宿泊した弘前市内のホテルを朝7時半に出発し
道の駅津軽白神 に向かいました。
弘前市内からここまでは30分程度の距離で、8時少し過ぎに到着しました。
開店時間が8時半の予定なので、しばらく周辺の写真でも撮りながら待つことにしました。
ここ “西目屋村(にしめやむら)” は青森県の南西部、岩木山(標高1625m) の南麓に位置します。
10月下旬のこの日、津軽富士とも称される岩木山の山頂付近には積雪が見られました。
西目屋村は世界遺産 “白神山地” への玄関口です。
白神山地は青森県の南西部から秋田県北西部にかけて広がる、約13万haという広大なブナの原生林で、その内の1万7000haが1993年に日本で初めて世界自然遺産に登録されました。
ここ道の駅津軽白神から道路を挟んだ向かい側に “白神山地ビジターセンター” があります。
白神山地ビジターセンターは公園のような広い敷地の中にいくつかの施設が建っています。
時間があったので散策してみましたが、ここも8時半からなので建物はまだ閉まっています。
ここは元々、平成10年(1998年)に “ビーチにしめや” という産直施設として誕生しました。
“ビーチ” というのは “ブナ” のことです。
それが平成29年(2017年)11月に青森県内28番目の道の駅として登録され、更に2019年4月にリニューアルオープンして今日に至ります。
道の駅の全体は次のような配置になっています。
先程の写真にある本体の建物の他に、右手に二つの建物があります。
この写真がそれで、左手の “味な工房” と書かれている建物は食品加工センターとして白神の自然を生かしたオリジナルな加工食品を作っているほか、そば打ち体験なども行われています。
右手は “津軽白神インフォメーションセンター” です。
ここは観光案内所や休憩室も兼ねており、既に開いていました。
観光案内所の職員らしき方が早くから来られて、外に看板を出されました。
その看板がこれです。
「DAM LAKE TOUR」 と書かれています。
ここから車で20分ほどのところに津軽ダムのダム湖である “津軽白神湖” があります。
この湖を “水陸両用バス” が運行しており、このインフォメーションセンターがその発着場所なのです。
さて、そろそろ8時半なのですが、開店する気配がありません。
時間を過ぎたのに入り口が閉まったままなので行ってみました。
するとそこに書いてあったのは 「開店時間 9:00」 の文字が!!
慌てて道の駅の案内を見直してみたのですが、4月から10月までは8:30~17:30、11月から3月までは9:00開店になっています。
勝手に時間を変えるな!('Д') と怒っても仕方が無い!
更に30分を付近で待つ羽目になったのですが、到着したのが8時ですから、この1時間を使って津軽白神湖や付近の景勝地を観光できたのではないかと、大いに後悔しました。
9時過ぎてようやく玄関のドアが開きました。
入口にはご覧のように “来場者数30万人達成!!” の看板があります。
玄関から入って左手が “フードコート” ですが、こちらは11時からのようです。
右手は “おみやげコーナー” です。
何か白神山地に因んだものがあれば、と探したのですが残念ながら見当たりません。
外で1時間も待ったのに、数分で帰ることにしました。
予定時間を大幅に遅れたので次へ急ごうと車に向かった時、タイミングよくこれが入ってきました。
そうです!先程紹介した “水陸両用バス” です。
このバス、1日4便運航しており、所要時間は約60分、大人2500円、子供1500円です。
第一便が9:30出発なので、そのバスだと思います。
60分の内訳は陸上40分、水上20分だそうで、ここから湖まで片道20分ということでしょう。
パンフレットからお借りした、湖に入る時の写真です。
水しぶきが凄いですね!
ちなみにこの運行は4月下旬から10月31日までですから、今年は既に終了していることになります。
最初の予定通り8時半に道の駅が開店していたらこのバスとは巡り合わなかったわけですから、災い転じて福となる、と思っておきましょう。(;^ω^)