わたしは
三人の
泣くほど嬉しくて
自分の中に
見つけたときは
泣き崩れて
手越くんを
泣くほど
好きになって
猫たちに
出会ったときも
泣くほど幸せで
ずっと
世界に通用する
才能が在る
と思っていた
息子が
泣くほど
嬉しくて
いつも泣くほど嬉しくて
息子が通っていた
松山先生と
芸術や
無限や
人生や
息子のことや
ありのままに生きる
今を生きる
ということを
話していたときも
いつも
泣くほど
癒されて
離婚を
決めたときも
泣くほど
嬉しくて
ゲストハウス
鈴鹿はんなりの
友人でオーナーの
ゆかりちゃんの料理を
食べるたびに
泣くほど
癒されて
そして
わたしはずっと
神が
泣くほど
好きで
気が狂うほど
好きで
わたしは
気づけば
いつしか
そんな人生を
歩むように
なっていた
だから
ある時
涙が出るほどの喜びが
人生の道しるべだ
とハッとし
そして
それが
純粋さで
ありのままの自分
だとわかり
今は
何もしていなくても
一日中
涙が止まらなくなっている
