一日一回のランキング投票にご協力ください。
↓クリックで投票完了↓
今日はとてもよく質問される内容で、
先日Twitterでも「ワセリン塗るとニキビ痕治る(?)」みたいなツイートがバズっていたので、、
より詳しく【ニキビ痕の対策】についてまとめてみました!
まずは『ニキビ痕』とは一体なんなのか?どういう種類があるのか?
というのからお話ししていきます。
(ちなみにワセリンでニキビ痕が治ることはまず基本的にないと思います…💦)
かずのすけ@kazunosuke13
皆知ってると思いますが…、、 『ワセリン』はただの保護油ですので、もちろんニキビもニキビ痕も治りません…🙂 マジで保護してくれるだけ…。 (多めに塗ると毛穴詰まりやすいので、ニキビにはむしろあまりお勧めではないと考えています…。)
2021年02月18日 15:33
◎『ニキビ痕』とは何なのか? 「炎症後色素沈着」と「クレーター」
まず、よく
「『ニキビ痕(跡)』を治す方法を教えてください!」
と質問を頂くのですが、
この質問だけだと僕的には
「一体どちらのニキビ痕のことを言っているのか、分からないぞ…」
と毎回思います。
というのは、「ニキビ痕」というのは一般に2つの種類に分けられまして、
その種類によっては対策が全く異なります。
ちなみに僕は努めて「ニキビ痕」と書いていますが、
傷痕の一種なので、『跡』ではなく『痕』と書くのが正式ですね。
覚えておきましょう💡
さて、ニキビ痕の種類についてですが、正式なニキビ痕は主に2種類です。
『炎症後色素沈着』と『クレーター』の2つですね。
↓こんな感じで、
ニキビの出来ていた場所に茶色っぽく色素沈着(シミ)が残るのが
『炎症後色素沈着』
最もオーソドックスで一般的な『ニキビ痕』です。
そしてもう一つが
ニキビの傷が深く、治癒後の皮膚に凹状の傷痕が生じてしまっている
『クレーター』
ですね。
ニキビ痕としてはとにかく回避したい、非常に厄介なやつです…。
◎炎症状態の「ニキビ」から「炎症後色素沈着」が発生するまで
まず、
「ニキビ」が発生すると、以下のように赤く炎症を起こした状態になるのが基本です。
これは毛穴の詰まりによって、毛穴内部にニキビの原因菌が閉じ込められ、
過剰繁殖して毛包内部で炎症を起こすとこの状態になりますね。
軽微なものは放置でも治りますが、多発する場合は重症化する前に皮膚科での治療が優先されます。
下手に潰したり重症化すると後に解説する「クレーター」に発展してしまう場合があり、
こうなる前に対処するのが肝心です。
炎症自体は一週間程度で治まるのが一般的です。
このように肌が「炎症」を起こすと、
その炎症に対して皮膚の基底層にある「メラノサイト」という色素細胞が『メラニン』という色素を作ります。
これは、日焼けの炎症後に肌が黒くなるメカニズムと全く同じで、
炎症が発生するとその部位にはほぼ必ずメラニンの色素沈着を生じるのです。
なので、ニキビが治癒して炎症が治まると、
そこに作られたメラニンによる『炎症後色素沈着』が残るわけです。
ニキビができれば誰にでもほぼ必ず発生するため、
「ニキビ痕」として最もオーソドックスなものです。
◎『炎症後色素沈着』の対策 ▶「自然消失」を待つのが基本。
では肝心の『炎症後色素沈着』への対策ですが、
これは実はそんなに難しいものではありません。
炎症後色素沈着は基底層上皮に存在しているメラニンの色素沈着ですので、
肌のターンオーバーによって徐々に排出されていきます。
10代等、若ければ一ヶ月程度で、
大人でも数ヶ月~半年以内にはほとんどの場合、
自然に消失します。
なので、放っておけば勝手に消えるものですので、
難しいケアをする必要は別にありません。
そもそも炎症後色素沈着は「ちょっと濃い日焼け」と同じものですので、
放っておけば勝手に消えるのです。
人によっては「シミが残っては嫌だ」という思いから、無理なケアしてしまってかえって悪化させてしまうケースもあるようですが、
炎症後色素沈着は「何もしない」という選択が最も無難に治癒させる対処法です。
低刺激なコンシーラーなどでひたすら隠して生活すれば、いずれ勝手に消えてくれます。
◎炎症時から「美白化粧品」を用いることで、色素沈着の発生を緩和して消失を早めることも可!
しかし「何もしなくても消える」とはいえ、
数ヶ月かかるのは忍びないので少しは消失を早めたい…!という人ももちろんいるでしょう。
その場合には『美白化粧品』が実は効果的です!
前々から何度も申し上げているように、すでに出来てしまったシミを美白化粧品で消すというのは中々難しいのですが、
多くの美白化粧品は「メラニンの発生を抑制する」という予防的な成分が配合されているため、
↓この赤く炎症が残っている状態の時から、
メラニン発生を防ぐタイプの美白化粧品を用いてスキンケアを行っておくことで
炎症によるメラニンの発生量を少なく抑えて、
色素沈着を濃くしないようにケアするのです。
そうすると、沈着するメラニン量が何もしないよりは少なく済むため、
↓この炎症後色素沈着がより軽微なものになるというわけですね。
結果的に、何もしないよりは、そういった予防的な効果を持つ美白化粧品をスキンケアに取り入れた方が色素沈着の消失は早まるといえます。
「美白化粧品でシミを消すのは難しい」、といつも言いますが、
この『炎症後色素沈着』に限っては美白化粧品は非常に有効ということになります。
(逆を言えば美白化粧品で消失が早まるシミは、大半が炎症後色素沈着です)
もちろん明日明後日に一気に消えるわけではなく、消失期間が多少早まる程度ですが、
それでも何もしないよりは効果的でしょう。
◎ニキビ痕の予防ケアにお勧めの美白化粧品
これは有効成分をしっかりチェックして欲しいのですが、
先程も言ったように「メラニンの発生を抑制する」タイプの美白成分がかなり効果的です。
あと、「メラニンの排出を促す」というタイプの成分は色素沈着の状態でもかなり効果的です。
大体どの美白化粧品も効果は見込めますが、
ただ、ニキビの炎症が起こっているときから使用する場合はあまり刺激的なものはかえって悪化してしまうケースもあるのと、
油分が豊富なものは極力避けて欲しいと思います。
例えば、強力なものですと
「活性型ビタミンC」配合の『メラノCC美容液』はものすごく効果は強いですが、刺激は強めです。
肌が強い方向けですね。
敏感肌向けでお勧めどころは、
「トラネキサム酸」が中々効果的で、抗炎症効果もあり、メラニンのシグナルを抑制する効果もあります。
『白潤プレミアム』の化粧水は入手しやすいでしょう。
メラニンの伝達を防ぐ「ナイアシンアミド」も敏感肌向けの成分で、
プチプラですと『モイスチュアマイルドホワイトパーフェクトエッセンス』がお馴染みですね!
敏感肌向けだと「プラセンタエキス」もありますね。
抗炎症剤とビタミンC誘導体も配合している『フォーレリア』がお求めやすいです。
その他、有効成分を参考にご自身でお選び頂いても良いと思います💡
◎「炎症後色素沈着」でお勧めできないケア
ちなみに、炎症後色素沈着のケアであまりやるべきではないのは、
『レーザー治療』です。
このシミの治療の動画でも、先生が
「ニキビ痕(炎症後色素沈着)にはレーザーはお勧めしない」
とおっしゃっています。
レーザーは刺激になるので、炎症後色素沈着がかえって悪化してしまうのですよね。
そもそもレーザー打つとその部分に炎症後色素沈着が発生するので、
二重の炎症後色素沈着が起こって濃くなってしまったりするんですよね😅
美容クリニックでの治療であれば、
ハイドロキノン療法や、状態に応じてピーリングなどが推奨されています。
自然消失や美白化粧品でのケアよりもどうしても早めたい場合はクリニックで相談してみましょう。
(とはいえ、初期の炎症後色素沈着のクリニックのケアは、効果に対するリスクが無駄に大きいので、僕は基本的には勧めていません;)
ちなみに、一年以上経っても消えない色素沈着はもうそれは「シミ」ですので、
(多分真皮に落っこちてしまったもの)
レーザー治療が効果的です。
◎ニキビを無理に潰したり、炎症が重度化した場合、難治性の「クレーター」に…!
そして最後に、ニキビ痕で最も避けるべきが『クレーター』と呼ばれるものです。
ニキビの炎症が重度化したり、無理に潰して傷が「真皮」に到達した場合に、
真皮から皮膚がえぐれたようになってしまい、
ニキビそのものが治癒しても平坦に戻らず凹状の傷痕が残ってしまったものを
『クレーター』
と一般的に呼びます。
このクレーターは、基本的に自然消失することはなく、
さらに真皮から皮膚の形がくぼんでしまっているため、
スキンケアや外用剤でのケアもほぼ効果がないとされています。
だから、スキンケアなどで僕が皆さんにお勧めできる方法は何もありません…。(本当に不甲斐ない…)
クレーター化してしまった場合にできる対策は、
現状では美容クリニックにおける
『フラクショナルレーザー』
や
『ダーマペン』
などが唯一効果があるとされています。
(美容施術なら他にも幾つか治療法があるかもしれません)
レーザーによって皮膚の真皮まで微細な細い穴を開けて、自然治癒によって少しずつくぼみを埋めていく…という治療です。
めちゃくちゃ痛いですし、基本的に一回では十分な効果がなく複数回受ける必要があり、
クレーターの深さによっては何度やっても完治は難しいという場合もあります。
ただ、僕の知人で度重なるフラクショナルレーザーやダーマペンでクレーター治療を頑張っている方が居ますが、
一年程度続けた結果、明らかにクレーターが浅くなって目立たなくなっている人は何人も見ているので、
一定の効果があるのは確実だと思います。
(ただ結構お金もかかるし、痛いので続けるのが中々難しいです…)
という感じのとても難治性のニキビ痕ですので、
クレーター化する前になんとか対策するのがとても重要だと思います。
あと、個人的に感じるのは
人によってクレーター化しやすい肌質の人がいるかもしれない…なんて気もしていますね。。
僕も結構ニキビできやすくて大きいものも何度も出来てますが、
何故かクレーター状に残ったことは一回もないんですよね。
人によってクレーター化するしないのハードルの高低があるのではないか…?と感じています。。
この肌質差のメカニズムさえ分かれば、クレーター発生そのものを防ぐ手段も追々明らかになるのではないか…?という気もしています。
ただ現代の医学ではここについてはまだまだブラックボックスです。。
◎【ニキビ痕】の対処法まとめ
という感じで、ニキビ痕の対処法をまとめた図がこちら↓になります。
とにかく早めにニキビそのものを治めて、
クレーター化させない(炎症後色素沈着で済ませる)のが
ニキビ痕の対処法としては最も肝心かなと思います。
色素沈着なら大したケアしなくても消えますので、この点についてはご安心ください。
しかし一度クレーター化すると、一気に対策が難しくなってしまうので…
くれぐれもご注意くださいませ。。
クレーターの治療については今後の皮膚医学の発展でより効果的な治療が見つかることを
心から願っております…!!
というわけで本日は以上です!
吸収剤&酸化亜鉛フリー!最高指数UV下地【セラネージュ ハイエンドカバーUVベース】7/15発売【詳しくはこちら】
敏感肌のエイジングケアに!【セラシエルレッド モイストクリーム】発売!【詳しくはこちら】
オンラインストアURL:https://cores-ec.site/ceralabo/
超ベテランコスメ開発者と手掛ける魂の合作【美肌成分事典】10月19日発売!【詳しくはこちら!】
【秒でわかる!最強の家事-暮らしは、化学でラクになる】発売中! 【詳しくはこちら!】
【オトナ女子のための美肌図鑑】ベストセラー10万部突破!【詳しくはこちら!】
▶メイクも化学で徹底解明 【オトナ女子のための美容化学 しない美容】 大好評発売中!!
▶かずのすけがマンガに!【かずのすけ式美肌化学のルール】の紹介
▶究極の美肌法を徹底収録!【どんな敏感肌でも美肌になれる!オフスキンケア】の紹介
<公式ホームページ> ブログを見やすくまとめています!→詳しくはこちら!
【かずのすけのおすすめ化粧品まとめページ】
かずのすけが実際に使用している商品や四つ星&五つ星の商品をまとめています!
詳しい利用法について→こちら
オススメの解析
かずのすけ
Facebookページも宣伝
かずのすけ公式Facebookページのいいね!もお待ちしてます!
解析依頼はここから
※アメンバー限定です。
【かずのすけのブログ検索】
コメントや古すぎてAmeba検索でHITしないものも検索できます!
(バナー用画像↓ 加工OK!)