⛩【菊と稲荷】六甲の神功皇后・4:高野山と神功皇后。 | 神仏広告代理店

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【菊と稲荷】

【菊と稲荷】の始まりの物語はコチラです→『プロローグ。』

 
 
 

<あらすじ>

 

『怖いと思われている稲荷の誤解を解いてほしい』 

 

その言葉と共に、六甲山の高取神社で

 

「神様」という存在に、接続してもらった私。

 

 

前からついていたという高野山の清高稲荷大明神さま

 

子狐眷属の姿も確認できるようになり、

 

奇妙な共同生活(?)が始まっていた。

 

 

 

***

 

 

 

2018年の春に、
 
六甲山の神功皇后を書きかけて放置していました。
 
その物語を、改めて。
 
 
 

これまでのお話。

 
 
子どもの頃からいつも見ていた、
 
西宮の甲山と六甲山。
 
 
 
その両方に兜などを埋めた伝説がある「神功皇后」
 
 
 
甲山には、国家平安守護のため
 
山頂に如意宝珠及び兜を埋め、
 
平安祈願で武器と甲を埋めた。
 
 
 
 
そして六甲山には、
 
 
 
 
6つの兜と首を6つの山に埋めた。
 
 
 
女傑。神功皇后。
 
その伝説を追う時間が始まっていた。
 
 
 
 
 
2018年5月。
 
 
 
私は清高稲荷神社の世話人・上岡さんに連れられて、
 
丹生都比売神社に参拝に訪れた。
 
 
 
丹生都比売神社は2回目。
 
最初は九度山駅から高野山まで、
 
歩いて向かう途中に立ち寄って以来でした。
 
 
 
 
雨上がりで清められた参道。
 
 
 
この日は高野山を守る稲荷神である
 
一事稲荷大明神本宮に参拝する目的があり、
 
せっかくなのでと丹生都比売神社にも立ち寄って下さったのでした。
 
 
 
菊「この前は晴れの日だったけど、雨上がりもきれい!」
 
 
 
 
私は漫画の『阿・吽』が大好きで、
 
丹生都比売さま、そして狩場明神さまが好きでした。
 
 
 
狩場明神さまは空海さんに、高野山の場所を教えた神。
 
"幸せに導く" という御神徳の神様です。
 
 
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菊「この白黒ワンコが、空海さんを連れて行ってくれはった♡」
 
 
 
当時の高野山には、登山道なんてありませんでした。
 
 
 
暗い藪の中の道無き道を、
 
狩場明神から託された白黒の犬に連れられて
 
高野山までたどり着いた空海さん。
 
 
 
菊「なんかね、暗くてよく見えなかったから、
 
犬の鳴き声を頼りについて行ったって、
 
高野山でお坊さまが教えてくれたわ」
 
 
 
 
空海さんが高野山に仏教の聖地を拓くきっかけを与え、
 
その後もずっとその聖地を守護し続けているのが、
 
丹生都比売神社。
 
 
 
 
今回ここに来る直前まで、私は知りませんでした。
 
 
 
 
この丹生都比売神社にも
 
神功皇后が深く関係しているという事を……。
 
 
 
 
丹生都比売神社へのお詣りが決まった後、
 
予習をしようと私は公式サイトを見ていたんです。
 
 
 
 
菊「え。……神功皇后さま……」
 
 
 
こんな風にそこにはありました。
 
 
 
 
『播磨国風土記』によれば、神功皇后の出兵の折、
 
丹生都比売大神の託宣により、衣服・武具・船を朱色に塗ったところ
 
戦勝することができたため、これに感謝し
 
応神天皇が社殿と広大な土地を神領として寄進されたとあります。
 
 
丹生都比売神社公式サイト「ご由緒」より抜粋させて頂きました>
 
 
 
 
読んだ内容が、ここに立つと実感としてひしひしと沸いてきます。
 
 
 
森と空に囲まれた、この美しい朱色。
 
 
 
 
 
お詣りを終えて、振り返ってその美しい社殿を見た。
 
 
菊「…………」
 
 
 
丹生都比売大神さまは、伊勢神宮に祀られる天照大御神の妹神
 
 
そんな風に公式サイトに記してあります。
 
 
 
 
 
菊「朝鮮から見た、日本から向かってくる朱色の船って」
 
 
 
 
 
朝日が昇るような
 
 
強く清らかな力そのものだったんじゃないだろうか。
 
 
 
 
いや、実際に朝日を背に、
 
神功皇后は海を進んだのかもしれないな。
 
 
 
 
大陸から見た日本の位置は「日出ずる国」だったのだから。
 
 
 
 
天照大御神の妹神の託宣を受けた神功皇后は、
 
太陽神と一体化して、戦わずしての勝利を収めた。
 
 
 
そんな風に想いを馳せた。
 
 
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高野山と神功皇后との繋がりを知り、
 
現地でそれを体感し、
 
私は次の移動先に上岡さんの運転で向かう事にした。
 
 
 
 
上岡さん「あ。菊田さん、そこ!
 
八幡神社さんありますよ」
 
 
 
菊「え!!!
 
寄りたいっっ!いいですか!!」
 
 
 
 
車内で神功皇后の事を話していると、
 
八幡神社の前を通り過ぎたのだった。
 
 
Uターンしてもらって、興奮して車を降りた。
 
 
 
 
車道沿いに建つお社。
 
 
 
菊「初めまして……」
 
 
 
静かなその御神域への初参拝。
 
 
石の鳥居と拝殿を抜けると……
 
 
 
 
そこに森を背にした、朱色の神殿が現れた。
 
 
そこは下天野に祀られる『八幡神社』
 
 
 
 
菊「なんか……極彩色……?」
 
 
 
朱色の格子の向こうには、
 
青色や黄色で彩られた華やかな色が透けている。
 
 
 
 
御由緒書を拝見すると、摂社に「戎神社」が!
 
 
上岡さん「ここの戎神社さん、弁財天さんなんですよ」
 
菊「え。珍しいですね……そちらもお詣りに行きます♡」
 
 
 
そう言って、本殿へのお参り後に、向かって左手の小さなお社に。
 
 
摂社二社にお参りしてふと見ると、本殿の横顔が。
 
 
 
 
私は山肌を少し上らせて頂き、近づいて見た。
 
 
菊「……めっちゃきれい」
 
 
 
八幡神社って、応神天皇が主祭神でいらっしゃるけど。
 
 
 
その建築物のイメージは、
 
神功皇后って気がするな……
 
 
 
 
そんな風に思っていると、本殿横に張り出た部分に
 
絵があるのが目に入った。
 
 
 
 
朱色の衣に朱色の矢。
 
 
菊「……神功皇后……」
 
 
 
 
この時、ものすごく嬉しかったのを覚えている。
 
 
 
人の姿として、そこに存在する
 
"神功皇后" ……に「会えた」と思った。
 
 
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思わぬタイミングで神功皇后の御神影にも出会えたこの時、
 
一緒に参拝していたお狐師匠のりしょうさんが、ポツリと呟きました。
 
 
 
 
りしょうさん「神功皇后は、ジャイアンのお母ちゃんなんだよねー」
 
 
菊「え? ジャイアンのお母ちゃん??💧」
 
 
 
りしょうさん「…………」
 
 
 
 
 
 
 
ジャ、ジャイアンのお母さんって……
 
 
「たけし〜!!!」
あのジャイアンのお母さん?? ですか?💧
 
 
 
 
 
 
 
菊「????????💧」
 
 
 
 
この時はちんぷんかんぷんだった、りしょうさんの謎の呟き。
 
 
 
でもこの「神功皇后はジャイアンのお母ちゃん」という一言が、
 
後々、大きく着地する日が来るのでした。
 
 
 
 
さて、私は今は『令和の御影師(みかげし:神仏の姿を表す人)』と名乗っていますが。
 
 
六甲山の表玄関は『御影(みかげ)』という駅でして。
 
 
 
その地名は、澤乃井という泉があり、
 
神功皇后がその水面に、ご自神の御姿を映したという
 
故事から付いたのだそうです
 
 
 
 
菊「瀬戸内海は神功皇后さまルートだったから、
 
関係する伝説がたくさんで嬉しい
 
 
 
 
私の大好きな事代主神を祀る長田神社。
 
 
 
ここに事代主神を祀ったのも、
 
神功皇后の託宣がきっかけです。
 
 
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事代主神を主祭神とする割に、
 
とても鮮やかで可憐……と思っていたけど。
 
 
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神功皇后のイメージを想うと、とても納得。
 
 
 
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朱色には、魔除けの効果があるとされます。
 
 
 
美しく気高い、
 
戦いに向かい勝利した時の色。
 
 
 
 
その朱色をまとったご神域が、
 
聖地・高野山を守護している。
 
 
 
 
それはこの世界全てに祈りを捧げる高野山から、
 
負けない力を拡げるためにある。という気がしています。
 
 
 
 

 

***
 
 
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【菊と稲荷】ヒルコノミコト・1:清め祓いし場所。

 

2019年秋の連載『留守神様』はコチラです。

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