二人の娘 5-④.(誕生会) | ブログ.

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事実は小説よりも奇なり.
Truth is stranger than fiction.

息子りんの絵と猫と, 愛する人生と.
Rin’s arts,cats,and loved life.














2歳違いで
同じ誕生日の
去年の
二人の娘の誕生日












泣くほどの
無条件と無限の










その後も
表現したけれど










誕生会をする
という気にも流れにもならず
そんな事は初めてだったし










娘たちが
寂しがっているのも
わかったけど












今年はそれでいいんだ…
結局やらなかった























そして

娘たちは

特に長女は

この一年

想像以上に変わり











それは

人生に人間に存在にとって

一番大切なものを思い出し

覚醒し、目覚めてきた

ということで










わたしは今年は

去年の分も

思いっきり祝ってあげたい

という気持ちが溢れた









だから

3、4週間前から

少しずつ少しずつ

準備を始め


  









それはまるで

二人が生まれる前に

産衣や布団などを

準備していたときのような

喜びの時間だった













でも途中

中断するような出来事が

幾つも起こったり










去夏から

3、4ヶ月続いた

大掃除の続きを

今度は家族全員で始めたり










家族全員

心身のバランスを崩したり

猫たち3匹が同時に

体調を崩すなど










今まであり得ないような

凄まじい

大浄化も起こっていて










わたしは

その全てに

丁寧に向き合いながら











流れに身を任せ

創造的に

過ごしていた





















そして

そんな嵐を突き抜けてきた

当日は










色々な流れや

タイミングから

二人の誕生日から

10日後だったが











それも

後から思うと

唸るような

完璧なタイミングで












そんな気持ちの通り

梅雨入り前の

最後の快晴が広がっていて

本当に気持ちが良い日だった













そしてやっと

全ての準備が整った夕方

2階のリビングを

飾り付けているとき










母は1階で

料理をしてくれていたので










飾りにいたずらをしたり

ごちそうに寄ってくる

猫たちを見ていてほしい

と父に頼むと













父は今回

物凄く張り切って

娘たちへの

バースデーカードを

書いてくれて










それは

孫たちが1歳の誕生日に

模造紙に絵を描き

飾り付けをしてくれていた

父を思い出し

本当に嬉しく









 


そしてふと見たら

父が

また更に書いてくれた

手紙とお祝いを











まるで

祭壇にお供えするかのように

そして飾りと完璧に調和し

置いてくれていて












わたしは

父の愛とその行動に

胸が

いっぱいになった


























そして

そんなわたしの

娘たちへの

純粋で強い思いや











夜中まで

バースデーカードを書き

お祝いを用意してくれた父など

全てを知っていた母は













わたしが

バースデーケーキの

ロウソクに火をつけ










一階で

待機してもらっていた

娘たちを呼び

父と三人で待っていたとき










その思いや

これまでの

娘たちとの日々や

家族での壮絶な体験や









少し薄暗くなってきた頃の

その厳粛な雰囲気に

胸がいっぱいになり












二人で泣いた













そして

部屋に入ってきた

娘たちは










それはそれは

びっくりし

想像以上に喜んでくれて














二人は

元々の気質も

厳しい環境で生きてきたことも 

運命も

そんな時代だったこともあり










早くから

瞬時に空気を読み

自分の感情を抑え

コントロールするなど

大人びた子たちで









だから

単純でマイペースな

子どものままでいた期間が

物凄く短かかったので










二人のその

単純で純粋な

子どものような笑顔や瞳は

キラキラキラキラと輝き

本当に天使みたいで




    





ああ、わたしは

20年以上

これが見たかったんだ…

と思った



























そして

ロウソクを吹き消し

乾杯が終わったあと














長女は

泣いていた











わたしは意識的に

長女だから

女の子だから

という関わり方をしていないが










でもやはり

初めての子育てだったし

必死すぎた子育てだったので










三人それぞれが

我慢したり

頑張ったりしてきたが









長女には

無意識に

頑張らせたり

甘えた部分があり










長女は一番

責任を感じたり

自分を素直に

出せなかった部分が

あったので











それは

彼女の生き方の

変化でもあり











わたしは

母としても

人間としても

目覚める者としても

嬉しくてたまらず











長女と抱き合って

泣いた











そして

長女はまたさらに

その日を境に覚醒し












「じいちゃんがくれた

お祝いのお金は使えない…

お守りにする…」

と大切に箱にしまっていた











そして

同じ誕生日の

二人の娘の誕生会だからこそ











物凄く

華やかになり

やりがいも

たまらなくあったが











その分

プロデュースも

製作も

采配も

飾り付けも

司会進行も

ビデオも写真撮影も

全てわたしがしていて










これが今のわたしだ…

とそれを

思いっきり楽しんでいたが












もう当日の

ビデオや写真に関しては 

忙しすぎて

ヒッチャカメッチャカで 笑

ブレブレで 

それがまたよかったのだが










撮ったビデオを

後から見たら

乾杯のとき

わたしが









大成功だった…


想像以上だった…


喜んでもらえて

よかったよかった…


よかった…













満面の笑みで

大満足で

呟いていて









それは

まるで出産のように

わたしが生み出した

奇跡で











だから

長女、次女、息子を

出産したあと

覚醒したように









誕生会が終わったあと

わたしもさらに

覚醒していた