日記「今日見た映画 2014」15『インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌』 | やりすぎ限界映画入門

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ダイナマイト・ボンバー・ギャル @ パスタ功次郎

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■『インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌』
☆☆☆☆★[85]

2013年/アメリカ映画/105分
監督:ジョエル・コーエン/イーサン・コーエン
出演:オスカー・アイザック/キャリー・マリガン/ジョン・グッドマン/ギャレット・ヘドランド/F・マーレイ・エイブラハム/ジャスティン・ティンバーレイク/スターク・サンズ/アダム・ドライヴァー/アレックス・カルポフスキ

■2014年 劇場公開作品 15本目

■第3稿 2020年 7月11日 版

「コーエン兄弟」は僕が最も「苦手」な監督の二人。「苦手」な監督は他にもいるが、「かなり」僕の中でトラウマと化してる。世界中が褒める「映画センス」を「理解できない」ことで、僕の「頭が悪い」ことを、「これでもか」と思い知らされてきた。

だが『ミラーズ・クロッシング』『バートン・フィンク』の頃から、「淀川長治先生」は「大絶賛」。僕の中では「ジム・ジャームッシュ監督」と「同格」の存在で、「今」でも僕の「頭が悪い」ことを思い知らされる「恐怖」の存在と化してる。

世界中が褒める「映画センス」を「理解できない」「恐怖」を克服したくて、『ミラーズ・クロッシング』『ファーゴ』『バーバー』『パリ、ジュテーム』『ノーカントリー』『トゥルー・グリット』『インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌』『ヘイル、シーザー!』を見たが、「殆ど何一つ覚えてない」。一番覚えてるのは『ファーゴ』の最期の「殺人」と、『ノーカントリー』の「ハビエル・バルデム」の「髪型」しか、もはや記憶に残ってない。

だが「もう一度」「挑戦」してみようと、「よせばいいのに」、『インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌』を見直した。「冷静」になったら、少し理解できたかもしれない。

「コーエン兄弟」が最も「苦手」な「トラウマ」、「偏見」「先入観」で、初めて見た時「完全」に「酔っ払ってた」「寝ぼけてた」「体調が悪かった」が、「倍増」になったのだと思う。僕の「絶対見たくない」「本能」で、脳が見ることを「拒絶」したのかもしれないと自己分析した。「冷静」に見たら『インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌』は、「僕自身」の話「そのもの」だった。

「フォークソング」か「映画」かが違うだけで、「貧乏」「追い込まれ方」は殆ど現実の僕と変わらない。僕の住まいは「安いとこ」で、1ヶ所に安定してはいるが、全く「他人事」ではなかった。僕も「今」「漁船」に乗る決断に迷う生活をしてる。『インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌』を見て、「やっぱり漁船」か「かなり」追い込まれた。

「貧乏」に追い込まれた無名の歌手の極限のくそリアリズムを、かわいい「猫」や、「フォークソング」の美しさ、アメリカの静かな「風景」の美しさ、上品な「芝居」などで、「情感」たっぷりに見せたのかもしれない。話は理解できたかもしれないが、あとは「見せ方」の「好み」が合うか合わないかなのかもしれない。「崇拝」できるほどはのめり込めなかった。

あまりの「偏見」「先入観」から、「完全」に「酔っ払ってた」「寝ぼけてた」「体調が悪かった」が「倍増」状態、さらに僕の「絶対見たくない」「本能」で、恐るべき “極限ダイナマイト・ボンバー・ギャル” 「キャリー・マリガン」が出演してたことを「何一つ砂粒ほども」「記憶に残ってない」ことは「かなり」「反省」「懺悔」「償い」。

だが「少し」は、「コーエン兄弟」の映画を「冷静」に見れるようになったのかもしれない。


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画像 2016年 6月