「子を産む形
十人十色
普通はなし」by命がけ
超・長期入院患者の仲間が
急変。産婦人科の実情。
三つ子事件簿ー入院編ー
・
「大量出血しちゃうから、
2週間に一度200ccを取っておくの。」
自己血(じこけつ)
というらしい。
手術中、
大量出血で輸血の予定がある患者は、
自分の血を少しづつとっておき、
手術時、輸血に使う。
自分の血を
取っておくことなんてするんだぁ。
太い太い針を腕にさして、
そこから血が吸い取られているように見える。
たくさんの血を取られた後の彼女は
具合が悪そうに、
ぐったりしている。
顔色が悪い
入院して、
すぐに目にした自己血の様子は
ちょっと怖い。
産婦人科の実情。
私の入院より長い、古株ママ。
目の前のベットで毎朝
「おはよう!」
と言った仲間だ。
彼女は、
"全前置胎盤"で長期管理入院していた。
(前置胎盤とは。
胎盤が子宮にかぶってしまい、
帝王切開時に、大量出血の危険あり。)
点滴を怖がる私を大笑いし、
元気づけてくれた。
こっそりお風呂に入りたい私に、
手を貸してくれた仲間。
点滴もしていない自由の身だ。
彼女は私よりも行動を許されていた。
売店も毎日通っている。
毎朝洗濯に屋上に行く。
洗濯かごを持ちながら、
鼻歌まじりで
私の前を通り過ぎる彼女に、
「ねえねえ。
どこが、ハイリスクなの?
動きまくっているじゃない。
いいなー。」
なんて言ったこともある。
しかし、
やはり彼女はハイリスク患者だった。
私が、妊娠32週目
夜中
トイレから戻ると、
彼女のベットに明かりがついている?
あれ?
起きているのかな?
すぐに医師達が3人カーテンの中に入った。
カチャカチャと
機械の音がする。
カーテンの中から声が聞こえる。
出血してますね。
これは危険です。
え?出血?
朝まで眠れなかった。
翌朝、点滴姿の彼女は泣いていた。
私、ここにいられなくなった。
集中治療室に行くことになった。
と、言葉がなかった。
急変するってこういうことだ。
頑張って、産んできてね
と声をかける。
彼女は、車いすに乗り、
私の前のベットからいなくなった。
祈る。
つづく
前回のみつご事件簿→「搾乳場所に、ボスママ登場、マウンティング?」
頑張るお母さんたちに「考えすぎなくていいんだよ。」と、
3つ子男子子育て、24年間の経験をお伝えしてます。
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