シワ改善化粧品まとめ ~各製品の特徴と用途・肌質別お勧めアイテム~ | かずのすけの化粧品評論と美容化学についてのぼやき

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というわけで現在発売中の主要な『シワ改善化粧品』の成分特徴についてここ数日かけて解説してきました。

 

POLA リンクルショット メディカルセラム


資生堂 エリクシールシュペリエル エンリッチドリンクルクリーム

 

KOSE ワンバイコーセー ザ リンクレス


先日ようやく三つめの解説も済みましたので、今日はこれらについてまとめてみたいと思います!




◎「シワ改善化粧品」ってそもそも何なの?



シワ改善化粧品がはじめて発売された2017年には爆発的なニュースになったので知らない人は今では少ないと思いますが、

 

さほど美容に詳しくない方にとってはあまり馴染みの無い…というか

 

そもそもなんで今「シワ改善」がこんなにもてはやされているのかがよく分からない

という人が結構いるんじゃないかなと僕は思っています。

 

 

 

【シワ改善作用】という効能は、

 

2016年の夏頃にPOLA社が開発した成分が日本で初めて効果承認を得た作用で、

 

この成分が配合されているのが上記で解説した『リンクルショット』です。

 

 

「日本で初めて承認された」ということから業界ではそれはそれは大ニュースになりまして、

 

実際売上げなどもリンクルショットや、それに続いて発売されたエリクシールも揃ってメガヒットを記録しています。

 

 

業界事情を分かっている人にとってはそりゃそうだという話なのですが、

 

そうでもない人がこのニュースを聞くと、こんな疑問を抱くかもしれません

 

 

『シワ改善化粧品なんて今更新しくもなんともないでしょ?今までも沢山あったじゃん!』

 

と。






というのも、

 

一般の人たちにとっては「シワ改善」って聞いてもあんまり新しい気がしないと思うんですよね。

 

 

なんせこれまでもなんかそれっぽい化粧品はいくらでもあったし、

 

コスメカウンターとかでは普通に「これを使えばシワが改善します!」みたいな会話がされていたんじゃないかなと思うのです。

 

 

普通の化粧品の中でも『シワを目立たなくする』というものもありましたし、

 

 

え、なんで今さらシワ改善が凄いの??

 

 

という風に思ったとしてもおかしくないですよね。

 

 

 

 

 

まぁこれには業界的な事情が色々あるんですが…

 

 

実はこれまで(2017年初頭まで)「シワ改善」のように広告されていた化粧品のほとんどは、

 

実際にはそういった効果の認可を受けていなかったまがい物であったか

 

もしくは「乾燥による小じわを目立たなくする」という効果を誤認させたもの

 

のどちらかだったと言えます。

 

 

 

以下の記事は2014~2015年くらいにかずのすけが書いていたブログなのですが、

 

シワ・たるみを解消?有効成分「レチノール」の効果とは  

 

「アンチエイジング」 ~本当に有効な対処法とは~

 

肌を若々しく健康に保つためには 【脱・アンチエイジングコスメのすゝめ】

 

化粧品でのシミ・シワ対策 【その時だけエイジングケア】 について

 

 

読んで頂くと分かるように

 

『化粧品でシワを明らかに改善することはまず不可能』

 

という話を頻繁にしています。

 

 

 

また当時の化粧品や医薬部外品の効能の範囲ではそもそも「シワを改善する」という効果は認められて居らず

 

このことからも2016年までは「シワを改善する」という効果を謳うことは化粧品、医薬部外品いずれにおいても禁止されていたのです。

 

 

 

 

唯一化粧品の効能としては

 

『乾燥による小じわを目立たなくする』

 

という効果については

 

2011年からシワグレード評価試験を行って適切な結果を得たものだけは許可されていましたが、

 

これはあくまで保湿や皮膜、パウダーなどの視覚効果などによってシワを目立たなくさせるというものに過ぎません。

 

 

今あるシワそのものを改善させているわけではないということです。

 

 

 

昨年の9月に発売したFANCLさんの「リンクルクリーム」もこのタイプで、

 

FANCL(ファンケル) リンクルクリーム

 

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「乾燥による小じわを目立たなくする」という効果が記載されているものは、

 

上記3品のような「シワ改善作用」とは全く効果が異なっており

 

あくまでこってり感があってシワを隠すのが上手い化粧品ということになります。

 

 

 

 

 

これまではこういった化粧品の効果を、言い方は良くないですが

 

「あたかもシワ改善かのように思い込ませて販売する」という手法が主流だったわけです(^_^;)

 

 

 

ですので、本来はこれまでは認められていなかったはずの「シワ改善作用」を、

 

昔から当たり前にあるかのように思って居た人が結構いたというわけですね。

 

 

 

 

 

実際には、

 

「シワ改善作用」は2016年の夏に初めて薬用化粧品(医薬部外品)の効果として認可されたもので、

 

大変稀な商品ですので商品数自体もとても少ないです。

 

 

現在発売されている商品は、2017年1月にPOLAが初めて発売して2年ほど経ってますが、

 

上記三つ含めて資生堂3品、POLA1品、KOSE2品の計6商品だけだと思います。

(同社製品の有効成分は同じなのでシワ改善効果はあまり変わらないと思います。)

 

 

P&Gが追従すると言われていたものの、現在ではまだ発売されていません。

 

この後他の化粧品メーカーも追従したいと考えているはず…。

 

(今後の展開予想とかこれまでの化粧品との大きな違いって何があるのかとか突っ込んだ話はまたぼやきにでも書いていきたいと思います(;^_^)v)

 

 

 

少なくとも、「シワ改善作用」は厚労省がその重い腰を上げてようやく認可した新しい効能で、

 

ある程度効果自体の裏付けもありますので効果もそれなりに見込めるはずだと言えます。

 

 

 

では今ある商品だとどのように使っていけば良いのか?という話に移ります。

 

 

 

◎シワ改善化粧品 各製品の特徴と用途・肌質別お勧めアイテム

 

 

以下の表は上記の解説三品を一瞥出来るようにまとめたものです!

 

 

 

 

ざっと一言でまとめると…

 

  • 『予防』と『深いシワ』にはリンクルショット(POLA)
  • 『速めの効果』と『浅いシワ』にはエリクシール(資生堂)
  • 『低刺激性』と『穏やかに予防&改善』にはリンクレス(KOSE)

 

という感じですね。

 

 

各々メリットとデメリットがはっきりしているのでその辺はよく記事に目を通してみて欲しいです。

 

 

 

シワ改善というのはペプチドを真皮に無理矢理叩き込んだり表皮の角化細胞の代謝を促進したり、

 

結構アクロバットな離れ業をやっているので、

 

全くリスクが無いとは言えないタイプの薬用化粧品だと僕は感じています。

 

 

 

刺激やアレルギーなど、何らかのリスクと背中合わせになっているのは美白化粧品と傾向が似ていると思います。

 

 

 

なので基本的には大体の製品が「敏感肌には向かないだろうなぁ」と思って居たのですが

(実際リンクルショットとエリクシールは敏感肌向けとは言えない)

 

ここでKOSEさんのナイアシンアミドが台頭して来たことでちょっと風向きが変わったかなと思います。

 

 

 

◎【POLA リンクルショット】 について

 

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効果の強さとか敏感肌への優しさとか、そういう面を一旦置いておいて

 

この中で科学技術の発展やコスメティクス業界的に単純に1番『凄い』のはリンクルショットだと思います。

 

ニールワンは約15年の歳月をかけて一から開発された新規有効成分であり

 

しかも2013年に白斑騒動があって、

 

それ以降新規有効成分の認可にもの凄く腰を重くしていた厚労省の首を縦に振らせたっていうだけでもそりゃ拍手喝采ものなんですよね。笑

 

その後のシワ改善成分が2品立て続けに認可されたのも、POLAニールワン認可あってのものだと思うので業界への貢献度的には圧倒的No.1でしょう。

 

まぁだからといってめっちゃ効く!めっちゃ安全性高い!というわけではないのですけどね(^_^;)

 

 

ペプチド成分&真皮への効能なのでアレルギーのリスクが若干あるのとか、

 

新規成分なので予期せぬ問題がもしかしたらあるかもしれないとか、

 

シリコーンリッチすぎる処方などなど色々デメリットと言える点も散見されます。

 

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↑テクスチャはこんな感じで見るからにこってり系。笑

 

真皮への効能ですので長期継続が基本となる割には伸びもあまり良くなく、

 

しかも1本20gで約15000円もするというのは中々続けるハードルが高いのですよね…、、

 

 

それでも方頬だけリンクルショットを8年間塗り続けた研究員さんの話は有名で、

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明らかに方頬だけほうれい線が薄くなっている…

 

というよりはニールワンのシワ防止効果でほうれい線が深く刻まれなかったということなのだと思います。

 

 

上記写真は「仕事は、臆病なほうがうまくいく(日経BP社)」から引用しています。

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つまり長期的に使用することでシワを作りにくくする予防的効果はかなり高そうですよね!

 

 

ほうれい線なんかは目尻などと違って凄く深い箇所のシワですので、

 

予防的に使ったり、深いしわを改善するのには1番お勧めなのかなと思います。

 

 

ちなみに成分の皮膚刺激はほとんどないので、アレルギーなどで肌に特異的に合わないということさえ無ければ問題なく使える人が多いと思います。

 

かなりこってりしていてシール効果が高いので、毛穴を塞がないように注意しましょう。

 

 

 

◎【資生堂 エリクシールリンクルクリーム】について

 

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ぶっちゃけた話ですが、

 

エリクシールのリンクルクリームにははじめからあまり期待値が高くありませんでした(^_^;)

 

というのもそもそも「レチノール」は資生堂が昔っから長く使っている成分で、

 

処方の違いはあれどこれまでも一応色んな商品に入っていたわけですね。

 

となると実はこれまでのエリクシールのアイクリームなどにも入ってはいたので、

 

これまでそこまで効果を感じていなかった人にはやっぱり効果は出にくいだろうし、

 

レチノールが肌に合わなかった人は変わらず合わないだろうしで…。

 

(しかも効果も表皮シワの改善が基本なので、本来シワといえば真皮でしょという暗黙ルール的には現状ではちょっと特殊な立ち位置にいる気がしています。)

 

 

ただ、目尻などの浅めの表皮シワを改善するのには最も効果が出るのが速いのは間違いないですし

 

あまりシワが深くさえなければ結構しっかり効果が出るのではないかと思います。

 

 

ただ安定性問題があるので、

 

朝はできるだけ塗らないことや、もし塗った場合は日焼け止めと併用するのは絶対に徹底して欲しいです。

 

 

肌との相性がかなりはっきり分かれる成分であることも忘れずに。

 

 

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このようにちょっと黄色がかったクリームで、伸びはかなり良い方です。

 

 

 

 

あと、去年の9月にレチノールが真皮にも効果があるという話を資生堂さんが公表しています。

 

資生堂のしわ改善技術|資生堂 表情プロジェクト

 

なんでもレチノールが真皮のコラーゲンなどの成分量を増やすという効果があるかもしれないということです。

 

「真皮成分を増やす」とはなんだかぼやっとした表現なので不思議に思って色々調べると、

 

富士フイルムさんも似たような研究を前にしていました。

 

肌のコラーゲン代謝を促進する独自成分「ナノビタミンAx(エーエックス)」を新開発

 

うまいことレチノールを真皮まで運べさえすればそういう効果もあるのかも…という気もしますね。

 

 

ただこれについてはまだ成分単体での発表でして、資生堂さんでも製品化されているわけではなく

 

実際にエリクシールの広告ページではまだ真皮までの効果を謳えていないことから公の認可を得ているわけではないことが分かります。

 

今後真皮浸透型のレチノール化粧品が出てくる可能性ももしかしたらあるのかもしれません。

 



◎【KOSE ワンバイコーセー ザ リンクレス】について

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個人的には結構好きなアイテムなんですよ。笑

 

ただ…業界的には色々曰く付きでもあります…。苦笑

 

 

そもそもやはり前者二品では有効成分の効果メカニズムと試験データを公表しているので、

 

そこを隠してしまうのはちょっと何か後ろめたいものがあるのかな?と邪推せざるを得ないところがあります。

 

少なくとも確実にそうとはまだ言えないにしろシワ改善の認可を受けたということは何かしらのメカニズムの予想が立っているはずですので、

 

それくらいは教えても良いんじゃないかな…と思うのですが…。

 

気になって色々こっちでナイアシンアミドのシワ改善について色々調べてみたのですが、

 

僕がアクセスできる情報だとまだそれっぽいものは見当たらなく

 

今後徐々に分かってくるのかな…とは思います。

 

 

 

まぁシワ改善効果についてはかなり闇の中で神のみぞ知る感じなのですが(苦笑)
(多分弱すぎて比較されたくなかったのではないかと僕は思っていますが…)

とりあえず安全性や安定性に関しては三品の中ピカイチの成分です(^_^;)

 

 

ナイアシンアミドってもう昔からずっと使われていますし、

 

もはや敏感肌改善成分みたいなものですからね…。

 

 

敏感肌で上二つが使えないという方にはこちらがお勧めになります。

 

アスタキサンチンも入っていますし、ナイアシンアミド自体が他の効果を色々持っている成分なので、

 

シワ改善ついでに色んな効果を期待できるのは良いところでしょうね。

 

シワ改善自体はあまり強い効果を期待は出来ないと思います。

 

なんならリンクルショットより効果が出るのには時間がかかるのではないかと思っています(苦笑)

 

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テクスチャはやや硬めのクリームという感じで、

 

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でも伸びは比較的良くて1番しっとり感を感じられるアイクリームになっていると思います。

 

使い勝手はとても良いです。(朝使えないとか紫外線対策とかも別にいりません)



一点気になったのは、一応アスタキサンチンが入っているはずですが、

 

製品の色的にはそんなに濃くはないようですね。

 

 

まぁそれでもお値段は3品中最安値ですので、気楽に続けられるのは良いですね。

 



◎効果の特徴を踏まえて上手に使おう


というわけで、今あるシワ改善化粧品の特徴について色々まとめてみました。



シワ改善も美白作用と同じく色々効果のメカニズムが違っていますので、

うまく用途や肌質に合わせて使い分けをして頂けると良いなと思います。

 

 

あと他にもシワ改善については思うことは沢山あるので、

 

また機会を見つけてぼやいていけたら良いなと思います。




では今日は以上です!




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