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今日はこちらの商品についてレビューを書いていきたいと思います！！
『ぽつんとニキビを防ぐ』というキャッチフレーズで
今春に資生堂さんから発売された新商品です！
こちらの商品、本当に独特な外観をしていますね。
『みずクリーム』という名前も、化粧品をよく知っている人であれば「お？」っと思うネーミングです。
結構すごい技術が使われているにも関わらずお値段も2000円未満とプチプラの範囲で、
とても気合の入った商品だと思います！
では実際に商品と成分などを見ていきましょう！
◎「みずクリーム」とは？クリームでもなくジェルでもない不思議な使用感
まず第一に、成分を見る前にお伝えしたいのはこの独特な外観と質感ですね。
まるで「すりガラス」のようと形容されることが多いのですが、
クリーム、というには透き通り過ぎているし、
ジェルというにはまた違うようにも見えますね…！！
若干の濁りと独特のテクスチャーのせいで本当にすりガラスのように見えます。
商品自体がまるでガラス細工のような美しさです💡
あと「こしあん」って言っている人も多いですが、
たしかにこしあんっぽいですね😂
お肌に乗せるとこれもまた不思議な感触です！
クリーム感はあまり感じないのが正直な感想ですね！
すぐに浸透してすっと馴染んでしまって、
クリームのような表面に薄膜を張るような使用感ではありません。
また、クリームだとしっとり保湿されるものが多いですが、
みずクリームはしっとりよりもかなりサラッとしています。
クリームの使用感や保湿力をイメージして使うと、ちょっと驚くかもしれません！
◎『バランシングみずクリーム』は「抗炎症効果」でニキビを予防！
というわけでこの独特の触感などは一体どのようにできているのか？見ていきましょう！
ハッキリ言って
どうやってこの不思議な触感のテクスチャーを作っているのか
僕には全く分からないんですけど…😅笑
実際の成分がこんな感じです！
トラネキサム酸*,グリチルリチン酸ジカリウム*
精製水,1,3-ブチレングリコール,エタノール,濃グリセリン,ジプロピレングリコール,ポリアクリル酸塩,ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンデシルテトラデシルエーテル,ポリオキシエチレン(17)ポリオキシプロピレン(4)ジメチルエーテル,クエン酸ナトリウム,グリシルグリシン,キサンタンガム,N-ラウロイル-L-グルタミン酸ジ(フィトステリル・2-オクチルドデシル),クエン酸,エデト酸二ナトリウム,ピロ亜硫酸ナトリウム,塩酸リジン,オウゴンエキス,DL-ピロリドンカルボン酸ナトリウム液,ローズマリーエキス,トウニンエキス,ユキノシタエキス,チャエキス(1),水溶性コラーゲン(F),フェノキシエタノール,香料,青色1号 *は「有効成分」無表示は「その他の成分」
ご覧の通り、こちらは「医薬部外品」になっていて
有効成分としては「トラネキサム酸」と「グリチルリチン酸ジカリウム」のダブル配合となっています！
この有効成分の組み合わせは資生堂が一番得意としているもので、
先日ご紹介したこちらの動画でも紹介している組み合わせですね！
具体的にはIPSAや白潤プレミアムと同一の有効成分で、
いずれも「抗炎症効果」のトラネキサム酸とグリチルリチン酸ジカリウムをWで配合している形です💡
「ぽつんとニキビを防ぐ」というのは、このグリチルリチン酸ジカリウムの抗炎症作用で訴求できるものです。
ちなみに「ぽつんと」という言葉には特に定義がないので、この表現自体は特殊な試験をしないとできないとかそういった事情はないと思います。
基本的には他の薬用化粧品の「ニキビを防ぐ」と同じ効果です。
さらにトラネキサム酸には美白効果も認められています。
白潤プレミアムでは美白成分として配合されていますね！
ただこれはIPSAもですが、バランシングみずクリームは美白効果の承認は取っていないようです。
ただ入っている成分は同じですので、類似の効果を期待することは可能です。
とはいえ根本的には抗炎症系の製品ということになりそうですね💡
◎「エタノール」が多めに配合されているため、敏感肌は気をつけて
その他の成分について、これはおそらくだいたい配合順に並んでいる感じですね。
精製水,1,3-ブチレングリコール,エタノール,濃グリセリン,ジプロピレングリコール,ポリアクリル酸塩,ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンデシルテトラデシルエーテル,ポリオキシエチレン(17)ポリオキシプロピレン(4)ジメチルエーテル,クエン酸ナトリウム,グリシルグリシン,キサンタンガム…
医薬部外品表示だとちょっと見にくいのですが、
ベースが水、BG、エタノール、グリセリン、DPG、ポリアクリル酸、長い名前の成分（アクアインプール）…という流れですね💡
BGは低刺激な成分なので良いのですが、
先程も使用したときに少し感じてたこととして
浸透がすごく早い印象があったのですが、これは主成分のエタノールの力ですね。
エタノール自体浸透を早めてくれる作用もあるのですが、
一番は揮発性（蒸発してなくなる性質）が高いので、瞬時に浸透して馴染むような化粧品にはたいてい高濃度配合されています。
その分敏感肌だとややピリッと感じやすいのは弱点の１つかもしれません。
僕も少し刺激感を感じました。
あと、保湿力があまり高くなく、サラッとしているのもエタノールが多いということでなるほどと感じました。
一応「クリーム」とは言っていますが、ベース成分に油分は入っていないため
油分の保湿がしたい方は適当ではないと思います。
逆にニキビ肌質や脂性肌などで油分があまり含まれていない製品が使いたい場合は適した成分となっていると思います💡
◎「すりガラス」のような見た目と「こしあん」のようなテクスチャーの正体は？
そして、一番気になっていたこの独特の外観と感触の正体についてですね！
こちらに関しては、
『ポリアクリル酸塩』
と書いてある成分がキーになっていると思います。
これは高吸水性ポリマーと呼ばれる成分のひとつで、
水を吸収する樹脂成分。
このポリアクリル酸塩が使われている最もポピュラーな製品といえば、
そう、【オムツ】です！
オムツに含まれている高吸水性ポリマーをジェル成分として配合しているのがみずクリームの独特の外観とテクスチャーのミソのようですね！
あまり化粧品に使われているイメージはありませんが、別に刺激とかがあるわけでもないので
あるようでなかった製品という感じですね！
また、これらの成分を見る感じみずクリームは実質的には「ジェル」ということになりそうです💡
ちなみに、高吸水性ポリマーの特徴を考えると
あまり乾燥肌には適していないのではないか
と思われます。
まぁエタノール主成分の時点でそれはそうなのですが、
赤ちゃんのオムツ同様に高吸水性ポリマーは水分を吸収してサラッとさせるように、
肌側の水分もある程度吸い取ってしまう可能性があると思います。
実際に使用してみても本当にサラッサラなので、
しっとり感や保湿力はあまり大きな効果を求められないかもしれません😅
広告でも「つや玉」みたいなことが書いてありましたが、
個人的にはすごくマットな感じの肌になりましてつや玉は全く見られませんでした…苦笑
あと他の成分はそんなに特筆するべきものはないのですが、
最後にちょっと気になったのはやはり最後尾の青色１号ですよね。
個人的にはスキンケアにタール色素ってあまり入れてほしくはない成分です。
◎みずクリームは高吸水性ポリマーを配合した抗炎症系ジェル化粧品！
というわけで、バランシングみずクリームの特徴や成分について見てみました！
見た目は本当にきれいで使用感やテクスチャーなども一工夫あって面白いアイテムでした！
ただ使用感については脂性肌やニキビ肌質向けの構成という印象だったので
敏感肌や乾燥肌の方は合わない場合もありそうですね。
では本日は以上です！
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