日記「今日見た映画 2015」42『黄金のアデーレ 名画の帰還』 | やりすぎ限界映画入門

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ダイナマイト・ボンバー・ギャル @ パスタ功次郎

■「やりすぎ限界映画工房」
■「自称 “本物” のエド・ウッド」


■『黄金のアデーレ 名画の帰還』
やりすぎ限界映画:☆☆☆☆★★★[95]

2015年/アメリカ=イギリス映画/109分
監督:サイモン・カーティス
出演:ヘレン・ミレン/ライアン・レイノルズ/ダニエル・ブリュール/ケイティ・ホームズ/タチアナ・マスラニー/マックス・アイアンズ/チャールズ・ダンス/エリザベス・マクガヴァン/ジョナサン・プライス/フランシス・フィッシャー/アンチュ・トラウェ/モーリッツ・ブライプトロイ/ヘンリー・グッドマン/ユストゥス・フォン・ドホナーニ/トム・シリング/アラン・コーデュナー

■2015年 劇場公開作品 42本目

■第2稿 2021年 3月14日 版

「激ヤバ」。「衝撃」殆ど「実話」。「3年前」、「かなり」「重症」の “本物” の「アル中」+「超てきとう」「超不真面目」「超いい加減」で、「酔っ払ってた」「寝ぼけてた」「体調が悪かった」程度じゃなかったのに、「やりすぎ限界映画」だと「認識」した、「アルコール依存」をも撃ち砕く「ショック」「衝撃」に、再度「泣きながら」「大きい方垂れ流し」。

映画を見ることがダイレクトに「歴史の勉強」なのだと、「最近」思い知るようになった。人間誰もが生きてて「知ること」には限界がある。育った環境や知り合った人間によって「知ること」が殆ど違うものになってしまうのは、「しょうがない」「運命」だろう。僕だけじゃなく殆どの人間が、実際生きてて「知らなかった」ことの方が多いのだと思う。

『黄金のアデーレ 名画の帰還』を見て、また一つ「知らなかった」歴史の勉強となった。ナチスが奪った美術品が現代でも「大問題」になってることを「初めて」思い知った。

「マリア・アルトマン」「ヘレン・ミレン」は実在の人物。「グスタフ・クリムト」の「アデーレ・ブロッホ=バウアーの肖像 I」「返還事件」は「完全実話」。「マリア・アルトマン」からナチスが奪った「アデーレ・ブロッホ=バウアーの肖像 I」の話は世界的に有名な話で、『黄金のアデーレ 名画の帰還』の以前にも「3本」「ドキュメンタリ―映画」が製作されるほど「大問題」だったこと、「今まで」「知らなかった」。「今頃」「初めて」思い知って「反省」「懺悔」「償い」しかない。

「3本」の「ドキュメンタリ―映画」になった「アデーレ・ブロッホ=バウアーの肖像 I」「返還事件」を、『黄金のアデーレ 名画の帰還』は「初めて」「劇映画」にしたことが「凄かった」のだと、「今頃」思い知った。ナチスが没収する背景ばかりを見せたら「残虐」「陰惨」な「絵」にしかならないだろう。「ドキュメンタリ―映画」は見てないが、きっと「哀しみ」「苦しみ」「怒り」を全世界に訴える映像なのかもと想像した。

「アデーレ・ブロッホ=バウアーの肖像 I」「返還事件」を「初めて」「劇映画」にした『黄金のアデーレ 名画の帰還』は、幸せだった「マリア・アルトマン」の幼少期から、「オーストリア」から「アメリカ」に亡命するまでの「回想」を見せる。「アデーレ・ブロッホ=バウアー」の「姪」である「マリア・アルトマン」「ヘレン・ミレン」は、肖像画が描かれる瞬間を見てた。「アデーレ・ブロッホ=バウアー」と「マリア・アルトマン」が一緒に過ごした幸せだった時代の「回想」、「返還事件」の「現在」が繋がっていく。

弁護士「ライアン・レイノルズ」が法律事務所を退職してまで「マリア・アルトマン」「ヘレン・ミレン」に「完全共感」してく背景に「震撼」「驚愕」「圧倒」「尊敬」「絶句」。先祖が同じ「オーストリア」の人間だったこと。「他人事」のように忘れかけてた自分の生まれた「家」の生立ちを思い知り、ナチスを許してはいけない「信念」「価値観」「倫理観」に目覚める「泣かし」が「かなり」「凄かった」。「3年前」、「衝撃」殆ど「実話」をここまで「ちゃんと」「見てなかった」。

今はお婆さんの「ヘレン・ミレン」だが、「ちゃんと」調べたら、若い頃何と「1985年」『ホワイトナイツ 白夜』のヒロインの恐るべき “極限ダイナマイト・ボンバー・ギャル” だったこと、「今頃」思い知って「反省」「懺悔」「償い」。『ホワイトナイツ 白夜』は「入門」を決意した翌年の「1986年」、「幼馴染のT」に唆されて僕が映画館に見に行った「初めての外国映画」。「かなり」「思い出」がある。他『モスキート・コースト』『コックと泥棒、その妻と愛人』にも出てたの「知らなかった」。「今頃」「大きい方垂れ流し」。

また「女性裁判官」をどこかで見たことがある。「嫌な予感」がして調べたら、恐るべき “極限ダイナマイト・ボンバー・ギャル” 「エリザベス・マクガヴァン」で「はうあ!!!」 『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』で、「永遠の下僕」を誓った「超依怙贔屓」恐るべき “極限ダイナマイト・ボンバー・ギャル” 「ジェニファー・コネリー」の「大人時代」だったこと「今頃」思い知って「大きい方垂れ流し」。さらに恐るべき “極限ダイナマイト・ボンバー・ギャル” 「エリザベス・マクガヴァン」は『キック・アス』の「母親」だったと「知らなかった」。

だが『黄金のアデーレ 名画の帰還』で一番「時間が止まった」のは、「回想」で肖像画のモデル「アデーレ・ブロッホ=バウアー」本人を魅せた恐るべき “極限ダイナマイト・ボンバー・ギャル” 「アンチュ・トラウェ」。「3年前」、恐るべき “極限ダイナマイト・ボンバー・ギャル” 「アンチュ・トラウェ」を見たはずが「何一つ殆ど砂粒ほども覚えてない」。恐るべき “極限ダイナマイト・ボンバー・ギャル” 「アンチュ・トラウェ」を「ちゃんと」「見てなかった」こと、「かなり」「反省」「懺悔」「償い」しなければならない。

■初稿 2018年 6月18日




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画像 2018年 6月