【さて、産みます。
もう、産みました
90秒】byついでにここも
出産
34週1日目
お腹の中身が
「ぐいっ」と引っ張られる感覚は、
今も忘れず
三つ子事件簿ー入院編ー
・
手術室。
麻酔科医が、私の横に立つ。
後ろにカメラを持つ、手術着の夫。
麻酔科ドクター
「背中に注射します
胸から下だけの麻酔です。」
お願いします。
「麻酔が効くと、気持ち悪くなる人が多いです。
我慢しないですぐに言ってさい。」
ここでも、また気持ち悪くなる注射
はい。
諦めの境地。
背骨あたりに注射。
注射の痛みは慣れた。
「はい、上向きになってください。」
その瞬間
「気持ち悪る。吐くわ・・・。」
と隣にいる、夫に言う。
夫
すぐに「洗面器」のようなものを私の口に当てて
「全部出しちゃっていいからねー」
と言いなが、
右手はカメラ。目線は、右横、私のお腹。
撮影に完全集中。
「おーい、お父ちゃん、こっち向いてくれー。
こぼれちゃう・・。」
麻酔をして、気分が悪くなることは多いらしい。
意識があるときは、
この重たすぎる3つ子を
腹筋でかろうじて支えていて、
内臓を守っている。
しかし、
麻酔とともに、筋力で支えられなくなる。
内臓に負担がかかり、
瞬時に気持ちが悪くなる。
という流れだ。
麻酔科のドクターに、
説明されていたものの
ここまで見事に気分が悪くなるとは・・。
さて、産まれます。
「一番ちゃん、頭が見えた。
ちょっと引っ張られる感じがありますよ」
3・4秒だったか?
沈黙が長く感じる。
「オギャー」
泣いた。
夫と顔を見合わせる
泣くとは思わなった。
呼吸ができている。
「2番ちゃん。出ますよ」
「あ。3番ちゃんは、ちょっと小さいな」
オギャーオギャー!
泣いた。
助産師さんが
1番ちゃんを私の顔の横に連れてきてくれた。
泣いている。
全身で
泣いている。
「お母さん、さわってあげて」
出てきて20秒、ほやほやの
息子の足を触る。
じたばたしている。
小指のように細い脚。
でも
泣き声は太い。
出産時間は。
30秒ごと。
3人出産までに1分30秒。
6人の小児科医の方に手早く処置を受け
NICU集中治療室へ行く準備。
感謝
夫も感動して、ぼーっとしている。
「ほら、お父さん写真!写真!」
と、助産師さんが促してくれて
慌ててシャッターを押している。
現像してみると、
3つ子と一緒に、
私のお腹の中身がしっかり映り込んでいる。
私は
初めて自分のお腹の内臓を見た。
夫に
「このおなかの黄色いものってなあに?」
と聞くと
夫
「ああ、これ、脂肪だよ。」
「脂肪かあ。
吸引してくれればよかったのになあ。」
「そりゃ、無理だろう。美容整形じゃないんだ。
産婦人科だぞ、主治医は」
「そっか、でもさ、ついでにさーー」
と、
あきらめの悪い、3つ子の母であった。
つづく
前回のみつご事件簿→手術当日朝、逃げる血管に女医がつぶやく
頑張るお母さんたちに「考えすぎなくていいんだよ。」と、
3つ子男子子育て、24年間の経験をお伝えしてます。
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