松山先生に
「よく今まで
(有限の世界に)
埋もれませんでしたね…」
と言われ
わたしは
「埋もれなきゃ…
と思ったこともあるし
埋もれたこともありますが
いつも
何かの力で
埋もれられず
それは運命でした…」
と言った
だから
いつも
何にでも
片足だけ
突っ込んでいる
気分だった
だから
小さい頃も
結婚してからも
と不思議で
この家族にも
この人生にも
馴染みきれずにいて
だから
娘たちは
「お母さんが
いついなくなるか不安になる」
といつも言い
わたしは
いつも娘たちを
多分元夫も
不安にさせてきて
それは必要だったのだと思う
それは
わたしも
あのひとを
探していたからで…
だから
松山先生に
「神様のボートに
乗ってしまったんです」
と言い
「でも
無限にたどり着き
やっと安心して
埋もれられます…」
と言った