線………京浜東北線南行(横浜方面、大船方面)
◇4番線………山手線外回り(品川方面、渋谷方面)
▼5番線………山手線内回り(東京方面、上野方面)
▼6番線………京浜東北線北行(赤羽方面、大宮方面)
の順です。
 
2018年現在、いずれのホームにもホームドアは設置されていませんでした。駅改良工事完了後に山手線ホーム、京浜東北線ホームに設置予定です。
ホームの有効長は1、2番線(東海道線)が15両、3、6番線(京浜東北線)が10両、4、5番線(山手線)が11両です。
ホーム中央には大屋根が設置されていて、大屋根から外れる各ホーム両端部には上屋があります。
上写真は5・6番線より、下写真は1・2番線より、品川方・神戸方を望む。

左側(東側)には東海道新幹線が並走しています。
 
 

1・2番線より東京方・上野方を望む。
右側(東側)には東海道新幹線が並走しています。
各ホームにはベンチ(全ホーム)、飲料自動販売機(全ホーム)、Suicaグリーン券売機(1・2番線のみ)が設置されています。
 
 

5・6番線より東京方・上野方を望む。右手には1~4番線が見えます。
左から京浜東北線北行、山手線内回り、山手線外回り、京浜東北線南行、東海道本線上下線の順で、さらに右(東)には東海道新幹線が並走しています。
この先、右へカーブして千代田区へ入り、東京高速道路と並走しながら市街地の中を高架で北北東へと進み、さらに右へカーブすると有楽町駅へと至ります。東海道線は有楽町駅を通過し、次の停車駅は東京駅となります。
 
 

1・2番線より品川方、神戸方を望む。ホーム先端は使用されていない部分があります。
この先、左手に汐留シオサイトのビル群を見て市街地を高架区間で南下し、浜松町駅へと至ります。東海道線は浜松町駅を通過し、品川駅まで停車しません。
 
 

そしてこちらは横須賀線の駅名標です。
ラインカラーは青色で、駅ナンバリングは (JO 18) です。
 
 

横須賀線ホームは地下5階にあり、15両対応の島式ホーム1面2線の構造で、ホームはカーブしています。
左が1番線(下り久里浜方面)、右が2番線(上り東京方面・総武快速線方面)です。
ホームにはベンチと飲料自動販売機が設置されています。
写真は久里浜方を望む。国鉄時代の雰囲気が残っている印象です。
 
東京方はこの先、東海道本線や東海道新幹線の東側をシールド構造の地下トンネル(東京トンネル)で北進し、有楽町駅付近で東海道本線の西側へ回り、東京国際フォーラムの西側を北上して東京駅丸の内駅舎の駅前広場地下に位置する東京駅総武地下ホームへと至ります。
 
一方、久里浜方はこの先、東海道本線や東海道新幹線から少し東へ離れてシールド構造の地下トンネル(東京トンネル)で南下します。そして東京車両センター田町センター付近で東海道新幹線をくぐり、そして地上に出て品川駅へと至ります。
 
 
あとがき
私がJRの新橋駅で下車(乗車)したのは2000年以降何度かありますが、さほど回数は多くありません。中でも2018年は実現できるかどうかは未知数ですが東京都の全駅を訪問する目的の一環で下車しました。駅構内はさほど広くなく優等列車は通過しますが、乗降客はとても多く、手狭な印象でした。駅周辺はビジネス街ですが、大手町、丸の内、霞が関などとは異なり「サラリーマンの聖地」の別名に違和感を感じない大衆的な街といった印象も受けました。
 
新宿駅からですと山手線内回り(渋谷方面)に乗り続け、当駅下車です。または中央線快速で東京駅まで行き、山手線or東海道線に乗り換えて当駅下車です。昼間帯は京浜東北線電車が快速運転のため当駅を通過するのでご注意下さい。余裕で日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと東海道新幹線に乗り東京駅または品川駅で下車、東海道線or山手線に乗り換えて当駅下車です。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
 
食料・飲料について、駅構内改札外に「キオスク」があり、駅前にはコンビニが複数あります。飲食店は駅の西側を中心にチェーン店を含めて多数あります。事前に用意しなくても大丈夫でしょう。
 
大阪からの到達難易度もさほど高くありません。東海道線、山手線、京浜東北線、横須賀線を乗り鉄の際は、ぜひ一度は新橋駅でも途中下車されてみて下さい!
 
(参考:JR東日本のHP、Google地図、Wikipedia)