次は島の最北端の東側に位置する
金見崎ソテツトンネル へやってきました。
ナビに従って進むと、昔風の民家が立ち並ぶ小さな集落に入ってゆきました。
ここを ”金見集落” と言うそうですが、その奥に5~6台ほど停められる駐車場がありました。
駐車場といっても、舗装も何もないただの空き地です。
近くで草取りをされていたお年寄りに尋ねてソテツトンネルの入口を教えて頂きました。
ソテツが群生している場所に赤い文字で 「入口」の案内板がありますね!
ここはソテツの群生でできた約200mのアーチ状のトンネルがあり、その先には大海原を望む ”金見崎展望台” が待っています。
ご覧のように、場所によっては背を屈めないと通れないようなトンネルもあります。
このソテツトンネルは少なくとも3世紀、つまり300年以上前からこの地にあったそうです。
元々は地元の畑の境界を示し、更に海から吹き込む風から作物を保護する防風林の役目も果たしてきました。
入口付近にあった看板には、「毒蛇のハブが木々の間から現れることがあるので、なるべく道の真ん中を歩いてください」と注意が書かれていました。('Д')ヒエー!
といっても近年ではハブに咬まれる事故はほとんどないとのことだし、ハブが活動するのは主に夜だから、真昼間にはたぶん出てこないでしょう!(^^;)
こういう場所にいると、亜熱帯地方を旅している、という気分に浸れますね!(*^^*)
突き当りにあった石段をいくつか上がると、視界が開けました。
”金見茶屋” という休憩所があったのですが、開いていません。
この茶店のすぐ上に道路が走っており、それを渡った先に ”金見崎展望台” がありました。
ここはご覧のように太平洋に突き出した岬ですから、ぐるっと周囲を見渡せます。
まずは北側の風景です。
写真の下の方にソテツが見えますが、この付近が通ってきたソテツトンネルです。
そして東側には ”金見崎灯台” が見えます。
更に南東方向に目を移すとこれも大パノラマです。
遠くに奄美大島まで見えるとのことだけど、どこかわかりません。
亜熱帯らしいソテツトンネルと、それを抜けた先の大海原の絶景、見ごたえのある観光スポットだったと思います。