地上天国への道 15. | ブログ.

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事実は小説よりも奇なり.
Truth is stranger than fiction.

息子りんの絵と猫と, 愛する人生と.
Rin’s arts,cats,and loved life.














そして
2016年の秋
息子が17歳のとき
ふと













「わたしはもっと
幸せにならなければいけない…」
と思った












そして突然
離婚という言葉が
頭をよぎり










最初
それとそれが繋がらず
混乱したが










わたしは
一緒で理解し
泣き崩れた









そして
元夫とも
三人の子ども
授かったことを含め










地上天国
という瞬間を
何度も経験してきたが










でもその多くは
息子の障害が霞むほどの
壮絶な夫婦生活を
送ってきたので










「ああ、もうこんな生活を
終わらせていいんだ…」
と理解したからだった

 








でも元夫は
思い通りに行かないと
キレたり暴れたり脅したり
死ぬと言うところがあり







それはだんだんと
ある時期までは
必然だと
分かっていったのだが








だからそれは
それでもその願いを叶える
という覚悟だった










また
ずっと両親や娘たち
苦労や心配をかけてきて








でも後にそれも
とても大切なことだと
分かったが










離婚のことで
さらに心配をしたり
反対をしたりするのは
目に見えていたので









だからそれも
それでもその願いを叶える
という覚悟でもあった









そして
意を決して
離婚を告げてからは









案の定
これでもかこれでもと
修羅場が続き









案の定
両親や娘たちが
生きることがギリギリなほどの
心配をかけ
皆が命懸けで生きた










そして
元夫に離婚を告げてから
約2年後の
息子が20歳になる直前に
離婚届を出し










でもまだ
家のことなどが
解決していなかったので
その後も
家庭内別居状態で
同居生活は続き










そして
届を出したと共に
元夫は









こんなに命懸けで
共に生きてきた
息子の全てを
管理するようになっていった





























そしてそれは
元夫のことは関係無く 
自然な流れだと思うが










息子は絵画教室
行かなくなり
絵も描かなくなり










離婚が頭をよぎって
5年近く経った
今から約1年前に










元夫は
息子を連れて
この家を出て行った
























それは突然で









息子が障害を
負ったときのような










全てが一瞬で
波にさらわれたような
喪失感と絶望だった











でも
起こることは
それがどんなに壮絶でも
絶対に最善









それはより
幸せになるために
起こることを









これまでの人生で
これでもかこれでもか
と経験していたので








息子の突然の障害でさえ
それは何かの罰ではなく
よりわたしたちが幸せになる
ギフトだったので










時おり
その運命を受け入れた








そして
わたしはもちろん
二人の娘
子育ても関わりも
一生懸命してきたが









でもやはり
息子のことが
一番必死だったので
そこに多大なエネルギーを
かけてきたので







息子のいない時間に 
二人の娘たちと
涙が出るほどの時間を
たくさん過ごせたことは
ギフトで








二人の娘たちと息子にかけた
エネルギーの差
無くなっていったことで
皆が癒されていった










また
二人の娘たちだけでなく
両親とも猫たちとも
涙を流した分
想像以上の
地上天国が広がったことも
本当に素晴らしく









そして
息子がいないことで
二人の娘たちや
両親や猫たちとの日常が
発狂するほどの奇跡だとも
改めて分かった









だから
息子へはもちろん
元夫にもだんだん
感謝だけになり










息子は
それを最初から
分かっていたのだ
と思った























満たされているが
肉体的には
疲労がひどく

蕁麻疹もひどく

それは鬱の症状だったが











わたしはあの時も

やっと倒れていい

と思えて

喜びだったように









今度も

やっともう完全に

有限を手放していい

死んでもいい(エゴの死)

と思い

それは解放だった










そして

常に地上天国を

転々と渡り歩いてきたのは










〝この環境に埋もれず次に進め〟

ということで









今もそのときで

この家族との地上天国を

さらに突き抜けるときで












もうずっと

還りたかった

地上天国だけの世界へ

完全に還るときで










ここがゴールであり

全ての存在の原点で

もう完全に埋もれるときだ

と思った



















そして 

今ここで

地上天国に

どっぷり浸かれば浸かるほど











これからはさらに

無限に目の前に

地上天国という現象が

広がり続け









ああ、今ここは

癒しと共有しかない 

とわかり










もう二度と

この地上天国から 

この純粋発狂する

無限の世界から












離れることは

無いのだ

と思った












地上天国への道 14.