⛩【菊と稲荷】六甲の神功皇后・2:シンクロ。 | 神仏広告代理店

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【菊と稲荷】

【菊と稲荷】の始まりの物語はコチラです→『プロローグ。』

 
 
 

<あらすじ>

 

『怖いと思われている稲荷の誤解を解いてほしい』 

 

その言葉と共に、六甲山の高取神社で

 

「神様」という存在に、接続してもらった私。

 

 

前からついていたという高野山の清高稲荷大明神さま

 

子狐眷属の姿も確認できるようになり、

 

奇妙な共同生活(?)が始まっていた。

 

 

 

***

 

 

 

2018年の春に、
 
六甲山の神功皇后を書きかけて放置していました。
 
その物語を、改めて。
 
 
 

これまでのお話。

 
 
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子どもの頃からいつも見ていた、
 
西宮の甲山と六甲山。
 
 
 
その両方に兜などを埋めた伝説がある「神功皇后」
 
 
 
甲山には、国家平安守護のため
 
山頂に如意宝珠及び兜を埋め、
 
平安祈願で武器と甲を埋めた。
 
 
 
 
そして六甲山には、
 
 
 
 
6つの兜と首を6つの山に埋めた。
 
 
 
 
 
しかもその六甲山に埋められた方は、後に応神天皇となる
 
息子さんの兄達らしい。
 
 

 
兄達が継承に絡んで反乱を企てた。
 
 
その兄達の兜と首が、六甲山に埋められた。
 
 
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菊「……インパクトすごいな、この方」
 
 
 
文字で読むと「女傑」とかだけど、一体どんな方なんだろう。
 
そう思って、画像を検索してみると

 

 

 

 

菊「なにこの方!
かっこいい!!!✨」


 
神功皇后は「三韓征伐」という伝説で有名らしく、
 
戦わずして当時の朝鮮の国に勝利したと。
 
 
 
 
戦わずして、戦に勝利
 
 
甲山には国家平安守護や平安祈願で、宝珠や武器、甲を埋めた。
 
 
 
 
菊「でも息子の兄達の首は六甲に埋めた……」
 
 
 
 
 
平和を重視されている方なのに、
 
継承争いではそんな残酷なことをされたのか。
 
 
 
この頃の私は詳細を知らなかったので、
 
神功皇后が「それをした」と思っていた。
 
 
 
***
 
 
 
その数日後、私はOWN-kobeのジュエリーデザイナー
 
永吉未來さんとやりとりをしていた。
 
 
 
彼女はシャーマニックジュエリーというものを作っていて、
 
その世界観は他にないものだった。
 
 
 
 
洗練と混沌と自然を繋ぎ合わせ、
 
そこに持ち主の神性を映す力を持っている。
 
 
 
 
そのやり取りの中で、私は突然依頼をした。
 
 
 
菊「みきちゃん、今度シャーマニックジュエリーで
 
『神宮皇后』イメージの依頼をしたいです」
 
 
そう伝えて、神功皇后画像ページのスクショを未來さんに送信した。
 
 
 
そのすぐ後、彼女は作りかけていたネックレスの画像を送信してくれた。
 
 
image
 
 
菊「?」
 
 
未來さん「似てる!」
 
 
 
 
この神功皇后の御影の首飾り……に、その画像のデザインは酷似していた。
 
 
 
 
菊「これはどなたかのん??」
 
 
未來さん「誰のでもない。ただ作ってた」
 
 
 
 
ピンク珊瑚が違う気がして、白珊瑚に変えている途中だったそう。
 
そこに予定していた赤珊瑚を入れ、首飾りは完成した。
 
 
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未来さんはその名の通り、
 
見事に未来を予測し、来るべき時間を美しく彩り飾るものを創る人。
 
 
 
こうして、神功皇后をイメージした首飾りは
 
そのまま私の元に与えられる事になった。
 
 
 
***
 
 
 
首飾り完成画像を見せて頂いた次の日、
 
私は西宮神社境内にて「六甲山神社」の祭事に参列した。
 
 
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御祭神は菊理媛命。
 
 
本殿西側の小さなお社は、六甲山上の
 
白山神社を遥拝する角度になっている。
 
 
 
 
年に一度のこのご神事の後、権宮司さまが六甲山上の
 
白山神社のことを話して下さいました。
 
 
 
 

この辺りは武庫郡と言いまして。

 

武庫とは、武器の倉庫のこと。

 

 

 

都に武器を持ち込むのは良くないと考えた神功皇后は、

 

出兵から戻った際にこの辺りに武器を置き、保管していました。

 

 

 

兵庫も同じ。兵をここに置いていたわけです。

 

だから兵の倉庫で、兵庫と言います。

 

 
 
 
 
菊「…………」
 
 
 
 

 

なぜに六甲山神社の話から

 

神功皇后の話になったのか、覚えていない。

 

 

 

 

ただ、よりによって今、権宮司様までが私に

 

「神功皇后」のアピールを……という事と

 

 

 

兵庫県の現在のカタチを思った時に、

 

"神宮皇后の意志" のようなものを感じた。

 

 

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現在の兵庫県のカタチは、明治時代に定まったものだけど、

 

本州の中で、兵庫県のみが陸地を分断する形で、

 

日本海側と太平洋側(瀬戸内海だけど)にまたがっている。

 

 

 

 

菊「それって、なんか……

 

大陸側から都を守るための "壁" って気がするんだよね」

 

 

 

 

大阪の堺にも武器を置いていた跡があるという事で、

 

当時の船による出兵を想像すると、

 

神功皇后は住まいである都エリアには徹底的に "戦" を持ち込まないようにした

 

……と、ふと思った。

 

 

 

 

「神功皇后」と検索して出てくる画像は、

 

そのほとんどが鎧や武器をまとっている。

 

 

 

 

菊「………その姿って……戦いの場だったからであって」

 

 

 

 

生活の場に "戦" は

 

ひとかけらも持ち込みたくない。

 

 

 

 

愛する者と、共に暮らしゆく時間の "平和" は守りたい。

 

 

 

 

本当は、そんな母性に溢れた方だったんじゃないだろうか。

 

 

 

 

そんな風に思え、継承争いで

 

王子の首と兜を六甲山に埋めた伝説との温度差を感じた。

 

 

 

***

 

 

 

直会でわらび餅を頂き、境内散歩。

 

すると拝殿の中で、巫女舞の練習が始まった。

 

 

 

 

二人の巫女さん。

 

一人は弓矢を、もう一人は鳥を手に舞っている。

 

 

そして最後の方では弓を構え、実際に矢を放つという舞。

 

 

 

 

菊「…………」

 

 

 

 

神功皇后の、弓矢を手にした姿の絵を思い出す。

 

 

 

 

「まるで神功皇后のシーンのよう……」

 

 

 

二人の巫女舞の練習が終わってしばらくすると、

 

衣装を着た雅楽の方が並ぶのが見えた。

 

 

 

 

菊「練習じゃなくて、リハーサルか。

 

今から本番が始まるんだ! 観ていこう♪」

 

 

 

 

そして正式参拝される方々が拝殿の席に着かれ、

 

ご神事が始まりました。

 

 

 

 

皆さんスーツ姿で、拝殿に入られた時はなんとも誇らしげで、ニコニコと。

 

 

 

 

いいなー。神社って。

 

人の気分を上げる場所なんだなあ。

 

 

 

 

そんな風に拝殿の外から見学参拝していると、神楽が始まった。

 

 

 

 

 

現れたのはさっきの二人の巫女舞の方ではなく、

 

薄浅葱色の衣をまとった、麗しい男装の麗人たち。

 

 

 
 
 

菊「この色……」

 

 

 

 

 

 

その衣の色は間違いなく

 

 

 

 
 


未來さんが形にしてくれた

 

「神功皇后の首飾り」

 
 

 

 

 

 

しかもその舞は、またも弓矢を放つ仕草で。

 

 

 

 

「神功皇后」しか思い浮かばない世界、しか、

 

 

私の目の前にはなかった。

 

 

 

 

 

静かに 静かに 静かに

 

 

私はただ、このシンクロに圧倒されるだけだった。

 
 
 
 

《続く》

 

 

***
 
 
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