日記「今日見た映画 2011」3『ミッション:インポッシブル ゴースト・プロトコル』 | やりすぎ限界映画入門

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ダイナマイト・ボンバー・ギャル @ パスタ功次郎

■「やりすぎ限界映画工房」
■「自称 “本物” のエド・ウッド」


■『ミッション:インポッシブル ゴースト・プロトコル』
やりすぎ限界映画:☆☆☆☆★★★[95]

2011年/アメリカ映画/132分
監督:ブラッド・バード
出演:トム・クルーズ/ジェレミー・レナー/サイモン・ペッグ/ポーラ・パットン/ミカエル・ニクヴィスト/ウラジミール・マシコフ/ジョシュ・ホロウェイ/アニル・カプール/レア・セドゥ/ミラジ・グルビッチ/サムリ・エデルマン/トム・ウィルキンソン/ヴィング・レイムス/ミシェル・モナハン

■2011年 劇場公開作品 3本目

■第3稿 2021年 6月18日 版

「9年前」「2012年」、「初めて」『ミッション:インポッシブル ゴースト・プロトコル』を見た時、どこが面白いのか「全く」「解からなかった」。「とうとう」、「反省」「懺悔」「償い」、「謝罪」の時がきた。

「2年前」「2019年」、『ジャック・リーチャー NEVER GO BACK』「クリストファー・マッカリー監督」のことを調べるため「3回目」見直し、以来今回「4回目」の見直しで「ついに」「目が覚めた」。「3部作」を「敬意」「賞賛」「崇拝」するあまり『スター・ウォーズ』「続3部作」と同じ「偏見」「先入観」「思い込み」で、脳が見ることを拒絶したのだろう。また「つい最近まで」所詮「鶏程度の脳みそ」だけじゃなく、さらに完全 “本物” の「アル中」+「超てきとう」「超不真面目」「超いい加減」で「酔っ払ってた」「寝ぼけてた」のもあって「理解する力がないだけ」だった。

「プロデューサー」「トム・クルーズ」が成し遂げた、「命を懸けた」 “本気” の「偉業」に「震撼」「驚愕」「圧倒」「尊敬」「絶句」。「敬意」「賞賛」「崇拝」しかない。「今頃」「やっと」思い知った。

『ミッション:インポッシブル』「4部作」「全部」、「違うイーサン・ハント」「違う映画」だった。僕が「ちゃんと」「見てなかった」だけだった。

まず僕がアニメの知識「皆無」。『レミーのおいしいレストラン』『Mr.インクレディブル』なんかサボって見てないから、「ブラッド・バード監督」のことを「何一つ殆ど砂粒ほども知らなかった」。「3作目」が暗い「シリアス映画」だったから、明るい「ギャグ映画」に「豹変」させたのだ。

パラシュートなしに「世界一高いビル」を「接着手袋」で登るとか、「磁気で体が宙に浮く」服とか、「ブリッジ・ナス」が「食いついた」とか、「絶対ありえない」。最初から開き直った「大スペクタクル・コント」。「ブラッド・バード監督」が「アニメ」の監督だから、「かなり」「CG」多用に拘ったことを「今頃」思い知った。『007』シリーズを意識して「秘密兵器」に拘ったなど「何一つ殆ど砂粒ほども知らなかった」。

話は普通に面白い。だが「4作目」を「誰も見たことがない」「新しいもの」にするために「プロデューサー」「トム・クルーズ」が拘ったのは、「大スペクタクル・コント」な話じゃない。「観客を喜ばせること」。

「スタントを自分でする」話は「うっすら」記憶があったが、「どうせCGだろ」程度で「今日まで」「ちゃんと」「見てなかった」。「鶏」+完全 “本物” の「アル中」でしかなかったことをいくら「反省」「懺悔」「償い」してももう追いつけない。いくらワイヤーを「CG」で消せても、ワイヤーが切れたら「死ぬ」。「死んだらどうする」な「メイキング」を見て「泣きながら」「大きい方垂れ流し」。「アジアの脅威」「ジャッキー・チェン」に “本気” で挑戦してた。

「ブタペスト」「モスクワ」「ドバイ」「ムンバイ」「シアトル」と、「非現実」な世界感を体感させて「観客を喜ばせること」。『ハート・ロッカー』「ジェレミー・レナー」、『ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!』「サイモン・ペッグ」、『ミレニアム』3部作「ミカエル・ニクヴィスト」、『アデル、ブルーは熱い色』恐るべき “極限ダイナマイト・ボンバー・ギャル” 「レア・セドゥ」、オールスター「総出演」で「観客を喜ばせること」してたの、何一つ殆ど砂粒ほども「見てなかった」。

「今日まで」、「極限の美」恐るべき “極限ダイナマイト・ボンバー・ギャル” 「ポーラ・パットン」がいたの「全く」「知らなかった」など「絶対許されない」「言語道断」だが、何より「一番」「泣きながら」「大きい方垂れ流し」で「プロデューサー」「トム・クルーズ」 “本気” の「怖さ」にビビッて震え上がったのは、「ドバイ」の「世界一高いビル」で「壮絶無茶」を「決断」した理由だった。

「世界一高いビル」に「接着手袋」で登った人間は過去「誰もいない」。「撮影許可」を取るため、「映画界の中心地を目指す ドバイにとって- またとない機会だと 説明した トム・クルーズを- 144階から吊り下げて 史上最高のスタントを撮るとね」と説得した「プロデューサー」「トム・クルーズ」の「偉業」に「震撼」「驚愕」「圧倒」「尊敬」「絶句」。「敬意」「賞賛」「崇拝」しかない。

恐るべき “極限ダイナマイト・ボンバー・ギャル” 「ミシェル・モナハン」「妻」の話も「観客を喜ばせること」だった。「観客を喜ばせること」を貫きながら「誰も見たことがない」「新しいもの」に挑戦した『ミッション:インポッシブル ゴースト・プロトコル』が、恐るべき「やりすぎ限界映画」なのだと「今頃」、「やっと」、思い知れた。

■初稿 2012年 1月14日




「いつか見た映画 1996」2『ミッション:インポッシブル』
日記「今日見た映画 2000」1『M:i-2』
日記「今日見た映画 2006」1『M:i:Ⅲ』
日記「今日見た映画 2011」3『ミッション:インポッシ…』
日記「今日見た映画 2015」4『ミッション:インポッシ…』
日記「今日見た映画 2018」12『ミッション:インポッシ…』

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画像 2021年 6月









[5作目に期待]

僕の大好きな 『ミッション:インポッシブル』 シリーズの4作目だが今回は失敗したと思った。2作目は [D・B・ギャル 生涯の映画ベスト10] 第10位、3作目も 2006年 やりすぎ限界映画祭 第4位やりすぎ限界映画だが、今回はやりすぎていなかった。

このシリーズは、歴史に残る偉業をやってのけた 『エイリアン』 シリーズに、プロデューサーのトム・クルーズが触発されて製作したシリーズと推測される。監督を全作品変えることで全く違うカラーの作風を目指し、マンネリ化しない常に新しものを追及するというコンセプトだ。しかし今回の4作目は 「新しいもの」 ではなくなっていると思った。作風としては1作目と3作目を合わせたようなジャンルで、コントとしても中途半端、リアリズムとしても中途半端に見えた。リアリズムだったら本作の犯人の怖さが、核で世界を滅ぼそうとしているわりには3作目のフィリップ・シーモア・ホフマンの怖さに勝っていない。

アクションと映像だけは現代の凄まじさと新しさが見えたので面白く見れたが、2作目と3作目のやりすぎ限界ぶりには追いつかなかった。5作目に期待。


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画像 2012年 9月