パートナー ⒊ | ブログ.

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事実は小説よりも奇なり.
Truth is stranger than fiction.

息子りんの絵と猫と, 愛する人生と.
Rin’s arts,cats,and loved life.












でもその
内面の喜びと安心の
流れがスムーズな
世界と











不安と歪みの
現実的な世界は
どんどん差が
広がっていった










そして
日々内観を続け
慎重に慎重を
重ね










タイミングを
見計らっていた
わたしは











いよいよ
限界を感じ
夫に









「離婚する」










一言だけ
言った











わたしは
夫と付き合っているときに
一度だけ











別れたい











言ったことが
あり










そのとき
夫は










「別れるなら、死ぬ」
と言い









だから別れを
踏みとどまったわけでは
なかったが




 




今までの夫は
そういう部分が
あるひとだった









だから
わたしの
その決意は










夫が
わたしの言葉で
死を選んだとしても










わたしは
自分の幸せを選ぶ
という覚悟でもあり




 





だからそれは
夫が
相手が
どうであれ










すべての
恐怖を越えて
死を越えて
幸せになる覚悟
でもあった











そしてそれは
パートナーとの問題
でもあるが










結局は
自分自身の問題
でもあり


  









もうわたしは
夫婦でなく
個人で
地道に蒔いてきた種を
すべて刈り取り












何が何でも
幸せにならなければいけない
そう思った












そしてそれは
被害者になったり
加害者になったり
という









コントロールドラマからの
卒業でもあり












妻とはこういうものだ
母とはこういうものだ
結婚とはこういうものだ
という









自分のなかに
根深くあった
それらのイメージ
呪縛からの
解放でもあった







  



でも
だからといって
わたしは
母であることには
変わりはないし









夫との関係が変わろうが
彼の幸せを
願い続けることには
変わりはなかったし








好きなひとは
いないし








わたしは
本当に心から
愛し合えるひとでないと
好きにならないことは
わかっていた










そして
何より
個人的なエゴで
生きるより









運命の流れに乗って
生きることを
何より大切にしていたので












解放されたからといって
やりたい放題に
生きたいわけではなかった











でもわたしは
何より自由が
大好きな人間だった









だからこそ
息子の障害や
夫とのすれ違いや拘束や
両親との同居や
周りの理解の無さ








という
一般的に
不自由と言われる経験を
していたのも
わかっていて










だから
それらさえも
楽しんできたが









もうそれさえも
少しずつ卒業し
純粋に人生を楽しむときだ
と思ったので










バンジージャンプを
飛ぶような覚悟で
夫と子どもたちに
離婚を告げた











それは
2016年の
大晦日だった










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