「妊婦
時々
犬」by犬仲間
大きな手術を終えた彼女
「私の前から消えた日」からの
一部始終を語る。
三つ子事件簿ー入院編ー
・
「犬になっちゃった」
無事？！に出産を終えた彼女は
大部屋に戻ってくる。
急変して出血
集中治療室に担ぎ込まれた仲間のママだ。
（バックナンバーはこちら→「急変！目の前のベットからいなくなるママ）
廊下で
看護師さんと歩いている彼女に
気がつかなった私。
首に針を刺して点滴につないである。
点滴棒を持ちながら、ゆっくり前かがみで歩く。
やせ細っていた。
「島谷さん、ただいま。」
と声をかけられ駆け寄る。
おめでとう！
よかった。
近くによると
首に刺された点滴が痛々しい。
顔色も悪い。
「集中治療室に行っちゃってから、
古株いなくて、さみしかったよー」
「あれから、最悪だったよ。
導尿されて、点滴MAXついて、
トイレもベット横の簡易トイレ。
個室でしゃべる人もいない。
”もう子供、出してくれー！”
って叫んだもん。」
辛すぎる・・。
でさ、ようやく産んだら、
全く血が止まらなかったのよ。
死にかけたわ・・。
自己血（じこけつ）やっていたじゃない？
600ｃｃは自分の血を溜めていたの。
で、結局、輸血したの
どんだけだと思う？
ピンと来なかった。
よくわからない。
3リットル！
2回転くらいしたのよ。
自己血なんて全く意味なかったってわけ。
あんなに頑張って自己血取っていたのにね。
今は、自分の血、ゼロよ！
そんなに大量出血したんだ
身体のありとあらゆるところから
針さされて、
すんごい太い注射器で
血液押し込まれる感じ。
ポンピングって言うらしいよ。
ポンピング！？
想像しただけで、倒れそうだ
でさ、
ようやく生還したけど、これ、見て。
首から点滴
まるで犬。
自分でリードつけて、歩く犬よ！
「犬」
うますぎるキャッチフレーズに
座布団一枚！
無事でなりより
。
つづく
前回のみつご事件簿→真夜中、急変した前置胎盤ママ
頑張るお母さんたちに「考えすぎなくていいんだよ。」と、
3つ子男子子育て、24年間の経験をお伝えしてます。
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