崩れないメイクに【ベビーオイル洗顔→優しいクレンジング】で肌負担を大幅に軽減できる可能性 | かずのすけの化粧品評論と美容化学についてのぼやき

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今日はかなり美容オタク向けのお話なんですけど…笑

 

 

 

8月のはじめにこういう記事を書いています!

帰宅直後や毛穴ケア前のメイク落としに【ベビーオイル洗顔・乳液オフ法】が凄く良かったので紹介!
 

 


帰宅直後にクレンジング剤やお湯を使った洗顔をせずにあらかたのメイクを落とす方法

 

として

 

「ベビーオイル洗顔・乳液オフ法」

 

というのを紹介させてもらいました!

 

 

 

通常のベビーオイル洗顔だと肌荒れ気味だったけど、

 

乳液オフ法を組み合わせたことで肌の調子がかなり改善した!というお声もたくさん頂いています。

 

 

 

それで、今回のお話はこの手法を

 

【崩れないメイク時のプレクレンジング】

 

として活用すると、

 

崩れないメイクをクレンジングする際の肌負担をかなり軽減できるのではないか?

というお話になります。

 

 

 

 

◎「崩れないメイク」は必要不可欠だが、落とす際のダメージはやはり深刻…!!
 

 

先日の動画でも解説しているように、

 

くずれ防止系の下地やファンデーションはとても需要がありますが、

 

くずれない=クレンジングもしにくいを表すため、

 

ものすごく肌負担がかかる要素があります。

 

 

 

特にフッ素樹脂系トリメチルシロキシケイ酸系などは

 

ガッツリ入っているものはそれはそれは落としにくいです…。。

 

 

ミネラルオイル系のガッツリクレンジングを使用したり、かなり時間をかけて擦ってクレンジングする必要があるなど、

 

必要な局面にだけたまに崩れないメイクをするにしても、

 

それだけでもやはり肌荒れに結びついてしまう可能性があります。

 

 

 

僕自身くずれないメイクをすれば、どれだけ丁寧にクレンジングしても

 

必ずと言って良いほど吹き出物が2~3個できてしまっていました…。

 

場合によっては2~3度クレンジングしないといけないなんてパターンもありました。。

 

 

これはお肌にとっては本当に良くないことで、

 

せっかく普段肌の調子を良く維持していても、そういうタイミングでほぼ必ず荒れてしまうのは当然嫌ですよね。。

 

 

また、クレンジングは肌に優しいものしか使わない!と心に誓った場合は、

 

その時点で「それで落ちないメイクはできない」という状況になります。

 

 

 

僕の場合は「油脂クレンジング」をメインに使用しているのですが、

 

 

油脂クレンジングで落とせないならその時点でそのファンデーションは選択肢から外れてしまう…という方も多いです。

 

その気持ちも凄くよく分かります。

 

 

 

しかし、もし仮に何らかの方法で、

 

肌に負担の強い強洗浄力のクレンジングを使わずとも

 

普段使用しているクレンジングで崩れないメイクを低負担に落とすことができるとしたら、

 

これってもの凄く画期的なことではないでしょうか…?

 

 

 

◎「ベビーオイル(ミネラルオイル)」は崩れないメイクの樹脂成分などを溶かすことができる

 

 

で、冒頭につながるわけですが、

 

 

 

 

実はベビーオイル(ジョンソンさんのベビーオイル)の主成分である「ミネラルオイル」は、

 

崩れないメイクに使われている樹脂成分の溶解性が結構高いんですよね。

 

 

 

これ、どんくらい落とせるのか検証してました。

 

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こちらは人工皮膚に、崩れにくい下地ファンデーションをそれぞれ塗布したものです。

 

利用したのは以下の製品。

 

・プリマヴィスタ 皮脂くずれ防止化粧下地

・エスティーローダー ダブルウェア(キャップは別売りのものを付けてます)

・ランコム タンイドルウルトラウェア

 

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塗布の仕方は↓こんな感じです。

 

 

プリマヴィスタはフッ素樹脂系の最強くずれ防止下地で、

 

ダブルウェアとタンイドルはトリメチルシロキシケイ酸盛り盛りのくずれにくいファンデです。

(ダブルウェアの方が若干落としやすい)

 

くずれ防止性能としては、単品塗りの上段の方が落ちやすく

 

プリマ+それぞれのファンデーションを重ねている下段の方が落としにくい組み合わせです。

 

 

 

できるだけ落ちにくくしたかったので、塗布後1日乾燥させてます。

 

 

 

 

これを二枚用意して、油脂クレンジング(AGB)と、ベビーオイルで落ちやすさを比較してみます。

 

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油脂クレンジングとベビーオイルをそれぞれ適量垂らして

 

(左:油脂クレンジング、右:ベビーオイル)

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それぞれ中心部分を20回くるくるしてみました

 

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<油脂クレンジングくるくる後>

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<ベビーオイルくるくる後>

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そして、これをいずれもティッシュオフします。

(条件を揃えるため、油脂クレンジングもティッシュオフしてます)

 

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(結構大変だった…)

 

 

すべてティッシュオフしたのがこちら↓。

 

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ご覧の通り、油脂クレンジングでは、

 

プリマヴィスタを下地に敷いたダブルウェアやタンイドルはほぼ全く落とせなくなります。

 

(プリマの下地だけすらほぼ落とせない、ダブルウェアは比較的落とせるが、タンイドルはやや残っている)

 

 

対してベビーオイルの場合は

 

 

なんとプリマを下地に敷いたダブルウェアやタンイドルまでもそれなりに落とせることが分かります。

(周囲はあまり触ってないので残っている)

 

 

 

一応「クレンジング」である油脂クレンジングよりも、

 

「ベビーオイル」単品の方がくずれないメイクの樹脂成分を落とす機能に長けているわけですね。

 

 

 

これは、ベビーオイルの主成分である「ミネラルオイル」の特徴とも言えそうです。

 

 

 

 

◎界面活性剤を使用しない「ペーパーオフ」なら、過乾燥のリスクが低い!

 

 

 

だから崩れないメイクをしたときは、市販で安く売っているミネラルオイル系のクレンジングを使えば、結構しっかり落ちるわけですね。

 

 

ただ、ご存知の通り、ミネラルオイル系クレンジングってとんでもなく使用後に乾燥してしまうんです…。

 

理由としては、ミネラルオイルがとにかく水に流れにくいので、その分洗い流し用の界面活性剤が多く配合されているため過乾燥につながってしまうと考えられます。

(界面活性剤20%~30%くらい入ってますので、そりゃそうだって話なんですが…)

 

 

 

だからミネラルオイル系クレンジングを使うのは僕はあまり乗り気ではなかったわけです。

 

 

しかし、「ベビーオイル洗顔」であれば、

 

界面活性剤は入っておらず、ペーパーオフで除去するため、

(詳しい方法は▶帰宅直後や毛穴ケア前のメイク落としに【ベビーオイル洗顔・乳液オフ法】が凄く良かったので紹介!

 

ミネラルオイル系クレンジングのような過乾燥のリスクがありませんよね。

 

 

 

 

◎くずれないメイクをした時は【ベビーオイル洗顔→優しいクレンジング】の手順を踏めば、肌負担を大幅に軽減できる可能性がある

 

 

というわけで、

 

例えばこういった超崩れないメイクをしたときには、

 

強力なクレンジングを肌負担覚悟で使用しなくても

 

ベビーオイル洗顔のペーパーオフ後に、普段使っている優しめのクレンジングをすれば

 

かなり低負担にクレンジングできる可能性があります。

 

 

 

その後クレンジングをすることを前提にしているため、

 

ベビーオイル洗顔時は適当にある程度メイクが浮かせられれば良いので、

 

この際はメイクが完全に落ちきる必要はないです。

 

(逆にベビオ洗顔時に完全に落とすことを意識してしまうと、肌負担が出てしまいそう)

 

 

 

まぁ二度手間になるので面倒と思う方もいそうですが、

 

肌負担を低減して崩れないメイクを落とすための方法としてはかなり良い方法なのではと思いました。

 

 

実際に僕も何度か試しましたが、

 

油脂クレンジングだけでは簡単に落とせないメイクでも

 

ベビーオイル洗顔をした後にクレンジングすればより簡単に落とせるようになるため、

 

クレンジング時の摩擦なども凄く減ってとてもいい調子です!

 

 

 

ちなみに油脂クレンジングだけではなく、

 

上記の樹脂成分は水クレンジングやミルククレンジング、ジェルクレンジング、大半のクリームクレンジングでも落とせないので、

 

これらのクレンジングを使用している人も応用可能のはずです。

 

 

 

あと、あくまで樹脂成分を溶かせるのは「ミネラルオイル」の特性なので、

 

これが主成分じゃない他ブランドのベビーオイルや、

 

ホホバオイルやライスブランオイルなどでは代用できない点はご注意ください。

 (「スクワラン」なら代用可能です!)

 

 

 

◎セザンヌのラスティングカバーファンデーションにも?

 

 

ちなみに先日書いたセザンヌさんのラスティングカバーファンデーションも、

 

こちらもダブルウェア等と同じくトリメチルシロキシケイ酸が主体の構成なので、

 

プチプラ&低刺激で崩れにくい!セザンヌ新作【ラスティングカバーファンデーション】成分解説

 

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ベビーオイルをなじませるとするりするりと溶けていき

 

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ティッシュオフすると若干色が残りましたが、

 

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「乳液オフ」をしましたら、

 

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以下のようにほぼキレイにに落とせました。

 

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これなら、ベビーオイル洗顔後にクレンジングをすれば問題なく落とせそうです。

 

 

 

 

 

というわけで、崩れにくいメイクをした際に、

 

ベビーオイル洗顔を応用することで強力なクレンジングを使用せずとも

 

できるだけ肌に負担をかけずに落とせるのではないか?

 

という考察の記事になりました。

 

 

 

ちなみにご注意頂きたい点として、

 

元々mimiさんが推奨しているベビーオイル洗顔は「クレンジング兼洗顔」の代用としてベビーオイルを利用するというものなのですが、

 

こちらで紹介しているのは、

 

ベビーオイル洗顔をアレンジして「プレクレンジング」として応用している

 

という内容ですね。

 

 

油脂クレンジングやミルク・ジェルクレンジングなどでは落ちないメイクを

 

ベビーオイル洗顔である程度最初に落としておくことで、

 

クレンジングをしやすくする、というものです。

 

 

 

 

 

まだ僕しか試してないので「絶対できる!」「肌負担ない!」とは断言できないのですが、

 

 

ご興味ある方は一度試してみて欲しいと思います(;^-^)ゞ

 

おそらくいい感じに落とせるようになると思うのですが…!!

 

 

 

 

とはいえベビーオイル洗顔自体新しい方法すぎて、まだまだ仮説段階です。

 

ぜひお試しになった方がいらっしゃいましたらご感想とか頂けると嬉しいです!

 





 

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