一日一回のランキング投票にご協力ください。
↓クリックで投票完了↓
こちらの記事の続きになります!💡
最近発売したレチノール系美容液について解説してきました。
今日は前回途中になってしまったキールズのりニューイングレチノールセラムの解説と、
全体的な講評をまとめていきます!
◎人気沸騰中!キールズの【DS RTN リニューイング セラム】について
キールズ(KIEHLS)はアメリカの調剤薬局が大本になっているスキンケアブランドで、
こちらの【DS RTN リニューイング セラム】が
昨年秋に発売した後、特に今年に入ってからSNS上で人気を集めています。
今回のレチノール美容液の解説企画においても、一番リクエストが多かったアイテムですね!
公式価格で、50mL入が11,000円(税込)。
30mL入でも7,920円(税込)と
前回紹介しているサナのリンクルターン・イニスフリーのレチシカセラムと比べてもかなりの高額コスメです。
公式サイトでその内容を確認してみるところ、
レチノールだけでなく様々な美容成分をふんだんに配合しているところも訴求しており、
かずのすけも個人的に非常に興味があった商品です。
ただ、公式サイトでは全成分表が確認できなかったため、
今後できれば成分をホームページでも確認できるようにしてほしいなぁと思うところです😅
(最近は国産メーカーはHPでも成分確認ができるところがほとんどですが、外資メーカーは確認できない場合が多いです)
◎RTNリニューイングセラムの全体的な成分構成をチェック!
というわけでまずは全成分をチェックしていきます!
アメリカ製の製品ですので基本の成分表は英語なのですが、
日本向けの日本語成分表示も外箱にシールで貼ってあります!
アメリカ製の化粧品は、日本人向けで考えるとかなり刺激的なものが多い印象で、
香りも凄く強かったり、「今どきそんなの入れる?」というような成分がちょこちょこ入っていることが多いのですが…、、
こちらのキールズのRTNリニューイングセラムの成分は、
「本当にアメリカで作ったのだろうか?」と思うような日本人好みの成分構成になっているように見受けられます💡
ベース成分にはグリセリン・BGなどの低刺激な保湿基剤を採用しています。
ペンチレングリコールが場合によっては刺激に感じる人もいるかもしれませんが、
使用してみた感じかなり敏感肌の僕でも明らかな刺激感はありませんでした。
また、次に「ナイアシンアミド」がかなり高濃度で配合されています。
この美容液はやや緩めのクリーム状の美容液なので、油分もそれなりの配合量が予想されますが、
油分よりもナイアシンアミドの方が上位記載されていることから、相当量の配合量が予想されます。
その後ろに、セタノール・イソヘキサデカン・イソノナン酸イソノニル・セパシン酸ジイソプロピル…
クリーム処方を作る油性成分が軒を並べます。
いずれも比較的低刺激な成分をチョイスしていると思います。
(セタノールは高濃度だと稀に合わない方もいますが、基本的には問題ない成分です)
◎ナイアシンアミド・セラミド・ペプチド・アデノシンなど…レチノール以外の美容成分も豊富!
また、ナイアシンアミドに加えて
ハリケア成分の「アデノシン」、
ヒト型セラミドの「セラミドNP」や、
セラミド前駆体の「ヒドロキシパルミトイルスフィンガニン」、
「アセチルジペプチド-1セチル」というペプチド成分など、
「トコフェロール」や「βカロテン」などの酸化防止成分、
エイジングケア成分としての美容成分も豊富に配合されているのがわかりますね。
ちなみにこれらの成分は前回解説しているイニスフリーのレチシカセラムも類似の成分を配合していたことにも注目したいですね👀💡
◎レチノールの配合量は非公表だが、レチノールの活性を守る工夫が凝らされている
ちなみに今回のキールズのレチノール美容液については、
レチノール配合濃度は非公表となっているようですね!
その点では500IU/g(だいたい0.015%くらい?)を公表しているイニスフリーの方が親切かもしれませんね!
ただ、レチノール自体はそこまで高額の成分ではなく、0.1~0.01%程度の範囲で濃度を増やす事自体はコストインパクトがものすごく生じるわけではありません。
むしろ濃度の公表が必ずしも消費者のためになるとは限らないこともあります。
例えば、レチノールが「0.1%でも十分すぎる効能を持っている」と知らない人が見ると、「0.1%」と公表しても低濃度だと判断される可能性があります。
(原液商法と区別がつかず、「レチノール原液5%配合!」などの製品の方が高濃度だと判断してしまう人も多いですから…。)
レチノールのような生理活性の強い成分は、各メーカーが「安全に使えてかつ適度な美容効果を得られる最適濃度」を研究の末に決定しているものであり、その濃度はある意味最も重要な情報とも言えます。
大手メーカーであればこそ濃度の公表を避ける傾向があります。
それよりも凄くお金がかかってくるのが実は「容器」なんです。
レチノールは活性を維持するのが凄く難しい成分ということがよく知られていて、
遮光性や密封性などがイマイチな容器ですと効果があまり持続しないとされています。
国産化粧品でレチノールの医薬部外品認可をとっている「資生堂」でも、レチノールを売りにした製品は遮光性・エアレス性などをかなり強めた容器を常に採用しています。
この点で本品は、ご覧のような青紫色をした不思議な色のガラス瓶になっているのですが、
これは紫外線の影響を遮断する遮光容器です。
(内容物が青紫色というわけではありません。笑)
さらに、ディスペンサーも簡単には外せない仕様になっており、
公式サイトには「エアレス容器を採用」と公示してあります。
また、製品の注意書きには「使用する際は、日焼け止めを塗り、日差しを避けてください。」とありますので、
これはレチノールの失活や、紫外線の影響による肌への負荷を考慮するべき製品によく注意書きされるもので、
紫外線を浴びた際のレチノールの影響を心配する程度にはレチノールが配合されていることを十分に示唆していると感じました。
(ちなみにリンクルターンには記載がありませんが、イニスフリーのレチシカセラムにも公式サイトには同様の注意書きがありました)
◎【キールズ RTN リニューイング セラム】の使用感
使用感を見ていきます!
緩めのクリーム状の美容液です!
黄色っぽい色をしています。
レチノール高濃度の製品は黄色っぽい色をしていることが多いのですが、
レチノール自体の色もたしかに黄色っぽいです。
ただこちら黄色色素のβカロチンも入っているため、この色だけでレチノール濃度を推察することはできない感じですね。
ただβカロチンはビタミンAの前駆体なので、これももしかしたらレチノールの補助的に働く可能性もあるかも。(ただ皮膚から吸収してビタミンAになるかというと、エビデンスは乏しい様子😅)
なめらかに伸びて角層になじんでくれます。
黄色はそんなに気にならないですね!
キールズってなんとなくアメリカ化粧品ですから香りが強いイメージがあったのですが、
こちらの製品は無香料になっているためきつい香りもありません。
化粧品の香りが苦手な人でも使いやすいと思います😉💡
ただビタミンA系に全体的に共通するのですが、少しだけ独特のにおいがあります。
無香料なのでこれは仕方ないかなと思います😅
あと僕の場合は刺激感もほとんど感じませんでした!
緩やかなクリームなので保湿力も高い印象です💡
◎効果の保証はない「一般化粧品」だが、期待度は高め
ちなみにこちらの美容液は、リンクルターン(医薬部外品)・レチシカ美容液(韓国では機能性化粧品)とは異なり、
医薬部外品などの認可は得ていない一般的な『化粧品』です。
(「乾燥小じわを目立たなくする」効能評価試験はしてあります)
なので、例えばナイアシンアミドの配合量の保証や、
レチノールについてもシワ改善効果などは公には認められていません。
とはいえ、医薬部外品はある意味配合できる成分や処方構成に一定の制限がかかるもののため、
攻めた処方などではあえて医薬部外品を避けるという傾向もあります。
まぁ今回のケースでは、そもそもレチノールで医薬部外品を取れるのは現状資生堂だけですし、
あんまり関係ないナイアシンアミドでシワ改善とかシミ対策取って「レチノール美容液!」と銘打つのも変ですから、仕方ないかなと思いますね😅
実際ゼオスキンやエンビロンなどの著名なレチノール美容液のほとんどが通常の化粧品分類ですので、
かずのすけ的にはこの点で期待度が低下するということは全くありませんでした!
むしろ容器などの細部工夫を見るに、価格なりの期待はして良いのではないかと感じます💡
◎傾向は似ているものの、それぞれの特徴もしっかりある!最近注目のレチノール美容液まとめ
というわけで、前回記事↓から引き続き最近話題になっていたレチノール系の美容液を解説してみました💡
ざっくりまとめるとこんな感じです。
【リンクルターン】
・ナイアシンアミド有効成分の医薬部外品で、シワ改善・シミ対策の効能を取得している。
・ピュアレチノールはあくまで少量添加で、その効果はあまり高くない可能性。(紫外線対策などの注意書きもなし)
・価格が1500円程度と非常にお求めやすく、コスパ重視でナイアシンアミド+少量のレチノールを試してみたい人向け。国産品。
【イニスフリー レチシカセラム】
・韓国におけるシワ改善・シミ対策の効能を取得している機能性化粧品。(おそらくナイアシンアミド主剤)
・レチノールは500IU/g(約0.015%)配合で、そこそこのレチノール配合量。(安全に使える上限は0.1%程度とされている)
・セラミドやペプチドなどの美容成分もバランスよく複合配合されている。
・価格は3500円程度とお手頃価格。全体的にバランス重視な方向け。
・医薬部外品等ではない一般化粧品。
・レチノール濃度は非公開だが、紫外線への注意記載や遮光瓶及びエアレス容器を採用している点から微量添加ではない期待値は高い。
・ナイアシンアミドが高濃度配合で、セラミド、ペプチドなどの美容成分も豊富に配合。
・価格は7600円~11000円とやや高額のため、色んな意味で攻めたい方向け。米国製。
というような棲み分けになっていますね👀💡
ただ全部見てきて思ったのは、全て「ナイアシンアミド」がかなり重要な役回りをしている化粧品でした。
レチノールをプッシュしているけれど、実際の美容効果としてはナイアシンアミドの方が重要なのではないか?という気もします😅
ちなみに、最近だと「ナイアシンアミドが合わないかも」というお声もちょくちょく聞こえてきます。
特に吹き出物とかが出やすくなるような肌質の方もおられるようなので、
(僕も医薬部外品の濃度だと結構合わないものがあります💦)
これまでナイアシンアミドが合わないと感じた方は、いずれの製品も結構高濃度配合になっていたため、ご注意頂いた方が良いでしょう。
というわけで本日は以上です!😉
NMF×セラミド×グリセリンフリー!【セラキュア センシティブジェリー】発売!【詳しくはこちら】
敏感肌のエイジングケアに!【セラシエル レッドモイストクリーム】発売!【詳しくはこちら】
オンラインストアURL:https://cores-ec.site/ceralabo/
かずのすけオススメコスメをまとめました!【感動美肌ベストコスメ】新発売!【詳しくはこちら!】
超ベテランコスメ開発者と手掛ける魂の合作【美肌成分事典】10月19日発売!【詳しくはこちら!】
【オトナ女子のための美肌図鑑】ベストセラー10万部突破!【詳しくはこちら!】
▶メイクも化学で徹底解明 【オトナ女子のための美容化学 しない美容】 大好評発売中!!
▶かずのすけがマンガに!【かずのすけ式美肌化学のルール】の紹介
▶究極の美肌法を徹底収録!【どんな敏感肌でも美肌になれる!オフスキンケア】の紹介
<公式ホームページ> ブログを見やすくまとめています!→詳しくはこちら!
【かずのすけのおすすめ化粧品まとめページ】
かずのすけが実際に使用している商品や四つ星&五つ星の商品をまとめています!
詳しい利用法について→こちら
オススメの解析
かずのすけ
Facebookページも宣伝
かずのすけ公式Facebookページのいいね!もお待ちしてます!
解析依頼はここから
※アメンバー限定です。
【かずのすけのブログ検索】
コメントや古すぎてAmeba検索でHITしないものも検索できます!
(バナー用画像↓ 加工OK!)